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梅の花言葉4個|主要な梅4種類・「梅」が使われる言葉2つ

更新日:2020年08月28日

梅の花は、一年の中で最初に咲く花として、私たちに春の訪れを知らせてくれます。厳しい冬の寒さにも耐える可憐な花として、平安時代には梅に関する多くの和歌が詠まれました。今回は日本人に古くから親しまれる梅の特徴と花言葉や種類をご紹介します。

梅の花言葉4個|主要な梅4種類・「梅」が使われる言葉2つ

梅の種類は品種改良などが多く行われたため、現在300種類以上あると言われています。それらの品種を分類するために良く使われるのは、その梅のルーツ、つまり先祖を辿っていく方法です。

これらは主に「野梅(やばい)系」、「緋梅(ひばい)系」、「豊後(ぶんご)系」、「杏(あんず)系」の4つに分けられ、そこからさらに枝の形などで細かく分類されます。

ここではこの4つがどのように分類されるのかを紹介します。

種類1:野梅性(やばいしょう)

野梅性(やばいしょう)とは原種に最も近い種類の梅が分類される「野梅系」の内の一つの種類のことです。トゲ状の細い枝が多く、花や葉は比較的小さめなのが特徴です。白やピンク色の花を咲かせる品種が多いですが、紅色の花が咲くものもあります。

同じ野梅系の梅に「難波性(なにわしょう)」・「紅筆性(べにふでしょう)」・「青軸性(あおじくしょう)」があります。

種類2:緋梅性(ひばいしょう)

緋梅系(ひばいけい)の一つに分類され、その中で最も花の赤みが強いのが「緋梅性(ひばいしょう)の梅です。葉が小ぶりのため、盆栽向きの梅と言われています。

緋梅性の梅の花はほとんどが紅色や緋色をしています。これらの品種は花びらだけでなく、枝や幹の内部も赤くなっているのが特徴です。

同じ緋梅系の梅には他にも「紅梅性(こうばいせい)」と「唐梅性(とうばいせい)」があります。

種類3:豊後性(ぶんごしょう)

豊後性(ぶんごしょう)は「豊後系」に分類される梅の一つで、杏に梅を掛け合わせた種類のことを指します。香りは他の種類に比べてあまり強くありませんが、大きな花が咲くため、華やかな印象があります。

枝が太めで、葉の表面に毛があるのが特徴です。花の色は白いものもありますが、大体は桃色の花びらをしています。

種類4:杏性(あんずしょう)

「杏性(あんずしょう)」は前述の「豊後性」と同じく「豊後系」に分類される一つです。豊後性に比べると、枝は細く葉も小ぶりで、毛が無いのが特徴です。花びらの色はピンク系の色が多く、薄いピンクや濃いピンクなどさまざまです。

言葉2つ

古くから親しまれている梅は、さまざまな場面で使う言葉にも表されています。梅にまつわる言葉が多いのはそれだけ私たちの生活の中に梅が息づいているということでしょう。

ここでは「梅」にまつわる言葉とその意味を紹介していきます。

言葉1:梅干しは三毒を断つ

「梅干しは三毒を断つ」とは「梅干しを食べると体の中にある三毒を断ち切ってくれる」という意味です。ここに出てくる「三毒」とは「水毒(体内の余計な水分が滞っていること)」、「食毒(食生活からくるバランスの乱れ)」、「血毒(血液の汚れ)」のことを指しています。

クエン酸などの抗菌作用を含む梅干しの優れた効果を表している言葉です。

言葉2:塩梅(あんばい)

「仕事の塩梅はどう?」というように「塩梅」という言葉を聞いたり、使ったりする方も多いのでは無いでしょうか。

「塩梅(あんばい)」は「体の調子や物事の具合が良い」という意味の言葉です。元々は梅酢(梅の実を塩漬けにした時に出る汁)を調味料として使っていた時代、梅酢の味加減が良いものを「塩梅」と言っていました。

そこから料理に限らず、具合が良いことを「塩梅」という言葉を使うようになったと言われています。

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初回公開日:2018年11月19日

記載されている内容は2018年11月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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