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用途ごとの合板の種類(構造用)・合板の種類ごとの価格/特徴

更新日:2020年08月20日

DIYや工作、日曜大工で使う合板、いざ購入しようとしたら、どれを選んだら良いか全然わからないということはありませんか?今さら人に聞けない初心者レベルのこと、断片的にしかわからなかったことも総合的に知りたいですよね。合板選びに必要な基本知識を一緒に学びましょう!

用途ごとの合板の種類(構造用)・合板の種類ごとの価格/特徴

用途別にどの合板を選べばいいの?

DIYで板が必要になった時、ベニヤ板と合板の意味など、基本的なことを知っているようで知らない方も多いかもしれません。この記事では合板の種類や特徴、価格などの基本知識をまとめてみました。

まずは用途別にどの種類の板を選んだら良いのか、一緒に見ていきましょう。

合板の種類

JAS規格(日本農林規格)で規定されている種類は、大きく5つに分かれます。

・構造用合板
・コンクリート型枠用合板
・普通合板
・天然木化粧合板
・特殊加工化粧合板

一般的に内装・家具・建具などに幅広く使われる種類として、普通合板があります。広葉樹が主で、ホームセンターで良く見かけるラワンやシナがこれに当たります。

次は住宅で良く使われる、「構造用」「フローリングの下地材用」の2つの用途に最適な種類をご紹介しましょう。

構造用

建物の重要な構造部分に使用する種類は、構造用合板と言います。建築用資材として、住宅用に作られました。耐久性・耐震性に優れている為、屋根・壁・床の下張りに使うと建物の耐力性が上がります。

別名「Kプライ」とも呼ばれています。現在は針葉樹を使って作られた針葉樹合板が主流です。木の種類は、杉、桧、ラーチ、トドマツなどが一般的になります。種類の違いで用途は変わりません。DIYで使う目的なら、どの種類を選んでも変わらないでしょう。

分類の仕方は、接着の程度を表す「類別」として接着耐久性区分の4種類に分かれており、構造用では主に「特類」「1類」の2種類を使用します。

総合的な品質の程度として、「1級」「2級」の2種類に分類されています。

1級:木造住宅の「軸組工法」や「枠組壁工法」の構造耐力上、重要な部位に使われる。長辺にさね加工のあるものもある。

2級:1類と同じですが、主に屋根・壁・床下地に使われる。

□特類(フェノール樹脂接着剤等)
雨や湿気に強く、住宅の耐力壁等の構造用耐力部材や足場板等 に使われます。
□1類(メラミン樹脂接着剤等)
湿気に強く、屋外の使用可能で住宅外装用や雨や湿気の多い基礎の型枠等に使われます。
今回我が家の梁は、コレです・・。

出典: http://www.geocities.jp/anko63521/house/hari/gh.htm |

フローリング

フローリングを貼る前段階では、下地を組む用途で使います。建物構造の種類や床の仕上げの工法によって、下地材を貼る手順が変わってきます。

下地に板を使うのは、一般的に広く用いられる、戸建住宅の「根太工法」(別名:捨て貼り工法)です。下地は大引、根太、合板、フローリング材の順番で施工します。マンションの場合は「二重床工法」という施工方法になります。状況によっては「捨て貼り」を省略して、直接根太やベースパネルに貼り付ける「直貼り」という方法もあります。

「直貼り」だと厚さが30mm以上のフローリング材でないと、強度として弱いです。12~15mm厚のフローリングが一般的の為、「捨て貼り」の場合下地の合板は厚さ12mm以上は必要になります。最近では根太を省略して、大引や土台に直接24mm位の合板を貼り、その上から床材を施工する「根太レス」工法も増えています。

それでは下地の板はどの種類を使ったら良いでしょうか。

使用するフローリング材の説明書に、種類が記載されています。根太を入れた場合、厚さ12mmの構造用合板を使う場合が多いです。ですが床下からの湿気を防ぐ為には、根太の上に0.1mm厚以上の防水シートを敷き、その上に厚さ12mmの耐水合板を捨て貼りするのが無難です。根太レス工法の場合は、厚さ28mmの構造用を使います。

合板の種類と価格

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初回公開日:2017年10月02日

記載されている内容は2017年10月02日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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