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冷凍庫と冷蔵庫の一般的な温度・温度が下がらないときの原因

更新日:2020年08月28日

冷蔵庫や冷凍庫が急に冷えなくなることがあります。どうして温度が下がらないのでしょうか。そこにはさまざまな原因が隠されています。その原因を知ることで、冷静な対処ができるでしょう。ではどんな原因があるのか、適正温度についても解説します。

冷凍庫と冷蔵庫の一般的な温度・温度が下がらないときの原因

冷凍庫と冷蔵庫の一般的な温度

家庭用

冷凍庫と冷蔵庫に関する一般的な温度とはどうなっているのでしょうか。まず、冷蔵庫の冷蔵室ではJIS規格という規格に基づいて、0~10度の範囲内で設定できるものと決められています。

つまりこの範囲内によって冷蔵庫の温度が設定されているのですが、一般的な温度として1~5度の設定が多くなっていると考えましょう。

冷凍庫

調理冷凍食品の日本農林規格(JAS規格)で調理冷凍食品では品温がマイナス18度以下と決められていました。しかし平成25年の3月の農林物資規格調査会で、同規格が廃止されたという経緯もあります。

ただ、世界的な食品規格Codex(コーデックス)でも急速冷凍食品についてマイナス18度以下で保存されていることという規定がされています。このこともあり、一般社団法人日本冷凍食品協会では冷凍食品を保存に関し品温はマイナス18度基準というのを維持しています。この基準が冷凍庫の温度にも反映していると言えるでしょう。

冷凍庫の場合

冷凍室の場合は氷を作らなければならないですし、食材の冷凍保存や冷凍食品を保管するために、JIS規格でマイナス12度以下となっています。ただ、多くの冷蔵庫ではマイナス18~22度の設定が多くなっているのが一般的です。

業務用

業務用冷蔵庫では一般的にマイナス5~10度となっています。冷凍庫についてはマイナス20度以下という設定です。基本的に業務用冷凍庫に関しては、庫内温度については家庭用冷蔵庫よりも低く設定されていることが多く、一般的に20~30度が多いでしょう。

これは業務用冷蔵庫の使い方にも関係していることが考えられます。業務用では扉の開閉により冷凍庫内の温度に影響を与えてしまうからです。そのため家庭内用冷蔵庫より低く設定することで、マイナス18度を超えないようにしています。

また、食品についてもマイナス20度で保存していても、傷んでしまうものも考えなければなりません。そのことを考えた上で、業務用の冷凍庫の中にはマイナス60度近くまで設定可能なものもあります。

冷凍庫の温度が下がらないときの原因

冷凍庫の温度がなぜか下がらないと本当に焦ってしまうのもしかたありません。そのまま温度が下がれば冷凍したものは溶けますし、食材もすべてダメになる可能性が高くなります。だからこそ冷凍庫の温度が下がらない時、何が原因なのか知っておきましょう。

扉がしっかり閉まっていない

扉がきちんと閉まっていないのも、冷えない原因の一つとなります。例えば、ナイロン袋がドアに挟まっていることも冷えないことにつながるからです。また、扉のパッキンについても注意が必要でしょう。

パッキンが汚れ過ぎている場合、そのことによってきちんと扉が閉まらないことにつながるからです。そのため定期的に掃除をした方が良いでしょう。また、食材を詰め込みすぎてもなかなか扉が閉まらなくなるのでチェックしてみてください。

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初回公開日:2018年02月14日

記載されている内容は2018年02月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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