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非常用電源装置・非常用電源の設備の仕組み

更新日:2020年08月28日

ガチャンとブレーカーが落ちたときや、急な停電の時に役に立つ非常電源装置。いざ備えようと思っていても、ついつい後回しになりがちになる非常電源装置ですが、その非常電源装置についてどのような種類があるのか、どのような場所で使われているのかを紹介します。

非常用電源装置・非常用電源の設備の仕組み

非常用電源装置に対する消防法の適応など

非常用に使用する電源には、電気設備技術基準・消防法・建築基準法の3種に分類されています。以下に抜粋します。

電気設備技術基準に定められた保安用電源

電力会社からの電源供給が途絶えた場合、需要家内にある電気設備の機能を維持するための「保安用電源」や「業務用電源」である。避難や消火活動に使用する予備電源ではなく、業務の継続や、保安用としての位置付けになる予備電源である。

消防法における非常電源

消防用設備への電源供給が途絶えた場合に使用する「非常電源」である。消火栓、スプリンクラー、消防排煙設備に接続し、商用電源が遮断されても、消防用設備が適切に動作できるよう、電源を供給する設備である。消防法により、それぞれの消防設備に供給しなければならない時間が決められている。定格負荷で60分以上連続運転できること、燃料油は2時間以上の容量を持つこと、40秒以内に電圧確立することなどが定められている。

建築基準法における予備電源

非常用照明、排煙機の電源として使用する「予備電源」である。消防用設備の非常電源と同様、商用電源が遮断されても、一定時間は非常用照明などが動作するように計画される。

防災設備に30分以上電源供給できること、30分以上連続運転できる容量を持つこと、40秒以内に電圧確立することなどが定められており、消防法における非常電源と併用できる。併用する場合、消防法と建築基準法のどちらの基準も満足できるような機種選定が必要である。

建築物の電気設備として使用する非常用発電機は大きく分けて、ディーゼルエンジンとガスタービンエンジンの二種類がある。原動機を使用した内燃機関は、切り替え時の始動が速く、動作の信頼性が高く、保守点検が容易といった多くの利点があり、発電機駆動用の機関として幅広く使用されている。

防災設備として使用される非常用発電機設備の場合、消防法により「ディーゼル」「ガスタービン」または同等以上の始動性能を有するものと規定されている。

出典: https://electric-facilities.jp/denki9/hatsuden.html |

以上のことから、設備を施設に設けようとした場合は、市役所・消防署に届け出を出す必要があります。

非常用電源の蓄電池・バッテリー

ここまで、家庭用非常用電源装置から病院・行政機関などの非常用電源装置について、バッテリーや蓄電池の有用性が見えてきました。では、蓄電池やバッテリーにはどのようなものがあるのでしょうか。

主な構造としては、家庭用と何ら変わりはないでしょうが、家庭用では後から容量を増やすことはもとい、せいぜい稼働できても1時間も稼働できないものが多くなっています。であれば、家庭用とは違うもので、大容量のものはどのようなものがあるのでしょうか。

大容量蓄電池

800Whの大容量、出力1500Wで家電を数時間動かせる 家庭・オフィス用ポータブルAC電源 エナジー・プロ EP1500K

こちらの商品は、800W/Hの大容量で1500wで家電を数時間動かすことができるもので、値段もそれなりの高額になっています。では、非常用バッテリーとは何が違うのでしょうか。

DBPOWER DJS40 ジャンプスターター 12V車用エンジンスターター 小型 8000mAh 緊急始動 車載 非常用電源 LED非常ライトも搭載 スマホ/iPhone/iPad/タブレットなど緊急充電 24ヶ月保証付 【日本語取扱説明書付き】

こちらは、小型のバッテリーを内蔵したもので、主に車のバッテリー上がりに対応できるもので、家庭用の非常用電源として使えないもので、車用品の部類になっています。そのため、非常用バッテリーという場合は、購入時の端末の形状を確認して購入することをします。

自作の非常用電源の作り方

まずは、この動画をご覧ください。

この動画は、家庭用の非常用電源を自作した動画で、車のバッテリーを使ったもので、バッテリーの充電器とインバーター(DCACインバーター)などで、家庭用の電源が使えるようにするものなどが必要になってきます。

その他にも、車のバッテリーを使うことから、バッテリーへの補給液なども必要になってきます。そして、車のバッテリーは鉛電池を使ているので、電気交換のときに水素を発生するので、屋内に置くのではなく換気の良い屋外の濡れない場所に置くことをします。この材料があれば、非常用電源装置としての自作が可能となります。

その他、供給元をソーラーパネルにすることで、家庭に発電所ができることになります。

非常電源のレンタル

大容量の非常用の電源を購入するには、どうしてもハードルが高いです。であれば『レンタル』という救世主が存在します。急なアウトドアで使いたかったり、購入前に試してみたかったりとレンタルを利用するには色々な方法があります。非常用電源のレンタル数社を見てみましょう。

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初回公開日:2017年10月18日

記載されている内容は2017年10月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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