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冷凍庫と冷蔵庫の一般的な温度・温度が下がらないときの原因

更新日:2020年08月28日

冷蔵庫や冷凍庫が急に冷えなくなることがあります。どうして温度が下がらないのでしょうか。そこにはさまざまな原因が隠されています。その原因を知ることで、冷静な対処ができるでしょう。ではどんな原因があるのか、適正温度についても解説します。

冷凍庫と冷蔵庫の一般的な温度・温度が下がらないときの原因

冷蔵庫も冷凍庫も外気の影響も大きく受けてしまいます。そのため夏場、冷凍庫を開けてみると、冷凍食品などが妙に溶けている状態になることもあります。また、近くに熱を持つような器具を置いていることはないでしょうか。

良くあるのは炊飯器やトースターと言ったものでしょう。また、窓のそばに置いていれば真夏になると日光が当たって冷蔵庫や冷凍庫内の温度が上がることもあります。さらにそのような環境では放熱が上手く行かないので冷えないという状態に陥ることも考えなければなりません。

ただ、暑さだけではなく逆に気温が10度以下になるような低すぎる場合も、放熱に悪影響を与えるために冷えないことが考えられるでしょう。

冷凍庫の温度管理の方法

冷凍庫について温度管理をするためにはどのようにすれば良いのでしょうか。まず基本は季節によって温度調節をすることを意識してみてください。暑い季節では外気の影響も受けてしまい冷蔵庫内の温度も下がらないことにもつながります。

例えばエアコンをつけてもあまりに暑い日だと、いつも以上に温度を下げる必要もあるでしょう。冷蔵庫も同じと考えた方が良いです。そのため、季節ごとに冷凍庫内の温度を調節する必要があります。

温度調節方法(温度を上げる・下げる)

家庭内でも業務用でも一般的に温度調整ができます。ただ、機種やメーカーによってその温度調整の方法が違う場合も少なくありません。例えば冷蔵庫の扉に温度設定ができるボタンがついているならそこで調整を行います。

しかし扉には調整できるボタンが無い場合は、冷蔵庫内に設置してあることも多いです。それはボタンではなく、ダイヤル式のつまみのことが少なくありません。冷蔵庫の説明書があるなら一読して損はありません。なかなか温度が下がらない、上がってしまう、故障だろうかという時、慌てずに対応できるからです。

外付け温度計

冷蔵庫や冷凍庫の温度をどうやって計測すれば良いのか悩んだら、外付け温度計を使用すると良いでしょう。例えば寒暖計、アルコール温度計で冷蔵庫内の温度を測ろうしても多くの場合、上手く行かなくても不思議ではないです。一般的な温度計は、周囲の温度を測定するものですから冷蔵庫内の温度を計測するのには適していません。

また、それで計測しようとしたとしても、冷蔵庫や冷凍庫の扉を開けば外気や湿気も入ります。結果として上手く計測できないだけで終わるでしょう。しかし冷蔵庫用の外付け温度計ならそのことが目的で作られているので、冷蔵庫内の温度を正しく計測することが可能です。

特に飲食店では食材の保管は重要なものでしょう。冷蔵庫や冷凍庫にトラブルが生じれば商売にも影響を与えてしまいます。だからこそ細かな温度管理を行わなければなりません。そのためには冷蔵庫用の外付け温度計は役立つのではないでしょうか。

冷蔵庫が壊れたと思ったときのチェック法

冷蔵庫や冷凍庫の温度が下がらない場合、壊れているかどうか専門的な知識がなくともチェックできる方法はあります。その一つが冷蔵庫や冷凍庫の側面などに耳を当てて、水が流れる音を聞く方法です。

正常に動いているのでしたら、モーターや水が流れる音が聞こえます。モーター音などがまったく聞こえないなら故障をしている可能性があります。また、水が流れるような音がなければ、冷媒ガスなどが漏れている可能性も考えられるでしょう。

このような状態では、冷蔵庫も冷凍庫も専門知識がなければ自力で直すのはむずかしいです。専門業者による修理と言っても、修理代がかなり高くなる可能性も考えられるでしょう。そのため、冷蔵庫や冷凍庫の買い替えを検討するのも一つの選択肢となります。

冷凍庫の温度の基準

冷凍庫には温度の基準としてマイナス18度以下となっています。しかしこのマイナス18度にはどんな根拠があるのか不思議ではありませんか。そもそもどうして冷凍することで食材が保存できるのでしょう。

それは細菌が大きく関係しています。食品は常温でも、温度が高い場所でもすぐに腐敗をしてしまいます。これは細菌が活動をして食べ物の成分を分解し発酵させているからと言われているからです。

このメカニズムを理解した上で対策を考えるなら、一つに細菌の活動を抑えることが挙げられるでしょう。

細菌の活動を止められるのがマイナス18度です。冷凍庫がマイナス18度でしたら、低い温度に対し比較的強い細菌だとしてもその活動を停止させられると言われています。

劣化も抑えられる

マイナス18度となればかなり冷えています。そのため腐敗だけではなく食材が劣化するのを防ぐという意味でも有効です。食材は酸化などの影響を受ければ、味や栄養素が大きく変化することが知られています。また、酵素の影響によりタンパク質が分解する特徴も無視できません。

冷凍はこのような影響による劣化を防ぐ役割があるとも考えられています。そしてこのマイナス18という数字は日本国内だけではなく世界基準となっている訳です。

食品別の冷凍庫の適齢温度

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初回公開日:2018年02月14日

記載されている内容は2018年02月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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