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ダブルインカムの場合の貯金額や支出内訳・メリット

更新日:2022年04月11日

結婚後の働き方では、ダブルインカム(夫婦共働き)というスタイルが最近スタンダードになりつつあります。働き方も多様になってきた現代ですが、経済的には不景気の余波が残る日本です。この記事ではダブルインカムについての基本情報とメリット・デメリットなどをご紹介します。

ダブルインカムの場合の貯金額や支出内訳・メリット

最近の全国消費実調査では、夫婦共働き世帯の平均月収は49万2,000円となっています。さらに、税金や社会保険料を差し引くと、手取り額は43万9,000円です。平均的に生活にかかる支出が32万9,000円で、毎月11万円を貯金に回しているという統計結果が出ています。この結果には、基本的な収入の他にも持ち株や、有価証券などの財産価値も含まれています。

では、ダブルインカムの理想的な貯蓄額はいくらでしょうか?基本的には、子供がいる世帯で全体収支の10%~20%(50万円なら10万円)を貯蓄へ回します。子供が居ない世帯では、全体収支の30%~40%(50万円なら20万円)が理想的なラインと言えます。もちろんこの通りにするには、それなりの支出管理と、節制的な姿勢が必要になってきます。

ダブルインカムの場合の家計内訳

次に、ダブルインカムで働き生活する夫婦の一般的な家計内訳について見ていきます。ここでは、30代夫婦共働き子供なしの内訳を参考に見ていきます。

この場合の世帯収支は、43万円前後で、家賃が10万円、電気代8,000円、ガス・水道代が1万円、携帯電話代2万円、インターネットや固定電話費1万円、食費4万円、保険料金4万円、日用品2万円、お小遣い6万円(夫婦で3万ずつ)ざっと34万8千円の支出で、毎月約8万円貯金が出来ます。

1年間で約100万円の貯金、10年間で1,000万円の貯蓄額を形成する事ができます。これは例の一部で、実際にはもっと倹約すれば支出を大きく削ることもでき、貯蓄額を30%ほどアップさせることも可能ですから、ダブルインカムで支出管理をする際には、まずは目標貯蓄額の基本的なラインを決めて、そこから削減できる費用を見ていくようにしましょう。

ダブルインカム夫婦が住宅ローンを組む場合の注意点

ここでは、ダブルインカム夫婦が住宅ローンを組む場合の注意点について簡単に見ていきます。ダブルインカムのメリットは、その収入力にあります。単身で稼ぐよりも2倍ですから、その分大きな住宅ローンを組むことができます。

しかしローンを組む際には、いくら融資額が多く、よりいい物件に手が届きそうな場合でも、将来を考えて、注意深く采配する必要があります。というのも、ダブルインカム時でのローン契約には条件があります。それは、夫婦が永続的に共働きをしていくという前提で、融資額が成り立っているという点です。

もし、そこを考慮せずに、融資を受けられる分だけの物件を買ってしまうと、途中でどちらかが休業したり、子供ができて奥さんが仕事を辞めた場合などには、返済能力が半減し、最悪「債務不履行」というケースになってしまう可能性もあるからです。詳しく知りたい方は、下記のリンクより掲載されている記事を参考にしてください。

計画的なダブルインカムで豊かな生活を

ここまでダブルインカムに関しての基本情報、メリット・デメリットの紹介、考えておくべきリスクなどについてご紹介しました。経済的な理由から、今ではダブルインカムというスタイルを取る夫婦がスタンダードになりつつあります。

ダブルインカムは、倹約などについてしっかり学んで、実践していけば、全体の収入を守りつつ、資産を増やしていくことも充分可能です。ダブルインカムをうまく取り入れて、年に1回は家族で海外旅行というのも素晴らしいです。

初回公開日:2017年09月07日

記載されている内容は2017年09月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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