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【男女別】ミニマリストの部屋の特徴・おしゃれポイント

更新日:2020年08月28日

「ミニマリストってどんな部屋に住んでいるんだろう?」「ミニマリストの部屋にはどんなものを置いているんだろう?」そんな疑問や興味を持っている方は多いと思います。ここでは、性別やライフスタイル別に、ミニマリストの部屋や持ち物についてご紹介していきます。

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部屋にテレビやラジオを置かないミニマリストは多いですが、それは情報を得ることを放棄しているから、というわけではありません。PCやスマホがその機能を兼ねているからこその選択です。今や、パソコンがあれば、テレビを観ることもテレビ番組を録画することも可能ですし、DVDやブルーレイを再生して映画などを楽しむことも可能です。そして、PCでできることの多くが、スマホでもできるようになってきています。

思い出の写真なども、分厚いアルバムに貼り付けておいたところで、それを押入れやキャビネットにしまいこんでしまえば、見返す機会はほとんどありません。しかし、デジタルデータとしてクラウドなどに保管しておけば、手持ちのPCやスマホ、タブレットなどで、いつでも見ることができます。

写真を他の人と共有することも簡単ですし、万が一火災や災害などで部屋そのものが無くなってしまったとしても、大切な思い出の写真は残ります。

ミニマリストの部屋にモノが少ないのはレンタルを活用しているから

ミニマリストの部屋に物が少ない理由の1つに、レンタルを上手に活用しているから、という点があります。例えば、漫画や映画は、ゲオやツタヤといったレンタルショップを活用すれば、部屋に物を増やさずとも楽しむことが出来ますし、本に関しては、図書館を利用すれば物が増えないだけでなく、書籍代の節約にもなります。

大掃除の時にだけ使用するような高圧洗浄機なども、購入してしまえばそれなりにコストもかかり、保管に場所も取りますが、レンタルならコスト面でも管理面でも手軽です。

使用頻度の少ないパーティー用のドレスやタキシードなども、レンタルで済ませてしまえば、安上がりな上、自分の部屋でそれを管理する手間もコストもスペースかかりません。女性の場合は特に、披露宴ラッシュの時期、同じドレスを何度も着て出席することには抵抗があります。レンタルを利用することで、低コストで色々な種類のドレスを着ることができる、というメリットもあります。

車も、使用頻度がそれほど高くないのであれば、高い維持費を払って自分で所有するより、レンタカーやタクシーを使う方が、よほど安上がりということも珍しくありません。レンタルで済ますことができるものはレンタルすると割り切ってしまえば、あらゆる手間やコストの削減につながります。

レンタルで済ますことができるものはレンタルと割り切ってしまうのも、上手に部屋から持ち物を減らすコツの1つです。

ミニマリストの部屋に置かれるものの基準

私達は常日頃から、膨大な量の情報にさらされて生活しています。テレビをつければ、おしゃれな女優やモデルが最新の流行ファッションを発信しています。グルメ番組では美味しそうな食べ物が次から次へと紹介され、それに負けず劣らずの情報量で、健康食品やダイエット食品、薬やサプリメントがどんどん紹介されています。SNSを閲覧しても、街を歩いても、人々の消費を促すための情報ははそこかしこに溢れています。

素敵なものも便利なものも世の中にはたくさんあり、元々欲しかったわけではなくても、ふと目についた瞬間に欲しくなって、物を衝動的に買い物をしてしまったという経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。しかし、これほど誘惑の多い現代社会において、ミニマリストたちはどうやって部屋に置くあらゆるものを最小限に抑えているのでしょうか?

実は、ミニマリストは持ち物を購入するとき、欲しいかどうかではなく、必要かどうかを基準にしています。人間にとって「あったら良いな」と思うものはいくらでも出てきますが、「それがないと困る」「それがどうしても必要」というものは、実はそれほど多くはありません。

「どうしても必要」。それを基準にすることで、ミニマリストたちは、知らない間に余計なものを買い込んでしまうことを防いでいるのです。

とはいえ、ミニマリストも、最初から「自分にとって最小限で、最適な持ち物」を完璧に把握しているわけではありません。断捨離を通して何度も不用品を手放しながら、少しずつ学んでいきます。

ミニマリストの部屋のおしゃれポイント

シンプル イズ ベスト!

