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品種別金魚の種類と特徴|飼育の注意点と金魚の値段相場

更新日:2020年08月28日

お祭りの夜店の金魚すくいやホームセンターの熱帯魚コーナーで見かける金魚は丈夫で長生きなのでペットとしてもの魚です。金魚は歴史が深く、たくさんの種類や色が存在します。今回はそんな金魚の種類と品種名、各種類の値段の相場についてご紹介します。

品種別金魚の種類と特徴|飼育の注意点と金魚の値段相場

水カビ病

水カビ病とは水中のカビが弱った金魚の傷口から入り、そこから壊疽を起こす病気です。水カビは常に水中に潜んでいて、魚が元気な時には感染しないの水質が安定していれば感染する心配はあまりありません。症状は感染した金魚のエラやヒレから白い綿のような異物が出てきます。

水カビ病は他の病気と併発することが多く、そうなった場合治癒はとても難しいです。治療法はメチレンブルー、エルバージュ、グリーンFゴールドでの薬浴か、塩水浴を行い、水槽の水換えと掃除を行ないましょう。

転覆病

転覆病とは金魚のお腹の部分が上に、背が下にひっくり返る病気です。ピンポンパールや琉金などの丸手の金魚がかかりやすく、原因は浮袋の負荷や餌の食べすぎ、エア食いと言う水面で口をパクパクする行為の影響など色々あります。これといった治療法はありませんが、転覆病になってもそのまま数年生き延びる個体も存在します。

運動性エロモナス病

運動性エロモナス病はエロモナス菌に感染することで発症する病気で、マツカサ病と赤班病の2種類があります。

マツカサ病は口に潰瘍ができたり、尾腐れが起こり、体内に水がたまることで体が膨らんで鱗が逆立ち、松ぼっくりのような見た目になります。症状が重くなると最終的に低酸素状態を起こしたり、内臓にダメージを負い死に至ります。赤班病は身体の数か所が充血することで血がにじんで赤くなり、最終的には充血の範囲が広くなりやがて死に至ります。

これらの病気はパラザンDで薬浴を行い、水槽の水換えと掃除で治療します。

カラムナリス病

カラムナリス病とはカラムナリス菌に感染することで発症する病気で、口腐れ病やエラ腐れ病、ヒレ腐れ病の3種類があります。症状が進行するとエラでの呼吸ができなくなったり、ヒレが溶けてしまい、最終的には死に至ります。

カラムナリス病の治療はパラザンDやグリーンゴールドで薬浴をして、水槽の水換えと掃除を行ないましょう。

水槽のレイアウトと個体数

金魚を飼育する時の水槽のレイアウトには木や岩など尖ったものは置かないようにしましょう。とくに、泳ぎが得意でない種類や視力の弱い種類は怪我をしてしまいます。また、金魚が隠れるための水草や土管などの隠れ家用意してあげると金魚も住みやすくなります。底砂には金魚専用の砂や玉砂利を使用しましょう。

金魚は同じ水槽にたくさんの数を飼育すると過密飼育で水質が悪くなり調子を崩します。中くらいの大きさの固体なら、個体数は金魚鉢で1、2匹程度、45cm水槽なら3、4匹、60cm水槽なら5、6匹にとどめましょう。

金魚の種類別の混泳

色々な種類のある金魚は、違う種類や品種同士を同じ水槽で飼育したいと考える方も多いでしょう。しかし、同じ金魚同士でも相性の悪いものや同じ水槽で飼育すると片方が死んでしまう可能性のある組み合わせもあります。そのため、金魚同士やその他の種類の熱帯魚との混泳を考える場合には事前に相性を調べる必要があります。

悪い組み合わせ例

金魚の相性が良くない組み合わせには、個体同士の身体の大きさに差があるもの、和金と琉金、和金と出目金などの泳ぎ方や体型が異なるものがあります。

個体同士の身体の大きさに差がある組み合わせ

金魚には何でもつついたり口に入れる習性があり、共喰いをする場合もあります。そのため、同じ種類の金魚同士でも個体同士の大きさにあまりにも差があると、小さい個体が大きい個体に追い回されたり食べられてしまうことがあるので避けたほうが良いでしょう。熱帯魚も基本的に、メダカやグッピーは追い回されてしまうので混泳には向きません。

各種類の泳ぎ方や体型が異なる組み合わせ


和金と琉金の場合は、琉金が泳ぎが上手でないので機動力のある和金に追いかけまわされてストレスになったり、餌を食べられてしまって大きくなれないことが多いので混泳には向きません。ただし、金魚の個体同士の相性や性格もあるので、稀に仲良く混泳できるケースもあります。とくに稚魚の頃から同じ水槽で育てるとお互いに慣れてしまうので、混泳が成功する傾向にあります。

和金と出目金の組み合わせは金魚すくいなどでよく目にしますが、実は相性は最悪です。和金に追い回されたり、つつかれたりしてしまうので混泳は避けましょう。水泡眼や頂天眼、らんちゅうも同じく混泳には向きません。

良い組み合わせ例

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初回公開日:2017年10月16日

記載されている内容は2017年10月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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