【素材別】アイロンの設定の温度・表示方法｜ラミネート
更新日：2020年08月28日
生地の素材だけでなく、アイロンがけをするときにスチームをどう使っていいのか悩む人も多いでしょう。スチームアイロンに向いている素材・アイロンがけの目的というものが存在しますのでご紹介しましょう。
スチームアイロンに適した素材と目的は「薄手の綿製品全般」「セーターなどウール素材のシワ伸ばし」「スカートやパンツの折り目付け」となります。綿素材はスチームがいいのではないかと勘違いされている方も多いですが、綿のシワ伸ばしはスチームよりもドライアイロンの方が早く綺麗にシワを伸ばすことができます。
ラミネートにアイロンの温度
写真などを保護して綺麗に保存するラミネート加工。ラミネートに使う専用の機械がなければできないと考えている人も多いですが、アイロンでも温度調整やアイロンへのラミネートフィルムの付着を防ぐ工夫をすることで、ラミネート専用の機械を使用しなくても好きなものをラミネート加工することが可能です。
アイロンの温度設定
ラミネートの専用機械は温度が100度になるように設定されています。アイロンでラミネートを行う場合もこの100度になるべく近くなるような温度設定をおこなうことで、綺麗にラミネートシートを仕上げることができます。
アイロンの温度設定で100度になるのは「低」です。しかし、低温度設定でも一部のアイロンでは120度と高温になってしまうので、いきなり本番をせずに不要なラミネートシートで試しがけをしてみることをします。
100度を越えるとどうなるの
ラミネートシートを圧着するのに機械が100度でも高い分には大丈夫ではないかと思うのは間違いです。高温すぎるとラミネートシートに気泡が発生して、ラミネートの魅力である綺麗な透明なシートに仕上げることができなくなってしまいます。
アイロンの温度は必ず「低」で、試しがけしてからおこなうようにすることが綺麗に仕上げるコツです。
アイロンへの付着予防
専用機械でラミネートする時は機械にラミネートシートが付着することはありません。しかし、アイロンでラミネートする場合はアイロンへのラミネートの付着を防ぐ工夫が必要となります。これも綺麗に仕上げるコツといえるでしょう。
使用するのはオーブン料理などで使用する「クッキングシート」です。紙にシリコン樹脂加工されたものですので、熱によって変質することなくあて布の変わりとなります。それだけでなく、うっすらと下の素材が透けて見えることからズレた状態でラミネートしてしまうことも防げます。
アイロンは物に合わせてこまめな温度調整を
アイロンの温度設定の方法や、アイロンがけする素材による適正温度についてご紹介してきました。いかがでしたでしょうか。服や小物などには一見○○に見えるけれど△△という生地がたくさんあります。自分の判断ではなく、まずは洗濯表示タグ(アイロンがけの設定表示もされている)を確認して適温を把握しましょう。
その後、アイロンをその適温に合わせることでアイロンがけのミスを防ぐことが可能です。特に化学繊維の場合はうっかり間違えて高い温度のアイロンをかけてしまうと溶けてしまって生地だけでなくアイロンをダメにしてしまうこともあるので注意が必要です。また、温度が低すぎるといくらアイロンをかけても綺麗に折り目がつかない、シワが伸びないということになります。
アイロンがけは適温でというのは、綺麗なアイロンがけの基本です。
初回公開日：2017年12月20日
記載されている内容は2017年12月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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