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彼岸花の育て方|鉢植え/球根/植え替え/開花時期/色/北海道

更新日:2020年08月28日

秋の花として知られる彼岸花は、よく知られる赤い色以外にもカラーバリエーションが豊富な花で、現在でも新種が誕生し続けています。また、ガーデニング初心者にも育てやすい丈夫な植物で、育て方もそんなに難しくはありません。今回は彼岸花の育て方をご紹介します。

彼岸花の育て方|鉢植え/球根/植え替え/開花時期/色/北海道

彼岸花は今でも新種が誕生し続けており、たくさんの種類があります。また、葉の出る時期や開花時期が品種によって違いがあるので、環境に合ったものを選ぶとよいでしょう。

ここでは、彼岸花の育て方をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

園芸・手入れ・日常の育て方

彼岸花の育て方は特に何もせず、植えっぱなしでも花を咲かせるほど丈夫で、ガーデニング初心者向けの植物です。基本的には庭で地植えが適しており、乾燥する場所を嫌うので適度に湿り気があり、水はけと日当たりのよい場所を好みます。

開花の秋から葉が枯れる春にかけてが生長期で、それ以外の初夏から初秋の時期が休眠期になります。水遣りや肥料は生長期に、植え替えや植付けは休眠期に行うとよいでしょう。

休眠期の育て方は特に気を遣う必要はありませんが、葉が生長している時期はよく日に当てるようにします。耐寒性、耐暑性の強い植物なので、育て方は特に神経質になる事はありません。

植付け時期

彼岸花の植付け時期は6~8月上旬で、鉢植えか地植えにします。彼岸花の育て方のポイントは、日当たりと水はけが良く、風通しの良い場所を選びましょう。品種によっては半日陰を好む場合もあるので、育て方をよく確認しましょう。根が深く伸びるので、植える場所を深めに耕しておきます。

土は川砂や赤玉土などを混ぜたもの、または市販の花と野菜用の土でも十分です。肥料が無くてもよく育ちますが、植付けの時に堆肥や腐葉土、根菜用の化成肥料などを混ぜると、生育が良くなります。ただし、植え付け直後には肥料は与えないでください。

葉が茂るので、球根を植え付ける間隔は球根同士20~30㎝程の間隔を開け、球根の高さ1個分の深さに植えます。球根は、地表に少し隠れる程度の深さに植え、球根が乾いているようであれば水をたっぷり与えます。植付け後の育て方は特に難しいことはなく、数年そのまま置いておいた方が元気に育ちます。

水遣り

彼岸花の育て方は特に難しいことはありませんが、じめじめと湿った状態だと球根が腐り、逆に乾燥しやすい場所では花付きが悪くなるので、土の管理には注意しましょう。ただし、花の期間以外は幾分乾燥気味な育て方のほうが調子がよく育ちます。

葉の茂っている生長期の育て方で特に気をつけるべきは水遣りです。生長期は開花に向け球根に栄養を蓄えている時期なので、乾いたら水を与えます。葉が枯れた初夏から花が咲く彼岸頃の育て方は、土が乾燥しないよう適度に湿った状態をキープします。地植えで環境が整っていれば、夏以外はこまめな水遣りをする必要はありません。

肥料

地植えの場合での育て方は、本来植えれば毎年花を咲かせる植物なので、肥料は特に与えなくても構いません。ただし、何年も同じ場所で花を咲かせている場合、3年に一度は植付け時と同じ堆肥や腐葉土を土に混ぜると、育成が悪くなるのを抑えることができます。

花が終わった時期や葉がよく茂っている冬などの育て方は少量の化成肥料を株元に、または固形肥料を土に混ぜて与えるとよいでしょう。肥料を与えることにより、球根が肥り翌年も花を咲かせるようになります。

開花時期

彼岸花は9月~10月の秋ごろ、真っ赤な花を咲かせます。また、秋の花という印象の強い彼岸花ですが、品種によって開花時期もさまざまです。早咲き種は7月には咲き始め、夏から秋にかけての長い期間楽しむことができます。

葉がなくなった夏場の育て方では、球根への暑さ対策も必要です。他の植物の育て方では雑草など神経質になりがちですが、彼岸花の場合は土の表面すれすれに植えているため、土の流出や球根の日焼けなどが気になるところです。

茂りすぎも良くはありませんが、程よい雑草は土の流出や球根の日焼け防止になるので、多少雑草が茂っているくらいがちょうどよいでしょう。

葉の育成期間中の手入れ

彼岸花は花が終わり、花茎が倒れ始める秋から葉の生育が始まります。冬から春にかけて細長い葉を茂らせ、たっぷりと日差しを浴びながら成長します。初夏に葉が枯れると休眠期間となり、秋の開花に備えます。

花が終わり葉の育成期間中の育て方で気になるのが、育成が進んだ葉が変色したり倒れたりすることです。その場合でも日に当たり養分を生産し球根に蓄えている期間ですので、葉を刈り取ることはせず、すっかり枯れてしまうまで大事に育ててあげましょう。葉の育成期間中によく日に当たっていると球根の肥りがよく、開花に期待ができます。

寒さ対策

耐寒性のある彼岸花ですが、冬の育て方は霜に注意が必要です。ショウキランのように寒さに弱い品種は霜によって葉が傷むことがあります。暖かい地方でも、霜の当たらない樹木などの下に植えるとよいでしょう。

寒冷地での育て方で注意すべきは、球根を寒さから守り、光合成ができる環境を作ることです。まず根元を落ち葉などで覆い、凍結を防ぎます。また葉に雪が積もった場合は取り除き、日が当たるようにします。

なお、積雪の続く寒冷地では秋に葉が出るタイプは育成が厳しいので、寒さの影響を受けにくい春出葉型にするなど、環境に合わせてタイプを選ぶとよいでしょう。

植え替えなど

彼岸花の育て方は植えっぱなしで大丈夫です。そのままにしていると、そのうち自然に球根が増え、密集し地表へ上がってくるようになります。その場合、球根同士の間隔が狭くなってくるので、植え替えを行うとよいでしょう。植え替えの適期は7~8月の休眠期です。

彼岸花は丈夫な植物なので、葉が茂っている成長期でも植え替えは可能です。ただし、根を傷めないよう、深く掘り上げる必要があります。

ふやし方

彼岸花は球根で育てる種類なので、分球という球根が分かれることで数を増やします。掘り上げた球根にいくつも子球がついていたら、手で取り外し植え替えをします。植え方は植付けで説明した方法と同じで大丈夫です。

病気・害虫

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初回公開日:2018年01月27日

記載されている内容は2018年01月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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