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ゴキブリの成虫・卵の寿命と水なしの場合の寿命|沖縄/冬

更新日:2020年08月28日

3億5000万年前から地球に生息するゴキブリの生命力や繁殖力について詳しく解説します。ゴキブリの駆除に役立つように、ゴキブリの生態、成長のサイクル、好む環境、性質、成虫の寿命、卵が孵化までの期間、冬の過ごし方などについて詳しくお伝えします。

ゴキブリの成虫・卵の寿命と水なしの場合の寿命|沖縄/冬

ゴキブリの寿命

ゴキブリは人間の歴史よりも長く、恐竜が生きていた時代よりも前から生息していました。3億5000年前の古生代石炭紀に地球上に現れ、現代も絶滅することなく生き続けています。形も今の形とほとんど変っていないので「生きている化石」と言わています。適応能力に優れた生き物です。

このように適応能力に優れたゴキブリの寿命は、どのくらいなのでしょうか。

ゴキブリの成長サイクル

一般的な昆虫の成長サイクルは、卵→(孵化)→幼虫→(蛹化)→蛹→(羽化)→成虫という段階を経て成虫になります。これを完全変態と言いますが、ゴキブリの場合は、卵→(孵化)→幼虫→(羽化)→成虫というように蛹の段階を経ず幼虫が直接成虫に変態します。これを不完全変態といいます。

昆虫類が完全変態を行うようになった理由は、古生代 石炭紀からペルム紀にかけての気候の悪化へ対応するため、蛹(さなぎ)の段階を経ることによって寒冷期を乗り切るように進化したためとさています。

ゴキブリが地球上に現れてのは、古生代 石炭紀ですから、ゴキブリは、寒冷期を乗り切るための進化(蛹の段階)を経ずに寒冷期を乗り切ったということになります。このことからもゴキブリの環境への適応力の高さをうかがうことができます。

成虫の寿命

成虫になるまでの期間

幼虫になったゴキブリは脱皮を繰り返して成虫になります。この期間は、ゴキブリの種類によって異なります。世界中に生息するゴキブリは3000~4000種類と言われていますが日本に生息する代表的な2種類のゴキブリについては以下のとおりです。

【黒ゴキブリ】:10~11カ月
【チャバネゴキブリ】:3か月

※棲んでいる場所の餌状況や気温によっても異なります。

成虫になってからはどのくらい生きるのか

生命力の強いゴキブリですが、成虫となったゴキブリの寿命は意外と短いです。種類により寿命は異なりますが、日本に生息する代表的な2種類の寿命は以下のとおりです。

【クロゴキブリの寿命】:200日
【チャバネゴキブリの寿命】:90日

※外来種などで、寿命が3年程のものもあり、環境や種類によっては寿命の長いものも多いです。

家で1匹のゴキブリを見つけたら、その家には100匹のゴキブリがいると言われます。それほどゴキブリは繁殖力が強いのですが、ゴキブリはこの成虫の期間に、20~30回産卵を行い、生まれた卵が約40日でふ化し、幼虫が生まれます。

では1匹のゴキブリはどのくらい子孫を残すのでしょうか。

ゴキブリの繁殖力

一匹のメスのゴキブリから生まれる子孫の数は、驚くほど多いです。

【チャバネゴキブリ】:約320匹
【クロゴキブリ】:約780匹
【ヤマトゴキブリ】:約480匹
【ワモンゴキブリ】:約3040匹

※関東ではあまり見かけないワモンゴキブリは他の種と比べて長寿命です。成虫になってからの寿命は700日ほどの個体もいるため、1匹のゴキブリの産卵する回数も多くなっています。

※ゴキブリの卵は卵鞘(らんしょう)という、がま口財布のようなカプセル状をしています。その卵鞘の中に複数の卵(20~40個)が入っています。孵化すると小さい幼虫が同時に20~40匹生まれてきます。

また、ゴキブリのメスは一回の交尾で何回でも産卵することができます。凄まじい繁殖力です。

ゴキブリの生命力

ゴキブリは保護能力にも優れていて、人間が耐えることができない放射能を浴びても、対応できると言われています。しかも、人間の髪の毛や、石鹸など何でも餌にできる雑食性の昆虫です。

ゴキブリの種類

ゴキブリは種類も幅広くて世界中には約3500種類以上ものゴキブリが生息しています。そのうちの40種類位が日本に生息していると言われ「クロゴキブリ」、「チャバネゴキブリ」、「ヤマトゴキブリ」「ワモンゴキブリ」などです。

冬のゴキブリの寿命

ゴキブリは寒さと乾燥に弱い

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初回公開日:2018年01月23日

記載されている内容は2018年01月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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