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再生野菜を使った節約方法・育て方・注意点・種類一覧

更新日:2020年08月28日

野菜のヘタや根の部分といった野菜カスは実は栽培すると成長し再生野菜として食べることができます。再生野菜は栽培方法もお手軽で工夫次第でインテリアにもなり、なによりとても節約になります。今回はそんな再生野菜の栽培方法や種類についてご紹介します。

再生野菜を使った節約方法・育て方・注意点・種類一覧

再生野菜の栽培はハイドロカルチャーでも行うことができます。ハイドロカルチャーとは水耕栽培の一種で土の代わりにハイドロボールという素材を使って野菜などを育てる栽培方法です。

ハイドロカルチャーのメリットは、ハイドロボールが土と違い清潔で何度も使えるという点と色々な野菜をまとめて育てることができるという点です。

ハイドロカルチャーで再生野菜を栽培する方法は、土での栽培と同じく底に小さな穴を空けた容器を用意してハイドロボールを入れて野菜の根を植えます。あとは水を張った容器に根を植えた容器を重ねて、水耕栽培と同じく水の交換をしながら成長を待ちます。

水を張る容器は大きなものにして、色々な野菜を植えた容器をまとめて入れておくと水の交換などの管理がしやすくなります。また、ハイドロボールは多孔質の素材でできているので液肥を水に溶かしておくと養分を蓄えるので野菜が良く育ちます。

再生野菜を栽培する時の注意点

再生野菜を土耕栽培で育てる時に注意する点は根腐れをしないようにすることです。特に培養土は保水率が高いので注意が必要です。夏であれば土が乾燥しやすいので1日1回、冬は2、3日に1回水やりをしましょう。

また、大根やニンジンなどの根菜類は切ったものをそのまま培養土に植えてもなかなか新しい芽が出てこないので、最初の数日間は水耕栽培で育てて断面から新しい根が出てから植え替えると成功率が上がります。

再生野菜を栽培する上で肥料は特に必要ありません。ただし、再生野菜の栽培で育てる野菜はその野菜の中に残っている栄養を使って成長するので同じ野菜を肥料無しで育てていくとだんだんと成長しずらくなります。そのため、同じ野菜で繰り返し長期間栽培する場合は肥料を使用することをします。

短期間での栽培ならば肥料は必要ありません。

再生野菜を水栽培する時の注意点

再生野菜を水耕栽培する上での注意点は、水の腐敗に気を付けることです。特に夏場は水が腐りやすく、栽培している野菜の根にカビが生えたり根腐れしやすいので必ず1日1度水換えを行ないましょう。冬場は水が腐りにくいので2、3日に一回など頻度を落としても良いでしょう。

また、水耕栽培でも水に液肥を溶かすことで肥料を使うことができますが、その分水がさらに腐りやすくなります。この場合は1日1回必ず水を変えましょう。再生野菜にカビが生えてしまった場合は、もう育てられないので処分してしまいましょう。

再生野菜の種類一覧

市場に出回っているほとんどの種類の野菜は再生野菜として栽培することが可能です。逆に栽培できない野菜はピーマンやトマト、ナスなど実を食べる野菜は再生することができません。こちらでは再生野菜として栽培できる種類の野菜と育て方のポイントをご紹介します。

レタス・キャベツ

レタスやキャベツを再生野菜として栽培する時は、芯と玉の中心にある小さな葉を数枚残して芯の側面の葉が出てくる部分に水がつかないように栽培するのがポイントです。

栽培していると芯が茶色くなってくることがありますが、そのまま育ててしまって問題ありません。レタスやキャベツは栽培を始めて1、2週間ほどで新しい葉が出てきます。レタスやキャベツは水耕栽培よりも土耕栽培のほうが良く育つのである程度葉が生えたら土に植えても良いでしょう。

また、キャベツやレタスの他には白菜などもこの方法で育てることができます。さらに、これらの野菜は難易度は上がりますがスーパーなどでよくみられる1/2カットや1/4カットでも栽培することができます。

ほうれん草・小松菜

小松菜やほうれん草を再生野菜として栽培するポイントは、カットする時に、茎の内側の小さな葉を残して根から3cmほどの長さで茎をカットすることです。また、水に浸す時は切り口に水がつかないようにしましょう。

小松菜やほうれん草は成長が早く、早くても3日ほどで新しい葉を生やすので葉が出てきたら土に植え替えします。小松菜やほうれん草は日光を好むのでなるべく日当たりの良い場所で管理すると良く育ちます。新しい葉は早くて1週間ほどで大きく成長するのでナイフなどで切り取って収穫しましょう。

水菜・三つ葉

水菜や三つ葉を再生野菜として栽培する時のポイントは根から3cmほどのところでカットすることだけです。水菜や三つ葉はとても育てやすく水耕栽培に向いています。また、大きく育てたい時は土に植える方が良いです。

日光を好む野菜なので、日が当たらないと細くて弱い茎しか生えてこないのでなるべく明るい場所で育てましょう。水菜や三つ葉は栽培を始めて1週間ほどで新しい葉が生えます。

玉ねぎ

玉ねぎを再生野菜として栽培する時のポイントは、玉ねぎをカットする時にした部分から包丁を刺して芯の部分を三角形にくりぬくようにして取り出すことです。根が傷つくと発根が難しくなるので注意が必要です。

取り出した芯は、水に浸して水耕栽培して根が出てきたら土に植えます。そのまま水をあげながら管理しているとだんだんと芯が回復して玉ねぎらしい形状になっていきます。玉ねぎはそのまま茎を生やして成長していき、葉が倒れ始めた頃が食べごろです。

玉ねぎは収穫した後数日干しておくと長期間保存できるようになります。また、土で栽培している過程で玉ねぎが分裂して数が多くなることもあります。

長ネギ

長ネギはすでに根が少し生えている状態なので、水耕栽培せずにそのまま土に植えても問題ありません。また、水耕栽培でも育てることができます。長ネギを再生野菜として栽培する時のポイントは根から茎を5cmほどと少し長めに残しておくことです。

長ネギは栽培を始めてから3日から5日で葉を出すので大きく育ったら収穫します。長ネギの栽培で育つのは白い部分でなく青い部分なので料理には薬味などで使用すると良いでしょう。

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初回公開日:2018年03月13日

記載されている内容は2018年03月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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