「そもそも、物がないミニマリストの部屋におしゃれポイントなんてあるの?」と思われる方もいるかもしれません。実際、シンプルというより殺風景、おしゃれでも何でもない、というミニマリストの部屋もあります。しかし、「ミニマリスト=おしゃれではない」ということではありません。

ミニマリズムはあくまで「その人にとって最低限必要な物を持つ」ということ。つまり、自分にとっての最低限は美しい1枚の絵画だったという人や、おしゃれなオブジェだった、お気に入りのソファーだった、という人も普通にいるわけです。

ただ、ミニマリストが持ち物を最低限にまで減らしていることには変わりがないので、ミニマリストの部屋は総じてシンプルで清潔です。きちんと掃除が行き届き、流れる空気までもが清浄に感じられるようなすっきりとした空間は、やはり美しいものです。

昔の日本人は、みんなミニマリストだった

着物一枚帯三本

昔の日本人は、ある意味みんながミニマリストでした。住宅は簡素ですぐに建て替えがきき、持っている着物はせいぜい3枚程度。いつもこざっぱりとした身なりで、清潔で身軽。かといって、誰もがおしゃれなどに全く興味のない人達だったのかというと、決してそうではありません。

日本の着物文化には古くから「着物一枚、帯三本」という言葉があります。これは、「三本の帯があれば、一枚の着物でも全く印象の違う3種類の着こなしができる」という意味です。かつて日本人が、持ち物を最小限にしつつも、自分にとってのおしゃれは大切にしていた、という文化がよくわかる言葉ですね。

また、江戸時代の日本の街並みを描いた浮世絵などには、大通りなどの公共の場所に、全くゴミが落ちていません。実際、江戸時代に日本を訪れた外国人は街並みの清潔さに驚いたそうです。

せともの・提灯・履物、何でも修理して使った江戸時代

江戸時代の日本の町にゴミが少なかったのは、そもそも「ゴミを出さない」という当時の人々の暮らしぶりが、その背景にあります。瀬戸物や提灯、履き物など、日常生活で使う様々な道具はすべて、壊れたり古くなったりしても何度も何度も修理しながら大切に使いました。せともの修理専門の職人、提灯修理専門の職人、雪駄修理専門の職人など、人々のエコな暮らしを支えるための腕の良い職人たちも数多くいたそうです。

日本の和服も、本来はとてもエコなアイテムです。最初は振袖として仕立てたものでも、ある程度の年齢になれば、今度は袖を切って訪問着として使うことができます。古くなったものは洗い張りをしたり、染め直して色を変えて使うことも出来ますし、裾が擦り切れれば裾直しをすることも可能です。汚れたり擦り切れたり色が合わなくなったりしても、お直しや仕立て直しで、どうとでもなるのが着物のすごいところ。

昔の日本人は必要以上に物を持たず、1つのものを工夫して長く大切に使っていたのです。

世界的に有名なミニマリスト

マザー・テレサ

マザー・テレサは貧しい人たちのための活動にその生涯を捧げた、世界的にも有名な修道女です。その活動が評価され、ノーベル平和賞を始めとした数々の名誉ある賞を受賞したマザーテレサですが、彼女自身はとても身軽で質素な生活を送っていたようです。マザー・テレサが亡くなった時、彼女の持ち物は、着古したサリーが2枚とサンダル、そしてサリーを洗濯するためのバケツだけだったそうです。

マハトマ・ガンジー

「非暴力」「非服従」を唱え、その思想でインドを独立に導いた、世界的にその名を知られる政治指導者・ガンジーもまた、ミニマリストだったと言われています。「無所有」を説き、彼も亡くなった時の所持品は10個程度でした。ガンジーは自分に厳しく他人には寛容な態度で誰にでも平等に接していましたが、身内に対しては極端な禁欲を強要して、反発されることもあったと言います。

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初回公開日:2017年09月18日

記載されている内容は2017年09月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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