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煮沸消毒について|効果/方法・種類別のやり方

更新日:2020年08月28日

日常生活の中で身近な存在の細菌ですが、その中には人間に有害な細菌も多く存在しています。消毒方法は色々ありますが薬害等を心配しなくても良い消毒方法が煮沸消毒です。煮沸消毒は昔から行われている方法であらゆる物に対して適応がありもっとも安心な消毒方法です。

煮沸消毒について|効果/方法・種類別のやり方

メラミン食器は熱に強く、割れにくく軽いととても使い勝手の良い食器ですが、煮沸消毒には制限がかかってきます。メラミン食器は確かに熱に強いですが、煮沸消毒できる時間は2~3分以上の煮沸は出来ません。

長時間の高温には耐えられない為、食器自体が劣化してしまうからです。メラミン食器はお湯を沸かしてする煮沸消毒は時間は短くなりますが可能ですが、電子レンジを使った煮沸消毒は電子レンジ対応のメラミン食器でしか出来ません。

煮沸消毒の方法って?

煮沸消毒は方法はお湯を沸騰させて物を消毒させるというものなので、その環境が作り出せれば別に火を使わなくても煮沸消毒が出来ます。

煮沸消毒の温度って?

煮沸消毒での温度は水の沸点である100℃でそれ以上に上がる事はありませんが、良く80℃で10分など100℃の沸点に達していないのに煮沸消毒の温度と時間が設定されている時があります。

これは、煮沸消毒する物の耐熱温度で設定された温度と時間なのか、殺菌する対象の細菌が死滅するのに必要な設定温度・時間なのかで意味合いが変わってきます。

耐熱温度で変わる煮沸消毒

煮沸消毒する物がすべて100℃の高温に耐えられるのかというと、中には耐えられない物もでてきます。

プラスチック商品や、メラミン食器などあまり高温に耐性のない物は煮沸消毒の温度を下げて表示されている場合があり、殺菌に必要な温度と煮沸消毒する物の耐熱温度を加味してはじき出された温度です。

細菌が死滅する温度表示?

煮沸消毒で100℃よりも下の温度で煮沸消毒の指示が表示されていても、煮沸消毒する物が100℃を超える温度に耐えられる場合は表示されている温度以上での煮沸消毒をしても何の問題もありません。

死滅させたい細菌が最低でもこの温度で煮沸消毒させると死滅するという一つの目安なので、水の沸点である100℃での煮沸消毒でも問題がありません。

煮沸消毒の時間って?

煮沸消毒にかかる時間は、煮沸消毒の温度設定と同じように細菌の種類や消毒する物によって変ってきます。

煮沸消毒にかかる時間設定って?

煮沸消毒の時間は煮沸に耐えられる物であれば、細菌が死滅する時間さえ超えれば何分煮沸してもしすぎという事はありません。しかし、煮沸する物によっては割れたり変形したり使う為に消毒したのに使えない事になったては元も子もないので異常な程、長時間煮沸するのはめておいた方が良いでしょう。

どれくらいの時間煮沸すればよいのかは、最近の死滅する時間と物が煮沸に耐えられる時間を考えてその範疇に収まる程度の時間での煮沸消毒が理想的です。

煮沸消毒の時間を決めるには?

煮沸消毒の時間を決めるにはまず、どうしたいかを決めます。特定の細菌を死滅したいのか、残隊的な消毒をしたいのかによって煮沸消毒の時間設定は変わってきます。

特定の細菌をターゲットにして効果を出す為には、その細菌が何度でどれだけの加熱時間で死滅するのかを調べてから時間を設定します。

不特定多数の細菌を対象に煮沸消毒をする場合は100℃で15分~20分の煮沸消毒で十分な効果が得られます。

煮沸消毒は何分が理想的?

煮沸消毒は細菌の熱への耐性によって変ってきますが、煮沸する物から有害物質が出ない事、変形等しない事を大前提として、不特定多数の細菌で中に危険なウイルスも含む場合の煮沸消毒は100℃20分が理想的と言えます。

細菌によっては100℃で3秒程でも死滅する物もいますが、消毒する物に満遍なく熱がいきわたるまで5分はかかる事を考えて細菌の死滅にかかる時間を15分と考えます。しかし、特定の熱に強く20分では死滅しない菌が対象の煮沸消毒であれば指定される従った方が良いです。

レンジで煮沸消毒が出来るの?

次のページ:種類別煮沸消毒のやり方とは?

初回公開日:2017年09月20日

記載されている内容は2017年09月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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