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用途ごとの合板の種類(構造用)・合板の種類ごとの価格/特徴

更新日:2020年08月20日

DIYや工作、日曜大工で使う合板、いざ購入しようとしたら、どれを選んだら良いか全然わからないということはありませんか?今さら人に聞けない初心者レベルのこと、断片的にしかわからなかったことも総合的に知りたいですよね。合板選びに必要な基本知識を一緒に学びましょう!

用途ごとの合板の種類(構造用)・合板の種類ごとの価格/特徴

□特類(フェノール樹脂接着剤等)
雨や湿気に強く、住宅の耐力壁等の構造用耐力部材や足場板等 に使われます。
□1類(メラミン樹脂接着剤等)
湿気に強く、屋外の使用可能で住宅外装用や雨や湿気の多い基礎の型枠等に使われます。
今回我が家の梁は、コレです・・。
□2類(ユリア樹脂接着剤等)
多少の湿気のある場所での仕様、おもに内装用です。
□3類(増量ユリア樹脂接着剤・カゼイングルー等)
湿気に弱いので今では、ほとんど使われていないようです。
しかし何でもいいから安い合板が欲しい時はコレでしょう・・。

出典: http://www.geocities.jp/anko63521/house/hari/gh.htm |

サイズ

構造用合板のサイズは、910×1820mm~910×3030mmが、一般的に使われています。使われている種類は、3×6(サブロク)と言われる910×1820mmです。

建築物の使用用途によって、JAS規格より以下の種類に分類されています。

・910×1820mm:屋根下地、床下地
・910×2440mm:枠組壁工法
・910×2730mm:木造軸組工法
・910×3010mm:木造軸組工法

接着剤

合板を接着している接着剤の種類には、シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドが含まれています。シックハウス症候群とは、主に住宅の新築・リフォーム工事完成時に、のどの痛み、めまい、全身の倦怠感、頭痛、目がチカチカするなどの症状があらわれる健康障害です。

発症する原因としては

・十分換気をしていない
・室内にカビやダニ、有害な化学物質などの物質がある
・室内の気密性が高い

ことが考えられますが、1番の原因は発がん性があると言われているホルムアルデヒドという種類の化学物質です。

家具・木材や壁紙の種類からホルムアルデヒドが発散され、空気汚染の原因になっています。これを受けて2003年に建築基準法が改正され、建材にはホルムアルデヒド放散量に応じて等級が付けられるようになりました。F☆~F☆☆☆☆まで4種類あります。室内には放散量が1番少ない、F☆☆☆☆(フォースター)の等級がついた建材がです。

面積で制限されておりF☆☆☆☆の放散量は、1時間に1㎡当り0.005mg以下におさえられています。合板のJAS規格によるホルムアルデヒド放散量区分と、建築基準法のホルムアルデヒド規制は対応しています。F☆☆☆☆の板でも、放散量は0ではないのですが微量の為、内装仕上げとして無制限に使用することが認められています。

換気回数に応じて使うことの出来る面積が制限されているのは、F☆☆☆とF☆☆です。例えば、天井裏などはF☆☆☆の使用が認められています。F☆の商品は、残念ながら建築物の内装材としては使用出来ません。

合板を接着しているものは、ホルムアルデヒドとの化合物ですが、低ホルムアルデヒドの接着剤を使い、さらには放出を防止する為に、キャッチャー剤が配合されています。

出典: http://kenti9.com/archives/16 |

建築基準法改正に伴い、今ホルムアルデヒドキャッチャー剤の必要性がさけばれています。数年前より、化学反応により、ホルムアルデヒドを分解してしまうというキャッチャー剤が登場してきました。分解のメカニズムは反応により別の物質にかえてしまうということで、最大の特長は捕捉したホルムアルデヒドを再リリースさせないことです。また反応力が強力なため、短期時間に捕捉するメリットがあります。

出典: http://www.n-chemtrex.com/page008.html |

合板のことはやっている間にだんだん分かってくる!

今回は合板の種類や特徴について、いろいろな角度から基本的なことを紹介しました。DIYや工作、日曜大工がの今、私達も自分で建築資材を選んで購入する機会が増えて来ています。情報は多いですが、難しく書かれているものもあるので、今さら聞けないような初心者レベルから知りたい方も多いのではないでしょうか。

敷居が高いと思いがちな建築資材も、少しずつ勉強して材料選びに役立てたいものです。「難しい」と苦手意識を持たず、作りたいものの出来上がりをイメージすれば、モチベーションも上がります。参考例をヒントにしてじっくり様々な情報を検討し、モノづくりに最適な材料を選びましょう。

初回公開日:2017年10月02日

記載されている内容は2017年10月02日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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