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バルサンはパソコンが故障する原因になるのか|霧/ノンスモーク

更新日:2020年02月11日

バルサンは、害虫の駆除や発生を防ぐために便利な殺虫剤です。しかし、バルサンの薬剤の影響によって、パソコンなどの精密機器が故障するのではないかと懸念される声も増えています。バルサンが原因でパソコンは故障するのか、詳しく解説します。

バルサンはパソコンが故障する原因になるのか|霧/ノンスモーク

バルサンなどの燻煙式殺虫剤が原因でパソコンが故障したという事例は少ないですが、メーカーはパソコンやテレビなどの精密機器がある部屋でバルサンを使用する場合は、カバーなどで保護することを推奨しています。

テレビ(液晶・プラズマ)、パソコン、オーディオ製品、ゲーム機などの精密機械や、電子ピアノ、ピアノなどの楽器にはカバーをかけてください。ディスクやテープ類は附属のケースへ入れて、薬剤が直接かからないようにしてください。

出典: http://varsan.lion.co.jp/question/q16.htm |

バルサンのパソコンへの影響

パソコンのハードディスクやCD-ROMドライブの駆動系統に薬剤が付着すると、パソコンの動作に影響が出る恐れがあります。また、光学ドライブを使用している場合は、薬剤が付着すると、データの読み取りなどが正常に作動しなくなる可能性があります。

パソコンがある部屋でバルサンをする時の対処法

バルサンの薬剤によってパソコンが故障するというリスクを回避するためには、バルサンをする前に別の部屋にパソコンを移動させるのがベストです。

しかし、ノートパソコンやタブレットタイプのパソコンは持ち運びが用意にできますが、据え置き型のデスクトップタイプのパソコンの場合は持ち運びに手間がかかり、複数台使用している場合はかなりの労力を要します。デスクトップパソコンがある部屋でバルサンを使用する場合は、衣類や食器などと同じように、ビニールのカバーを掛けて保護しましょう。

パソコンのほかにも、タブレットやテレビ、ギターや電子ピアノなどの電子楽器、オーディオ製品などの精密機器は、ビニールのカバーを掛けて、薬剤から保護しましょう。

バルサンでパソコンが故障する原因

バルサンはさまざまなタイプの製品があります。主に「煙タイプ」と「霧タイプ」があり、薬剤の散布方法が違います。

バルサンのタイプの違いによって効果は大きく変わりません。使用する部屋の広さに合ったバルサンを選べば、どのタイプのものでも適切な効果を得ることができます。しかし、バルサンのタイプの違いによって、パソコンや精密機器に出る影響が違うのでしょうか。バルサンのタイプをそれぞれ比較して考えてみましょう。

煙タイプは、バルサンの中でも強力なタイプです。噴射力も高く、拡散力も強いので、部屋の隅々まで殺虫成分が行き届くので、一戸建てに適しています。

煙タイプには、ふたについているスリ板でこすって点火し、煙を発生させる「スリ板タイプ」と、容器に水を入れて煙を発生させる「水タイプ」の2種類があります。

煙タイプのバルサンは噴射力が強力なので、パソコンのハードディスクの中やCD-ROMドライブ内まで薬剤が行き届く可能性が考えられます。

霧タイプのバルサンは、煙タイプと違い、霧状の薬剤を散布するタイプです。部屋の規模に合ったものを選べば、煙タイプとほぼ同じ効果があります。

煙タイプと違って煙が出ないので、火災報知器に反応しません。臭いも少ないので、マンションなどの集合住宅での使用に適しています。

霧タイプのバルサンは、煙タイプに比べて薬剤の粒子が荒いので、パソコンなどの精密機器に付着したまま放置すると、錆や部品の劣化に繋がる恐れがあります。

ノンスモーク

バルサンの中には「ノンスモーク」というタイプがあります。これは「霧タイプ」と同様の物です。ノンスモークタイプと呼ばれるタイプの中には、ローズやシトラスなど、薬剤独特の臭いがしない、香りが良いバルサンがあります。薬剤の臭いが苦手な人や、集合住宅で近隣へ薬剤の臭いで迷惑をかけたくないと思う場合に適しています。

バルサンをするときにおすすめのパソコンのカバー

パソコンのある部屋でバルサンを使用する際に適したカバーをご紹介します。

次のページ:バルサンを正しく使用しましょう

初回公開日:2017年12月29日

記載されている内容は2017年12月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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