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消火器の使用期限と薬剤の期限・消防法で定められている期限

更新日:2020年12月22日

消火器の使用期限や薬剤の期限について紹介しています。消火器は消防法で定められている点検を受ける義務があります。消火器の使用期限が過ぎたものや、本体が劣化しているものは破裂のおそれがあるため危険です。消火器は必ず使用期限を守って使いましょう。

消火器の使用期限と薬剤の期限・消防法で定められている期限

消火器の使用期限ってどれくらいなの?

冬は空気が乾燥するため、火災が多い季節です。万が一、火災が起きてしまった場合に備えて消火器を常備しておきましょう。消火器にも使用期限があります。消火器は普段使う機会がないアイテムなので、買ってからそのまま放置してしまわないように注意が必要です。期限切れの消火器ではいざというときに役に立たなくなってしまうので、消火器は定期的に期限チェックをするようにしましょう。

家庭用消火器の場合

家庭用の消火器の使用期限(期間)は、おおむね5年です。家庭用消火器の本体に使用有効期限、または品質保証期間が表示されています。購入日から5年とは限りませんので、必ず本体記載の有効期限を確認してください。家庭用の消火器は、中身の薬剤の詰め替えができない構造です。使用有効期限が過ぎた場合には、本体ごと交換する必要があります。

車載消火器の場合

普通乗用車に載せている方は少ないですが、トラックなどの大型車には消火器を設置している場合があります。車載消火器の設計標準使用期限は、製造より10年です。10年を経過した車載消火器は交換、または点検を受ける必要があります。使用期限は消火器本体に記載されていますので、確認しましょう。

8年の耐用年数って?

業務用消火器の耐用年数は8年です。耐用年数とは、使用期限や保証期間を意味するものではありません。耐用年数の8年を過ぎた消火器は、一度も使用していなくても性能や機能が劣化している場合があります。消化訓練に使ったり試し放射することは危険です。耐用年数の8年を過ぎた消火器は、速やかに新しい消火器と取り替えましょう。

10年の期限って?

業務用消火器の使用期限は家庭用消火器より長く、製造からおおむね10年です。設計標準使用期限と記載されています。設計標準使用期限を過ぎた消火器は、破裂による人身事故の危険があるため放置すると危険です。速やかに新しい消火器に取り替えましょう。消火器本体に腐食、キズ、変形などがある消火器は、10年の使用期限に達していなくても直ちに交換する必要があります。

消防法の法令で定められている消火器の期限はある?

消火器に関して、消防法で定められているのは「点検および報告の義務」です。点検で使用期限を確認することが定められています。消火器の点検の期間は6ヶ月に1回以上、消防設備士または消防設備点検資格者が点検を行う必要があります。

改正

2011年4月1日から、業務用の消火器は製造から10年を経過したものは耐圧性能点検(水圧点検)を受けることが義務付けられ、 以後3年ごとの耐圧性能点検(水圧点検)が必要となっています。

その他、蓄圧式消火器の内部点検は「製造年から3年を経過したもの」から「製造年から5年を経過したもの」に改正されました。法令の改正情報は、総務省消防庁ホームページで確認することができます。定期的に最新情報をチェックするようにしましょう。

消火器の中の薬剤の期限はどれくらい?

消火器に使用されている薬剤の期限は約5年です。これは、業務用消火器の点検の項目で定められている年数です。また家庭用の消火器は点検が義務づけられていないことや、中身の薬剤を交換できない構造のため、製造から5年の使用期限が来た際に本体ごと交換する必要があります。

詰め替え

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初回公開日:2018年01月23日

記載されている内容は2018年01月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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