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猫のダニの取り方と効果的な予防方法・寄生するダニの種類

更新日:2020年08月28日

猫に寄生するダニの種類と、寄生してしまった場合のダニの駆除方法、ご家庭でダニを寄生させない予防方法をまとめています。大切な可愛い猫と健康に過ごしていくために、飼い主にも出来ることがあります。これからの生活の参考になりましたら幸いです。

猫のダニの取り方と効果的な予防方法・寄生するダニの種類

ミミヒゼンダニ

ミミヒゼンダニは動物の耳の中に寄生することが多いダニです。大きさは約0.3〜0.4ミリです。こちらも、目視ではなかなか発見できない大きさのダニです。感染力が強く、特に子猫に寄生することが多いといわれています。

ミミヒゼンダニに寄生されると、耳の中に黒い耳の垢が多く見られます。また、激しいかゆみを感じ、掻いてしまうことで耳周りの毛が抜けてしまったり、炎症が起きてしまったりします。ミミヒゼンダニを駆除せず放置すると中耳炎など耳の病気になってしまうこともあります。

スコティッシュフォールドやアメリカンカールなど耳に特徴がある猫はこまめに掃除をしてあげるなど注意が必要です。

ツメダニ

ツメダニは頭部や背中、尻尾の付け根などに寄生することが多いダニです。大きさは約0.4〜0.7ミリです。このくらいになると目視で見つけることができるようになり、フケのように見えるダニです。3歳未満の比較的若い猫に寄生します。猫はツメダニに寄生されてもかゆみをほとんど感じないので、いつもと同じように元気でいる場合が多く発見が遅れる可能性もあります。

毛にゴミがついているだけと見逃してしまうことも少なくありません。症状が見えないからといって放置せずに、フケのようなものが体についている場合はしっかり駆除するようにしてください。

猫のダニは人間にうつる?

猫に寄生するダニのうち、人間にもうつることのあるダニはいます。人間の体に寄生した場合、それ程長く寄生はしませんが、一時的に肌にかゆみが生じ、ひどくなると赤く腫れ上がる場合があります。ダニの活動が活発になるのは春〜秋の始めと暖かく長い期間となります。

外出先でダニが体に寄生しないように、森や草むらなどに行く場合は草などが直接肌に触れないよう肌を覆う服装を心がけてください。万が一肌に異常が見られた場合は、すぐに皮膚科を受診するようにしてください。そして、再発を防ぐために原因となるダニを寄生させないように気をつけましょう。

効果的なダニ予防方法

ダニの寄生予防に最も効果的な方法は、猫を外に出さないことです。室内飼いであれば、ほとんどダニが寄生することはありませんが、放し飼いをされている場合は注意が必要です。ダニは外の草むらやヤブで猫に寄生することが多いので、猫が外出先から戻った時にダニがついていないか目視で確認したり、シャンプーをしたりして家の中にダニを入れないことが大切です。

ダニ防止スプレー

定期的に部屋や布団などに薬剤をスプレーしてダニ・ノミを駆除します。ホームセンターやドラッグストアで販売されており手軽に購入することができます。

ダニは布団や枕カバー、クッション、フロアマットなど皮脂が付きやすいところを好みますので、洗濯ができない場所や掃除しにくい場所にはスプレーをすると効果的です。スプレーの成分によっては、副作用が出る可能性もありますので、必ず獣医さんの診断の上で購入し使用してください。

代表的なダニ防止スプレー

・ダニクリン 防ダニスプレー
・ダニがいなくなるスプレー
・アース製薬 ダニアース防ダニスプレー など

液体タイプの駆除薬

先ほど「猫のダニの取り方」でもご紹介した駆除薬は、既に猫に寄生してしまったダニの駆除だけでなく、普段のダニ予防にも効果的です。液体タイプの薬剤を定期的に滴下してあげることで約数週間予防ができます。ダニだけでなく、ノミ予防にも効果があります。

経口投与でのダニ防止

ダニ駆除をしようと液体などで駆除を試みても、体に触られるのを嫌がる猫もいます。そういった猫には、飲み薬タイプで駆除を行うことも可能です。普段食べている餌に混ぜておき、猫が気づかない間に食べさせてダニを駆除する方法です。

数日経つとダニ・ノミがいなくなります。キャスプター錠は錠剤のサイズが小さめで匂いも少ないので飲みやすく、子猫でも問題なく服用できます。直接猫の体内に入る薬となりますので、摂取することによる毒性もなく安心・安全に駆除できます。ただし、念のため服用の際はきちんと用法・用量を守って服用させてください。

代表的なダニ駆除錠剤

キャスプター錠
ドロンタール錠

可愛い猫と一緒に長く暮らすために

いかがでしたか?猫のダニは寄生してからではなく、普段からの予防が大切だということですね。世界にたった一匹の大切な猫と長く暮らすために、私たち飼い主が常に猫の行動や体の状態を見てあげましょう。室内で飼っているからと安心せず、少しでもおかしいと感じることがあれば早めに獣医さんへ行き受診するようにしてください。

初回公開日:2017年09月11日

記載されている内容は2017年09月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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