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床暖房の費用・温水式・不凍液の交換の費用|新築/リフォーム

更新日:2020年08月28日

近年では、床暖房を取り付ける家庭が増えてきています。しかし、床暖房の費用は、通常の暖房器具と比較すると金額的にかなり高額だと言えます。いざ取り付ける時に費用のことで慌てないようにしっかり把握しておく必要があります。今回は、床暖房の費用について紹介します。

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新築で床暖房を設置する場合とリフォームする場合での費用には違いがあります。上記で紹介した初期費用に現在の床などを取り除き設置できる施工代がプラスされます。現在の床を剥がさずに上貼りする方法もあり、費用も床を取り除くよりは安くなるので、リフォームする前に相談するといいでしょう。

直貼りの場合のリフォームにかかる日数は1~2日で、床全体を取り除き張り替える場合は3~4日かかります。

故障

床暖房は耐久性に優れていて寿命は約30年と言われています。そのため故障も発生しにくいと言われています。しかし、壊れにくいと言っても機械なので何が起こるかわかりません。その故障も電気式に比べると、配管を使用している温水式の床暖房のほうが修理費用は高くなっています。

修理費用の目安は、全体的に交換する時の電気式床暖房で約30~40万円、温水式床暖房で約60万~80万円かかります。修理部分にもよりますが、部分的な取り換えなら約20万~30万円で行うことができます。また、ボイラーのみの交換だと約20万~30万円の費用で修理ができます。

床暖房は床下に設置しているので、比較的故障は起こりにくいですが、一度故障してしまうと高額の修理費がかかってしまうので、定期的な点検をします。

フローリングの床暖房

新築で床暖房を付ける場合も床暖房を付けるリフォームをする場合でも、フローリングの種類は多いので生活にあっている床暖房に適しているフローリングを選ぶようにしましょう。

通常のフローリングは合板フローリングで熱に弱いため、そのまま使用してしまうとひび割れや反り返ってしまいます。熱や乾燥に強い床暖房の専用のフローリングを選びましょう。

温水式の床暖房と電気式床暖房の費用

床暖房を取り付ける広さにもよりますが、1番多いのが12畳~15畳の広さになります。そして、現在1番普及率が高いのが温水式の場合は「温水式ガス床暖房」です。温水式ガス床暖房の12畳と電気式床暖房の12畳で計算した費用を紹介します。

温水式ガス床暖房の費用で初期にかかる費用がメーカーによって違いもありますが、約777,000円です。一方、電気式床暖房の初期にかかる費用は、約570,000円になります、初期費用だけを考えると電気式床暖房のほうが安くなるのですが、その後の電気代の費用をみると大きな違いがあります。

温水式ガス床暖房の1ヶ月にかかる費用は約8,000円で、電気式床暖房の1ヶ月の費用は約13,000円になります。温水式ガス床暖房が電気式床暖房に比べると約半分近く安くなっています。

床暖房の不凍液の交換の費用

床暖房には、不凍液が使われているのですが、不凍液の役割としては熱源機で温められた温水を床に伝える通常の役割の他に配管を腐食から守る役割や凍結防止の役割もあります。そして、不凍液は空気に触れることで酸化してしまい腐食をしてしまうので、配管やボイラーに穴が開き液漏れしてしまう場合もあるので、定期的にメンテナンスを行う必要があります。

不凍液の交換はメーカによっても異なりますが、目安としては4年毎に追加補充をするのが望ましいです。そして、全交換は10年に行うようになっています。不凍液の全交換の費用は、大きさや個数にもよりますが3万~6万くらいが多いです。

床暖房のメンテナンスの費用

床暖房のメンテナンスは一般的には必要なしと言われています。ただ、温水式は上記でも説明したとおり不凍液の補充や取り換え・入れ替えなどが必要になってきます。

特に寒冷地においては、4年毎のメンテナンスが必要です。4年毎に費用もかかってきますが、故障の事を考えると日々のメンテナンスをしっかりする方が費用は抑えられます。

床暖房の費用は高額ですが、体には優しい

床暖房の費用は、エアコンやストーブなどに比べるとかなり高額です。しかし、初期費用は高額ですが、その後のランニングコストや健康面・生活面のことを考えると新築時に設置したい暖房器具だといえるでしょう。

床下にあるため故障もしにくく、通常だと約30年は故障せずに使えます。ただ、一度故障すると多額な費用が発生してしまうので、定期的なメンテナンスをします。

初回公開日:2017年12月24日

記載されている内容は2017年12月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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