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【種類別】水槽の貝の駆除方法・繁殖の仕方|スネール

更新日:2020年08月28日

アクアリウムを趣味として長年楽しんでいると購入した覚えの無い貝が水槽の中にいるということがよくあります。これらの貝はスネールと呼ばれ放置していると大量に繁殖して水槽の景観が損なわれる厄介者です。今回はそんな水槽の貝の駆除方法と繁殖の仕方についてご紹介します。

【種類別】水槽の貝の駆除方法・繁殖の仕方|スネール

種類別水槽の貝の駆除方法

スネールとは

水槽で熱帯魚を飼育したり、水草を栽培している、しばしば購入した覚えの無い貝が繁殖していることがあります。この、意図せず水槽内に混入してしまった貝を総称してスネールと呼びます。

スネールは水槽内に混入していても魚や水草に害を与えるということはありませんが、繁殖力が強く1匹でも混入していると水槽の壁面にゼリー状の卵を大量に産み付けて、短期間で水槽内の貝が大繁殖してしまいます。そうすると水槽の美観を損ねてしまうので、発見した時は早急に駆除した方が良いと言われています。

種類

サカマキガイ・モノアラガイ

サカマキガイは水槽の中に現れる貝の中では最も多く見られる貝です。サカマキガイの特徴は多くの巻貝の貝殻は右巻きですが、サカマキガイの場合貝殻が左巻きになっています。モノアラガイはサカマキガイと見た目が似ている巻貝ですが、貝殻は右巻きです。

このサカマキガイとモノアラガイは1日から2日おきに数百個の卵を産卵すると言われています。また、水槽に混入した個体が一匹の場合でも混入する以前に交尾をしていた場合単独でも産卵が可能になるので見つけた場合は即処分されることをします。

ヒラマキガイ

ヒラマキガイは別名ラムズボーンと呼ばれる種類の貝で平たいオウムガイのような貝殻を持つ巻貝です。ヒラマキガイもサカマキガイなどと同じようにゼリー状の卵をいくつも産卵し異常繁殖をします。

しかし、ヒラマキガイの中でも綺麗な赤色のレッドラムズボーンなどは観賞価値が高く、熱帯魚のお店などで販売されていることもあります。卵の見た目が悪いことや増えすぎることが難点ですが観賞用や水槽のお掃除生体として飼育する人も多く存在します。

カワコザラガイ

カワコザラガイはとても小さな貝で大きさは2、3mm程度の半透明な笠状の貝殻を持つ巻貝です。カワコザラガイは小さな貝なので他の貝のように食害や卵によって景観を損なうことはありませんが、無数の半透明の小さな物体が水槽の壁面に張り付く姿は見ていて気持ちの良いものではありません。

駆除方法

上記のスネールと呼ばれる貝の駆除方法は色々な方法がありますが、水槽の状態を維持したまま全ての貝を駆除するのは難しいということを念頭に入れておきましょう。

水質を変える

水槽の貝の異常繁殖の原因の一つは水槽の水のPHにあると言われています。特にカワコザラガイなどの巻貝はアルカリ性の水質を好むと言われており、水槽の水のPHがアルカリ性に偏ると巻貝が住みやすい環境となり大量繁殖します。

そのため、水槽の水のPHを酸性に変えることで繁殖を抑えることができます。この方法は特にカワコザラガイに有効です。カワコザラガイは貝殻が薄く脆いので水質が酸性になると貝殻が水に溶けてしまいます。

水槽の水を酸性に変える具体的な方法としてはレイアウトに流木を加えたり、フィルターなどにピートモスを入れると自然と水槽の水が酸性に近くなります。また、水槽の水は放っておいても酸性に近づいていくので水替えの頻度を下げると良いとも言われています。

生体兵器を投入する

淡水の熱帯魚の中には貝を好物とする種類の魚も多く存在します。また、貝を食べる貝なども販売されているので、これらの生体兵器を水槽に導入するのも手段の1つです。

ただし、これらの熱帯魚の中には気性が荒く他の魚と混泳できない種類もあります。そのため、貝を食べる熱帯魚の導入を考える時はすでに水槽で飼育している魚と混泳できるかをよく確認する必要があります。

水槽をリセットする

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初回公開日:2018年01月23日

記載されている内容は2018年01月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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