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【種類別】スイカの育て方|初心者向け/種から/プランター・畑

更新日:2020年08月28日

家庭菜園でスイカを育てるのは、ちょっとハードルが高そうですが大丈夫です。スイカを育てるためのさまざまな条件やコツを知っておくだけで、畑などがなくてもベランダで簡単に育てられるスイカの育て方などを紹介します。ずっしりと重くて、甘いスイカを育ててみませんか。

【種類別】スイカの育て方|初心者向け/種から/プランター・畑

スイカの上手な育て方には、栽培する場所も大切です。スイカは風通しが良く、陽が良くあたる場所が最適です。スイカは、20℃~30℃になると生育が早まるので、春先に苗を植えた場合には、保温が育て方のポイントになります。ビニールやホットキャップをかぶせて保温すると安心です。

土壌の準備

スイカの育て方として、植え付ける前にスイカの苗のベッドを作っておかなくてはなりません。堆肥を1㎡あたり2kg、苦土石灰を100g、化成肥料を100g加えてよく混ぜ合わせておきましょう。少なくとも、スイカの苗を植える2週間くらい前に土壌の準備をしておくことが、スイカの育て方として忘れてはならない重要ポイントです。

スイカのプランターでの育て方

スイカは、広い畑がないとできないと考えている人も多いでしょう。しかし、品種の選び方や育て方によって、プランターでも簡単にスイカが栽培できます。プランターでの育て方のコツを紹介しましょう。

プランターの大きさ

プランターでのスイカの育て方では、プランターの大きさも重要です。大玉のスイカを育てるなら、60cm~90cmの深いプランターを用意しましょう。ひとつのプランターに1株の割合で植えていきます。大玉スイカは、大きな実をつけるために、根やツルの発育も旺盛です。スイカの上手な育て方としては、できるだけ大きなプランターを用意しましょう。

水やり

畑よりもプランターでの育て方の方が、水やりに気を遣わなくてはなりません。プランターの場合は、土の量も制限されているので、畑よりも乾燥しやすい環境になっています。そのため、プランターの土の表面が乾いてきたら、プランターの底から水が流れ出るくらいにたっぷりと水やりすることが、スイカの育て方のポイントになります。

毎日水やりする必要はありません。土の表面が乾いた時だけたっぷり水やりをするのがコツです。

成長期になって、ツルが伸びてくると、水分を吸い上げる量が多くなってきます。そのため、土の様子によっては、朝に水やりをしても夕方には乾いてしまっていることもあるので、その場合には、さらに水やりをするのがスイカの育て方のポイントになります。

摘芯

プランターでのスイカの育て方で、大きな実を育てるのに欠かせないのが摘芯です。大玉スイカでも、小玉スイカでも、1本のツルに1個の実をつけるようにします。1株で1~3個の実が育つ計算になります。

たくさんの実がついてしまうと、それだけ栄養分が分散してしまうため、小さくて甘みの少ないスイカに育ってしまいます。そのため、一極集中の育て方として、摘芯という作業が必要になります。この摘芯こそが、おしいしスイカの育て方としては欠かせないので、よく覚えておくようにしましょう

最初に伸びてくるツルのことを親ツルといいます。そのツルの本葉を5~6枚残して先端を切り取るのが摘芯という作業になります。この摘芯を行うことで、ワキから新しく子ツルが伸びてきます。何本か伸びてきた子ツルのなかから、元気のいいものを1~3本残して、あとのツルは摘み取るようにするのが、スイカの育て方として効率的です。

このようにツルを摘芯することによって、スイカの栄養分を1点に集中させて、大きくてみずみずしく、甘みのあるスイカを作っていきます。

肥料

プランターでのスイカの育て方で、肥料は地植えよりも土の量が限られていること、底の穴から肥料が流れやすくなっていることを考えなくてはなりません。そのため、プランターでの肥料は、追肥を頻繁にしましょう。

苗を植えた後、1ヵ月ほどしたら、追肥を開始しましょう。それまでは、土に含まれている元肥だけで苗の栄養は十分です。肥料は化成肥料か、手軽な液体肥料を使います。化成肥料の場合には、1株に対して10gを3週間ごとに、液体肥料の場合は、規定どおりに薄めたものを1週間に1回ほど与えるようにしましょう。

もし、追肥をしても元気がなく葉の色が悪いなどの症状が出ているようなら、即効性のある液体肥料を少し薄めて、水やりのかわりに与えて様子を見ましょう。

受粉

地植えしているスイカは、虫が花粉を媒介してくれるので、問題はありません。しかし、都会の高層マンションのベランダなどには、虫が飛んでくる確率は少ないでしょう。そのため、人工的に受粉する必要があります。

雌しべに雄しべの花粉を受粉します。雄しべと雌しべの見分け方は、花の根元に子房と呼ばれるふくらみがあるかないかです。雄しべの花粉をハケなどを使って雌しべに受粉するか、雄しべの花を全部取って、雄しべを露出させてから雌しべに受粉させます。

受粉は、朝のうちに行います。また、受粉する雌しべは、12~23節に咲く第3花を狙うと、実が大きく、実成がよくなります。

スイカの育て方で、受粉の時に注意しなくてはならないことがあります。実は、スイカを収穫するときに、見た目ではなかなか判断できません。スイカには、受粉から何日目が収穫時期かということが品種によってほぼ決まっています。そのため、雌しべに受粉した日にちをタグなどに書き込んで、収穫時期のタイミングの逃さないようにしましょう。

支柱

畑で栽培する場合には、地這いが基本なので支柱を立てる必要はありません。しかし、プランターの場合の育て方では、支柱立が基本になります。最も有効的にスペースが使えるのが、空中栽培です。空中栽培での育て方では、支柱、麻縄、ネットなどを用意してスイカが大きくなる前に仕立てておきます。

気温が高くなるとスイカは急に大きくなるので、少なくとも摘芯を行うまでには、支柱の準備をするようにしましょう。大きくなってからでは、大きくなってくるスイカを支えきれずに、倒れてしまうこともあるので、育て方に十分注意が必要です。

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初回公開日:2017年12月02日

記載されている内容は2017年12月02日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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