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男性・女性別の結婚前の結婚資金の貯金は平均金額いくら?

更新日:2022年04月11日

結婚にはいろいろなイベントがあって費用はどのくらいかかるのでしょうか。みんな貯金はどのくらい貯めているのでしょうか。各イベントの費用や親の援助、披露宴の収支など気になる結婚費用の情報と、結婚後の貯金の計画のたて方などの情報をご紹介します。

男性・女性別の結婚前の結婚資金の貯金は平均金額いくら?

結婚後の貯金方法や金額

結婚1年目の貯金は?

平均的な結婚年齢は男31歳、女29歳です。30歳代は人生でも子供の誕生や住宅の購入などのビッグイベントが控えています。貯金ゼロからスタートするとして「30歳代のうちに1,000万円の貯金をする」というような具体的な目標をたてて貯金していきましょう。

10年間で1,000万円を貯金するとしたら、1ヶ月あたり約8万3000円を積み立てれば達成できます。男性31歳の平均年収は350~400万円、共稼ぎでしたら女性29歳の平均年収が280~330万円なので、合わせて630~730万円の年収です。年収のデータは厚生労働省の賃金構造基本統計調査などを基にした「平均年収.jp」のサイトを参照しています。

結婚1年目は、会社員の方でしたらボーナスも含めて年間70~100万円程度の目標が貯金のです。ボーナスは無かったものと考えてほとんどを貯金にまわすことも選択肢の一つです。

2年目には赤ちゃんも

統計では結婚して1年半で赤ちゃんの誕生です。共稼ぎの場合は奥さんの収入が不安定になるかもしれません。男性32歳の平均年収は360~410万円で、係長などなんらかの役職に就いて責任もあり仕事も面白くなってくる年齢です。

2年目も1年目と同様な目標で貯金をしたいところです。貯蓄のコツで一番確実なのは強制的に貯められる天引きです。会社員なら財形貯蓄が効果的でしょう。財形は心情的にも引き出しにくいもので、目標の月々の貯蓄金額を財形貯蓄にしておくと安心です。財形の制度が無い場合は、メイン口座がある銀行などでの自動積立のサービスが良いでしょう。

子供のことも考えて3年目の貯蓄を

結婚3年目と言えば、2人目の子供のことも考える頃です。男性33歳の平均年収は370~420万円、女性31歳の平均年収は300~350万円。早ければ課長に昇進する人もいて、生活にも少し余裕がでてくるかもしれません。

子供の教育資金も考えて今までよりも多少増額した貯蓄計画を検討する時期でしょう。幼稚園から高校卒業までの教育資金は、すべて公立の場合で約500万円、すべて私立なら約1,700万円が必要と言われています。さらに、大学が公立なら約500万円、私立なら約700万円かかります。自宅から出て1人暮らしをするようなことになれば、さらに家賃代がかかりますね。

通常の貯金とは別枠で教育資金を貯えるのには学資保険などが良いでしょう。入学などのイベント時にでる一時金は助かりますし、毎月引き落とされる保険なので確実に教育資金を貯えることができます。

5年目は住宅計画もベースに

結婚5年目、そろそろマイホームのことも真剣に考える頃です。男性35歳の平均年収は390~440万円、女性33歳の平均年収は320~370万円です。

マイホームの平均購入費用は高低の幅が大きいですが、分譲戸建住宅・マンションが約3,600万円、中古で約2,200万円と言われています。ローンを組むにしても頭金を出来る限り多めにして月々の返済を抑えたいものです。

実際の購入時期はもう少し先になるかもしれませんが、その時に備えて貯金のペースも少しアクセルをかけたいところです。今までよりも1割アップ、2割アップを目指して取り組みましょう。

10年目の貯蓄計画

結婚10年目というと、子供も小学生、会社では管理職で責任ある仕事も任せられるようになる頃です。男性の40歳の平均年収は440~490万円、女性38歳の平均年収が370~420万円です。結婚して貯金ゼロから始めた貯蓄も1,000万円に近づいているかもしれません。

金融広報中央委員会(事務局は日本銀行内)が二人以上の世帯に関して「家計の金融行動に関する世論調査」(調査対象3497人)を行なったなかに各年代層の貯蓄金額があります。

30代の貯金の平均と中央値(2016年)
 年収       平均値 中央値
収入なし       3万円 3万円
300万円未満    61万円 0万円
300~500万円未満 327万円 195万円
500~750万円未満 452万円 375万円
750~1,000万円未満 1,122万円 506万円
1,000~1,200万円未満 677万円 428万円
1,200万円以上   2,860万円 1,000万円

出典: http://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron... |

年収1000~1200万円の人の貯蓄額が下がっているのは住宅購入などの影響があるのかもしれません。ちなみに住宅ローン完済の平均は13.7年ということです。繰り上げ返済などで返済期間よりも早く返済する人が多いようです。

子供も大きくなってきて人生設計も見え、貯蓄計画も安定してきたころではないでしょうか。仕事をリタイアした後の老後を考えた貯蓄計画も加えて、充実した生活が楽しめるようにしましょう。

資金に応じて結婚の門出に工夫を

結婚にはいろいろなイベントがあってその費用もばかになりませんが、お金がないから結婚できないとか、貯金がたまるまで結婚は伸ばすというようなことはできれば避けたいことです。お金がなくても結婚する人はいますし、結婚式の挙げ方も千差万別いろいろです。

結婚してからも病気やケガなど不慮のことがありますので、ある程度の備蓄をもって新婚生活に臨みたいところです。結婚前の資金額に応じたブライダルプランを2人で考えて、結婚後も少し余裕がある新婚生活を楽しめるようにしたいものです。新しい門出になりますが人生はこの先まだ長いので、しっかりとした計画をたてて2人で支え合って良い家庭を築いていただきたいと思います。幸せな結婚生活を、送りましょう。

初回公開日:2017年08月28日

記載されている内容は2017年08月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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