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ゼニゴケの退治・駆除方法とゼニゴケ駆除剤

更新日:2020年08月28日

ゼニゴケの駆除方法について、駆除剤を使用せずに、園芸資材や身近な生活用品を使用する方法から、駆除剤を使用する場合のおススメのゼニゴケ駆除剤の紹介、芝や庭地、あるいは畑のような土の場所での駆除方法や、ゼニゴケ駆除に便利な道具などについて解説。

ゼニゴケの退治・駆除方法とゼニゴケ駆除剤

芝のゼニゴケ駆除方法

芝生の生えている場所に限った話ではありませんが、ゼニゴケの生えやすい場所は、日当たりが悪い、地面がデコボコしていて水が溜まりやすい、土壌の水はけが悪いといった、ゼニゴケの生えやすい条件が揃っています。

日当たりの悪い場合、日当たりの改善が一番ですが、その原因が建物や大木である場合は改善が難しいので、風通しを良くしたり、その場所の水やりの量を減らすなどして、絶えず湿った状態にしないようにしましょう。

地面にデコボコがある場合は、目土を入れて平らにならすようにしましょう。その場合、緑色の茎が隠れない程度の量が目安となります。一度で改善されない場合は、数回繰り返すのもよいでしょう。

土壌の水はけが悪い場合は、芝生を剥がし、土を入れ替えて土壌を改良しましょう。土壌の改良は、水はけが悪い場合でも効果的です。上級者でしたら、エアレーションなども効果的です。

土のゼニゴケ駆除方法

畑地や家庭菜園などを行っている土地でのゼニゴケ駆除は、前述の方法で可能なものもありますが、植物を生育している場合ですと、薬剤や酢といったものの使用や、草焼きバーナーの使用には躊躇する場合が多くなります。

そのような場合は、土壌改良をして水はけをよくする方法があげられますが、畑地や家庭菜園の場合は、一度土を掘り起こし、バーミキュライトや鹿沼土、腐葉土などを混ぜ込んで調整しましょう。表面がデコボコにならないよう、馴らすこともお忘れなく。

庭のゼニゴケ駆除方法

庭で繁殖するゼニゴケ駆除の方法は、庭の形態や植生に合わせて色々な方法を使用するとよいでしょう。他の植物の生えていない砂利のみの場所ならば、石灰の散布や駆除剤の使用など、通常ならば他の植物に影響の出る駆除方法が効果的です。

庭木など他の植物が生えている場合ならば、土壌表面のデコボコをなくしたり、土壌の入れかえ、あるいは庭木などの影響に配慮した駆除剤や石灰の散布などで、ゼニゴケの発生しにくい環境づくりをしましょう。駆除剤を使用する場合、前述の「ゼニゴケ専用スプレーコケそうじ」が、環境にやさしい原料を使用していますので、です。

ゼニゴケの駆除に役立つ道具

駆除剤や農薬を使用せず、石灰や酢または竹酢液などの散布を行う場合は、必要な分量を量り取る容器や噴霧器のようなものがあると便利です。熱湯をかけて駆除する場合は、ゼニゴケを剥がすためのスコップや草取り鎌と言った道具があると便利です。

その他、ゼニゴケの生えやすい場所の土壌改善の道具として、スコップの他に熊手を使用して掻き出すと、用土の水はけと風通しの改善ができて、一石二鳥です。焼いて駆除する場合、草焼きバーナーの用意が難しいようでしたら、バーベキューの火起こしなどに使うようなバーナーが、手軽で便利です。

ゼニゴケとスギゴケの駆除方法の違い

同じ「コケ」の付く植物ですが、ゼニゴケとスギゴケではその生育環境が違うため、駆除方法も異なります。

駆除剤を使用しない方法を例にとりますと、日光が当たらず湿った場所を好むゼニゴケは、前述まで説明したとおり、日当たりや風通しを良くする、用土の入れ替え、あるいは土質の改善といった方法での駆除になりますが、ある程度の日当たりや水はけを必要とするスギゴケの場合は、目土を入れて発生させないような方法になります。

またスギゴケは、苔庭づくりに使用される種類でもあるため、駆除をするというより育てる場合が多くあります。スギゴケを育て、雑草を駆除することになりますので、そのような場合は、スギゴケの生育に適した除草剤の活用や、雑草を手で抜いていくといった方法になります。

ゼニゴケ対策はお早めに

日当たりの悪い湿った場所に多く発生するゼニゴケは、庭造りやガーデニング、あるいは家庭菜園と言ったものに限らず、住居の駐車場や側溝などを管理する場合において直面することが多くあります。

また、一度大量発生してしまうと、完全に駆除するまでに、多くの時間と労力を要します。その一方、駆除の方法は多くあり、家庭内にあるもので可能な方法から、専用の駆除剤や園芸用資材を使用する方法までさまざまです。

発生したら見た目が不快になるだけでなく、不快害虫の発生まで引き起こすゼニゴケは、発生規模が小さいうちに対策をすることがコツとなりますので、そこを心掛けて対策を施しましょう。

初回公開日:2017年12月24日

記載されている内容は2017年12月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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