六角レンチ10|選び方・口コミ
初回公開日:2017年12月12日
更新日:2020年08月20日
記載されている内容は2017年12月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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六角レンチとは?
六角レンチは、細い棒の先端が正六角形になっている工具で、六角の穴のあいたボルトを締めたり緩めたりする工具です。さまざまな呼び方があり、六角棒スパナ、六角棒レンチ、ヘキサゴンレンチ、ヘックスなどと呼ばれることもあります。
六角レンチは自転車、家具、機械設備などで用いられる工具で、組み立てが必要な家具に付けられていることがあります。一般家庭でも、家具の組み立て時に目にすることがあるでしょう。ここでは、六角レンチの具体的な種類や使い方などを紹介します。
六角レンチの長所
六角レンチは、ボルトの穴に差し込む時の接触面積が大きく、ボルトが壊れにくいという性質を持ちます。例えば、プラスドライバーやマイナスドライバーをねじに使用する際に、ねじ穴を壊してしまった経験がある方もいるでしょう。しかし、六角棒レンチの場合は、ぴったりと合うサイズで使用するため、ドライバー使用時のようなボルトの損傷を防ぐことができます。
壊れにくい+角がない=いろんなところで採用される六角穴ボルト
六角レンチの種類や選び方
六角レンチは、自転車の組立や修理・メンテナンスで一番使用する工具です。カラフルな色の六角レンチもあり、コレクターアイテムでもあります。ここでは、色んなタイプの六角レンチを紹介します。
ドライバータイプ
ドライバータイプとは、ドライバーの形状でグリップしやすい作りが特徴です。ドライバーのように押しながら回すことができるため、操作がしやすく、利便性はよくなります。
L型タイプ
L型タイプは「柄」の部分がL型に曲がっているシンプルなタイプです。大抵の場合、L型の柄のどちらでも回すことができるようになっています。L型の短い方に角頭を、長い柄の方に丸頭をつけている場合もあります。
T型タイプ
T型タイプは持ち手がT型になっており、垂直に差し込んで素早く回せるようになっています。車のタイヤを回す十字ボックスレンチを連想してください、その六角レンチのT字版だと思えばよいでしょう。
折りたたみタイプ
折りたたみタイプは、スイスアーミーナイフのように何本かの六角レンチがハンドルに収納されるようになっています。自転車の修理とかで、カバンに1つ入れておくと便利です
ヘキサゴンソケットタイプ
ヘキサゴンソケットタイプとは、電動ドライバーの先や、ラチェットハンドルの六角の先に取り付けて使用します。
六画レンチの四角い頭と丸い頭
六角レンチの頭には2つのタイプがあります。角頭タイプと、丸頭タイプです。角頭タイプは、穴に垂直に立てないと入りませんが接地面が広いので、強い力で回すことができます。L型六角レンチの短い方がこの頭がついています。
もう一つが丸頭タイプ、ボールポイントタイプです、これは斜めに差し込むことができて、垂直にまわしにくい場所でも素早く回すことが、できます。その反面、接地面積が少ないので、強い力をかけることはできません。
トルクスネジ
トルクスネジは、自動の機械締めでもビットが外れにくい、六角の星形溝をもったネジです。実際の製品では「いじり止め」であり、普段は開けられないようにする意図で使われています。それでも、道具はちゃんと売られています。L型のトルクス棒レンチ、同ドライバー、同ソケットなどがそれです。
表面処理の違いに注目
表面処理については、表面を強制的に黒く酸化させて錆びにくくする黒染処理や、表面硬度を高めるため、硬質クロムメッキなどが施されているものが多いです。黒くザラザラしたものが黒染め、銀色に輝いているものがメッキとおもってまず問題ないでしょう。
「黒染とメッキと、どちらがいいか」というと、それぞれ長所、短所がありますが、品質のよい工具メーカーの製品であれば、難しいことは考えず見た目の好みで選んでまず大丈夫です。