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炊飯器の寿命がきたときの症状・寿命の平均は何年か|釜

更新日:2020年03月10日

炊飯器は寿命は何年なのでしょうか。また、寿命のときにどういう症状がおこるかご存知でしょうか。炊飯器は私たちの暮らしに欠かせない家電製品です。今回は、炊飯器の「寿命」をテーマにして内ぶたから内蔵電池・パッキンまで、色々な角度からご紹介します。

炊飯器の寿命がきたときの症状・寿命の平均は何年か|釜

一般的に炊飯器の寿命は6年と言われています。この6年というのはどこから出てきたのかというと、メーカーの補修部品保有期間からです。補修部品保有期間とは、家電製品が故障したとき、修理するために必要な部品の最低保有期間を定めた物です。

この補修部品がなくなると修理ができなくなります。実際に、期間が過ぎたからといってもすぐに補修部品がなくなるとは限らず、ストックさえあれば10年後でも修理は可能です。

しかし、メーカーも炊飯器はおよそ6年が寿命と考えているからこそ、補修部品の保有期間を「6年」と設定したものと考えられますので、買い替え時期の一つの目安にはなるでしょう。

長く故障しないとき

長く使っている人の中には、20年以上というケースも見られます。もちろん故障せずに使えるから買い替える必要がないし、もったいないという意見もあるかもしれません。

しかし、20年前の炊飯器と今の炊飯器とでは、炊き上げの技術は比較になりません。保温の技術も大きく進歩しています。グレードの高い最新機種では、おいしく炊き上がり長時間おいしいご飯が食べられます。

蒸気が出ないタイプだったり、炊飯だけでなく肉じゃがやケーキなど多様な食品の調理もできたりする機種もあります。エコ炊飯機能を搭載し炊き上げ時間を早くして、少しでも省エネにしようとしている機種もあります。

今の商品をみると炊飯器にたいする価値観も変わってくるでしょう。長く使っている炊飯器を大事にするのもいいですが、壊れてから慌てないためにも、事前に今の炊飯器について下調べをしておくことをおすすめします。

炊飯器の内釜の寿命は何年?

炊飯器を使用している人から「内釜のコーティングが剥がれてきた」という声も聞かれます。内釜の寿命は一般的に、本体の電気回路より短いといえます。

使い方にもよりますが、早ければ1年も経たずに内釜のコーティングが剥がれてしまうこともあります。

内釜の平均的な寿命は、4~6年前後といわれます。一方で、メーカーの高価格帯の商品は、内釜に長期保証のついている商品が多いです。長い商品で6年間の保証がついているものもあります。内釜自体の品質も以前より大きく進歩しています。

ただし、内釜長期保証の商品でも、メーカーが定める取扱い・手入れを怠った場合は保証の対象外となるケースもありますので注意してください。

マイコンタイプ

安いマイコンタイプの炊飯器は内釜内部のテフロン加工がはがれると、ご飯がこびり付きやすくなります。内釜を長持ちさせたい場合は、ざるなどでお米を洗って内釜に戻しましょう。

IHタイプ

パナソニック・象印・タイガー・日立など主要メーカーの現行のIHタイプは、多くの商品が内釜での洗米OKです。「内釜洗米OK」という表記がカタログにもありますので、買い替えの際は目印にするとよいでしょう。

以前の機種は内釜洗米OKではない機種も多かったため、コーティングが剥がれたという声もよく聞かれました。メーカーが研いでもいいと明記していない内釜で洗米すると、内釜の寿命を短くする原因になります。

上で見たように炊飯器の一般的な寿命が約6年なので、購入から約5年以上経過した場合、内釜を注文するかどうかは、新しい炊飯器を購入した場合との内釜との価格差と比較してから考えた方がよいでしょう。

内釜は意外と高い

内釜だけをメーカーに注文することもできます。内釜の値段は多くの場合、商品の値段に比例し、買った価格が高いほど釜の値段も高くなります。

サイズにも比例し、5合より10合の方が値段は高くなります。セールで格安の3,000円以下の炊飯器などは、内釜だけ取り寄せしたら商品価格より高いケースもあるので注意が必要です。

タイガーの土鍋や象印の極め羽釜など高級素材を使用している内釜には、約2万円以上の高額なものもあります。内釜の進歩でおいしいご飯が食べられるようになりましたが、その分価格も上がりました。使用年月によっては炊飯器を買い替えた方がいいケースもあります。

炊飯器に内蔵のリチウム電池の寿命は何年?

炊飯器には、時計・タイマー予約などに必要なリチウム電池が内蔵されています。炊飯器は、コンセントに差し込んでいないときは、リチウム電池から電源をとっています。このリチウム電池の寿命は通常4~5年です。電池寿命がくると、炊飯器のディスプレイの時間表示が消えます。それでも炊飯はできますが、タイマー予約はできなくなります。

電源コンセントを入れたままにする

炊飯器の電源コンセントを入れたままにしておくと、電力がAC100Vから充当されるため、その分リチウム電池の寿命は長持ちします。リチウム電池が寿命になっても、電源コードをコンセントに入れたままにしておけば、時計機能も作動しますしタイマーも使用できます。

電池寿命がきた場合、電源コードを抜くと時計表示が消えますので、タイマー炊飯機能を使用するときは、電源コードを差し込んで現在時刻をまず合わせる必要があります。

一年中電源コンセントに入れたままにしていても、かかる電気代は約100円ですので、そう気にする必要はないでしょう。電池交換にかかる手間や費用を考えると、入れたままのほうが良いでしょう。電池交換費用については下の項目で触れますが、待機電力の料金が、メーカーで定める電池交換の費用を上回る事は決してありません。

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初回公開日:2018年03月22日

記載されている内容は2018年03月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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