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【種類別】ビオラの育て方|ラブラドリカ/クレマチス

更新日:2020年08月28日

ガーデニング初心者にもビオラ、お手頃価格で育てやすい花としてもです。今回はそんな小さいけど華やかなビオラの世界をまとめてみました。具体的な育て方や種類などが紹介されていますので、ビオラがお好きな方は是非チェックしてみて下さい。

【種類別】ビオラの育て方|ラブラドリカ/クレマチス

種類別に挑戦!ビオラの育て方をマスターしよう

パンジーのような形でちょっと小ぶりな花をビオラを呼んでいます。その種類や育て方、特徴は多種多様で、近年のビオラはカラフルで寒い季節にもその美しい花を楽しむことができるように品種改良が繰り返されてきました。

種類は、見栄えよく増やせるビオレットや個性的なソルべ、ビビットな色づかいのペニーなど少しずつ特徴の違うビオラが豊富に揃っています。また、ビオラは株を大きく増やせるのも育てていくうえでの楽しみでもあります。根がしっかりと横に伸びるので、プランターや鉢、地植えでもオリジナルの植え方によって、見栄えも華やかにアレンジすることが可能です。

そんな華やかに、しかも寒い時期でも育てられるビオラについて、これからさまざまなパターン毎に紹介してまいります。ご家庭のお庭やお部屋を明るく飾ったり、寄せ植えでゴージャスに演出したりできますので、まずは育て方からしっかりとチェックしていきましょう。

抑えておきたいビオラの育て方

切り戻し

秋から春にかけて可愛らしい花を咲かせるビオラは、最初は2、3株でも切り戻しや摘芯を行い花芽を増やしながら育てることができます。どちらも似たような作業ですが、ここでは少し伸びてきたビオラの株を切りながら増やす「切り戻し」について紹介しましょう。

切り戻しはビオラが成長しすぎて株が長く、少し見栄えが悪くなってきたかなぁと感じるくらいの時に行うと、茎がリセットされしっかりとした花を咲かせることができます。やり方は、花芽の上をカットして全体の長さを約半分に調整します。このとき、花芽の下をカットしてしまうと”芽”無くなってしまいますので花が咲きません。必ず花芽の上をカットするようにしましょう。

摘芯

ビオラの育て方の中でも間違えやすい「切り戻し」と「摘芯」ですが、「切り戻し」は伸びきった株の状態で行いますが「摘芯」はまだ苗が小さい時期に行うものです。株の根元からたくさんの茎が伸びてきますが、そこに隙間を作るイメージで茎の根元からカットします。これが「摘芯」です。

カットされたことで新しい脇芽が出ますので、こんもりと見た目にも美しいビオラの株に仕上げることができます。1ポットに1株でも丸くかわいい形を作れますし、2、3株合わせて大きめの株に仕上げてもゴージャスです。

ただ、ビオラは15℃くらいまでの気温なら元気な状態を保てますが、20℃くらいになると弱りを見せ始めます。そのため、秋から初春にかけて育てるのがです。

種まき

種まきの時期は寒い地域の場合は3月~4月頃、一般的には8月中旬~9月下旬頃と言われています。またビオラの種は1mm程度と小さいので一粒ずつ蒔くのは大変です。手っ取り早く作業したい場合は2、3粒ずつ蒔き、後は間引きを行うとよいでしょう。

蒔く場所は育苗トレーや苗ポットを使います。たっぷりの清潔な種まき用土を入れたら種を乗せていき、軽く指で押さえておきます。あとは1mmほど用土を乗せたら完了です。種まきしたトレーやポットには、スプレーなどでたっぷりの水をかけておきます。せっかく植えた種が水で流れないよう、スプレーで水やりを行うのも、種まき時における育て方のポイントです。

水やりと肥料

ビオラの育て方で気を付けたいのが「水やり」です。ビオラは基本的には土が乾いたらたっぷりの水をあげる事が重要です。ただ、日差しの弱い涼しい時期に育てるため、お水をあげすぎると乾きも遅くなり、根腐れの原因にもなりかねません。特に鉢植えの場合は受け皿に水がたまらないように注意をしてください。

水やりで管理を行っても特に寒い12月頃になると、なんとなく元気が無くなってくることがあります。中でも葉っぱの色が青っぽくなっている場合は「肥料不足」に陥っていると考えられるでしょう。その場合はチッソ、リン酸、カリの入った「液体肥料」を2週間に1回ほど「追肥」してあげれば元気になってきます。

ビオラの種類を確認しよう

品種改良によって品種も多く、種類は数千種類以上あるといわれているビオラは、うさぎの耳をイメージさせる「野うさぎミーモ」や黒い花びらが珍しい「ブラックオパール」など個性的な種類もです。

ここからは初心者にも育てやすい、馴染みのある種類のビオラについて紹介しますので、ぜひ育て方についてもチェックしてみて下さい。

ラブラドリカ

ラブラドリカは、背丈は10cm~30cmと小さく、寄せ植えや花壇の隙間など密集して植えたいときに適したビオラです。春から初夏にかけての少し気温も上がる時期でも育てることができますので、長い期間楽しむことができます。

育て方の特徴は半日陰を利用すること。寒い時期の昼間は日当たりの良い場所に出しても構いませんが、それ以外は日陰を好みますので、季節に合わせて日当たり場所を調整してください。また、日陰を好むという事は、土の渇きも良い状態をキープさせないといけませんので、用土は有機質が高い、水はけの良い用土を選ぶことも大切です。

コルシカ

イタリア半島の西に位置するコルシカ島が原産のビオラです。直径が約4cm程の大きさなので、ビオラの中ではかなり大きい種類に入ります。特徴的な面長の花形はユニークで、コルシカだけを集めて栽培されているファンもあります。

コルシカの育て方で特徴的なのは、暑い季節もOKという事です。もともと夏場は40℃くらいまで気温が上がるコルシカ島です。その環境でも咲いているビオラなので、基本的には秋ごろから咲きはじめ、春ごろに満開となりますが、細やかな剪定をすることで、少量にはなりますが夏場も花を楽しめます。

次のページ:季節ごとに違う?!ビオラの育て方

初回公開日:2017年11月29日

記載されている内容は2017年11月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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