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魚の骨が喉に刺さった時の対処法|料理時の魚の骨対策4つ

更新日:2022年04月11日

魚の骨が喉に刺さった時「ご飯を丸呑み」するのは危険なのをご存知でしょうか?魚の骨が喉に刺さったままだと、場合によっては感染症など危険な状態になることもあります。ここではどうしたら早く確実に魚の骨が取れるのか、自宅でできる処置方法も含めて解説します。

魚の骨が喉に刺さった時の対処法|料理時の魚の骨対策4つ

魚はさばき方によって、喉に刺さりやすい骨を抜くことができます。多くの魚は腹と身の中央に小骨がついているので、腹骨を注意して抜きましょう。

基本的な魚のさばき方は「三枚おろし」ですが、三枚おろしにした後、切り身の皮の部分を下になるように置き、腹骨の根元から包丁で削り取るとスムーズです。

また腹骨の他、喉に刺さりやすい小骨があります。魚抜きで抜き取るか、包丁でそぐように落としていくといいでしょう。

1:腹骨・中骨とり

家庭でよく食べられるサバやアジなどは、特に腹骨の多い魚です。この腹骨と、血合いの周辺に突き出ている中骨は特に喉に刺さりやすいので、確実に抜いていきましょう。

魚は腹の上から包丁を入れ、左斜め下へそぐように腹骨を落とした後、上下をひっくり返して中骨に包丁を当て、骨を落としていきます。

魚の大きさや種類によっては、血合いごと中骨を落としたり、骨抜きを使って腹骨を抜き取っていく方法もあります。

2:骨抜き

小さく細い骨を確実に抜きたい場合は、骨抜きを使うと抜きやすいでしょう。骨抜きは100円ショップでも購入することができます。

骨抜きを使って魚の骨を抜く場合は、魚を三枚におろした状態から皮を下にし、身の上から骨の根元を押さえ、飛び出たものを抜いていきます。

魚の種類にもよりますが、大抵の魚は斜めに骨が生えているため、骨の流れにそって骨抜きを引っ張っていくと抜けやすいでしょう。

調理法を工夫する

健康な大人なら奥歯でよく噛んで食べれば、魚の骨が喉に刺さるのをある程度防ぐことができるでしょう。しかし小さな子どもや高齢者、病気中の人などはそうもいきません。

誰にでも食べやすく、魚の骨が喉に刺さるのを防ぐには、骨ごと食べられるように魚の調理法を工夫するといいでしょう。

具体的には、フードプロセッサーですり身にした魚をつみれやハンバーグにする、骨ごとカリカリに揚げる、または骨のない刺身にするなどです。

3:カリカリになるまで揚げる

喉に刺さりやすい魚として、ウナギもよく名前があげられます。ですがウナギは「骨せんべい」にすると骨ごと食べられ、カルシウムも取れる健康食になります。

骨せんべいの作り方は、内蔵を取り除いたウナギの骨を好みのサイズに切り、低温の油でじっくり30分ほど揚げてから、塩を振れば完成です。

骨せんべいはウナギの他、アジやイワシなどの小魚で作っても美味しく、ビールのおつまみやおやつにもなります。

4:圧力鍋で柔らかくなるまで煮る

缶詰のサバやイワシなどは、背骨まで柔らかく、丸ごと食べても骨が比較的気になりません。家庭では圧力鍋で魚を調理するといいでしょう。

タイやブリをはじめ骨の太い魚は、使う圧力鍋にもよりますが40分~50分、イワシなど小さい魚なら20分程度で骨ごと柔らかくなります。

小さな子どもには「食育」も兼ねて、目の前で魚の身をほぐしてあげてもいいでしょう。またホッケやタラの煮つけはそぼろにしても美味しく、安全に食べられます。

魚の骨が喉に刺さったら慌てず対処しよう

ここでは魚の骨がのどに刺さった時、自宅でできる対処法や、病院にかかった際の診察費、魚の骨を安全に食べる方法などについて解説してきました。

魚の骨はごくまれに、胃や腸などの消化器に穴を開けることがありますが、すぐ対処すれば問題ないケースがほとんどです。

ただし高齢者や、風邪などで扁桃腺の腫れている時には、魚の骨が喉に刺さりやすいので要注意です。刺さった場合は、慌てず近くの耳鼻咽喉科に相談しましょう。

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ゆっくり魚料理を食べられるのは休日の夜、という方も多いでしょう。でもそんな時に魚の骨が喉に刺さってしまったら、焦ってしまうのも無理はありません。

そこで魚の骨が比較的少ない以下の記事のようなレシピを料理するのはどうでしょうか。西京焼きも太刀魚も非常に美味しいのでです。

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初回公開日:2018年12月10日

記載されている内容は2018年12月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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