Search

検索したいワードを入力してください

クエン酸を使用する掃除の方法|掃除用/使い方・掃除できる場所

更新日:2020年08月28日

クエン酸は、梅干しやかんきつ類などに含まれる有機化合物です。弱酸性という性質は、アルカリ性の汚れを中和させて落とします。天然成分なので、身体にやさしく、安心して使えます。さまざまな場所に使えるクエン酸の掃除方法をご紹介します。

クエン酸を使用する掃除の方法|掃除用/使い方・掃除できる場所

窓ガラスは、ホコリや手アカなど、いろいろな汚れがついています。水だけで掃除することが難しいので、油汚れに強い重曹を使ってきれいにし、そのあとで重曹のアルカリを中和するクエン酸を使うことで、ガラスの曇りを防いですっきりとさせます。

(1)乾いた布でホコリや泥汚れなどをさっと拭き取っておきます。

(2)水で湿らせたスポンジに重曹を振りかけて、手アカなどを拭き取るように磨きます。

(3)クエン酸水を全体にスプレーして、スキージーで拭き取るか、乾いたタオルで水分を拭き取りましょう。

クエン酸で網戸を掃除

網戸の場合には、日常の掃除では重曹粉を振りかけたスポンジで、上から下に動かしてこすり、汚れを取ります。さらにクエン酸水スプレーを吹き付けた布で同じように上から下に動かして拭き取りましょう。

網戸の季節が終わった頃には、土埃などでかなり網戸も汚れて、目詰まりを起こしているかもしれません。そのようなガンコな汚れの場合には、新聞紙を使いましょう。室内側からテープで新聞紙を網戸に貼り付けておきます。

外から重曹水をスプレーします。さらにクエン酸水をスプレーし、発泡作用で汚れを浮き立たせて、網戸の汚れを新聞紙が移し取ってくれます。10分くらい置いてから新聞紙を外して、水を含ませた雑巾で汚れを拭き取ります。

クエン酸でカーテンのにおい取り

カーテンは、そうそう簡単に洗濯することもできません。また、タバコのにおいなどがつきやすく、一度においが付いてしまうと、消臭剤を使っても、部屋にこもってしまいます。そんなときには、クエン酸水スプレーをしましょう。嫌なにおいをスッキリと取ってくれます。また、においが強烈な場合には、クエン酸水にラベンダーやレモングラスといったエッセンシャルオイルを数滴たらすと、消臭効果+フレグランス効果があります。

クエン酸で電気ポットを掃除

電気ポットの内側は、水道水のカルシウムがこびりついて白くなってしまいます。たわしでゴシゴシこすっても、このカルシウムは簡単に落とせません。そんなとき、クエン酸を使えば、カルシウムを溶かして浮き上がらせてくれます。

掃除の仕方は簡単。電気ポットを満タンにします。水250mlに対してクエン酸粉大さじ1杯の割合で入れて混ぜて沸騰させるだけです。沸騰させたらしばらく置いてから水を捨てます。クエン酸パワーで浮かんだ汚れをアクリルたわしでこすって、水で洗い流せばピカピカです。

クエン酸で畳を掃除

畳の汚れや黄ばみが気になるときにはクエン酸水で拭き取りましょう。また、梅雨など湿気がこもる時期になると、畳のカビが気になってきます。クエン酸には、除菌作用もあるので、カビ対策にもなります。

(1)バケツに水を用意します。だいたい2.5リットルの水に、クエン酸小さじ1杯を目安にして入れ、よく混ぜます。

②雑巾をバケツに作ったクエン酸水につけて、固くしぼります。

③畳の目に沿って拭きます。

④乾いた雑巾でカラ拭きして仕上げます。湿気はカビの原因になるので、しっかりカラ拭きして、窓を開けるか扇風機を回して、しばらく風通しを良くしておきましょう。

クエン酸でソファを掃除

ソファは、大きく分けて、布製、合成皮革、皮革の3種類があります。ソファが汚れてしまったとき、丸洗いできるものではないので、汚れた部分だけ掃除することになります。

<布ソファの掃除>
布のソファにこびりついた汚れは、繊維の中にしみこんでいることがほとんどです。とくに油汚れの場合には、石けんの力を借りましょう。石けんは、水分が多すぎると、ソファの中にしみこんでしまうので、できるだけ少なめの水で泡立てて、手早く掃除をします。

(1)全体にハタキをかけて、ホコリを落としましょう。

(2)泡立てた石けんをアクリルたわし、あるいは布などにとって、ポンポンと叩くように汚れを浮き立たせます。

(3)クエン酸水をスプレーした布で、やはり叩くようにして汚れを布に移します。汚れが残っているようなら(2)と(3)を繰り返します。

<合成皮革ソファの掃除>
合成皮革のソファに付いた汚れは、布のソファのように中に浸み込んだりする心配はありません。表面にとどまっている汚れですから、石けんで軽くこすり落とすことができます。泡立てた石けんを布にとって、こすり落とします。汚れが落ちたら、全体にクエン酸水をスプレーして、乾いた布で拭いて仕上げましょう。クエン酸水をスプレーすることで、合成皮革の肌触りが滑らかになり、消臭にもなります。

<皮革のソファ>
皮革のソファは、合成皮革と同じように、汚れが浸み込んでいかないので、表面の汚れを石けんなどで取り除きます。ただし、皮革の場合は動物性のため、アルカリ性よりは弱酸性の環境を好みます。アルカリ性の石けんで汚れを落とし、そのままにしておくと皮革が固くなってしまい、ひび割れの原因にもなってしまいます。

最後の仕上げに、クエン酸をスプレーして弱酸性の状態に戻してやります。そして専用のレザーオイル、あるいは椿オイルなどで、油分を補って皮革にツヤを出してやりましょう。

クエン酸でテーブルを掃除

食べこぼしが多いテーブルも、クエン酸と乾いた布さえあれば、すっきりときれいに。しかも除菌効果が得られます。食事をするところですから、清潔が一番です。テーブルを拭くときには、濡れた台フキンを使う人も多いのではないでしょうか。しかし、濡れた台フキンは、すぐに洗わないと雑菌のたまり場になってしまいます。その台フキンでテーブルを拭いては、テーブルに雑菌を広げるようなものです。

そこで、濡れた台フキンは使わずテーブル全体にクエン酸をスプレーしたら、乾いた台フキンでさっと拭き取るだけにしておきます。これでほとんどの汚れは取れます。汚れた台フキンは、洗濯しましょう。しっかり乾かした台フキンを使うことで、雑菌の繁殖を抑えることができます。

ただし、クエン酸が使えるテーブルの材質は、木、プラスティック、ガラスなどです。残念ながら、大理石をはじめとする石のテーブルには使うことができません。クエン酸は、カルシウムなどのミネラル成分を溶解する性質があります。

そのため、水アカをきれいに取ることができるのですが、石には、カルシウムや石灰分といった、ミネラル成分・アルカリ成分が多く含まれます。そのため、クエン酸を使うと、表面が溶けてザラザラになってしまうなど、傷めてしまうことがあります。

クエン酸で壁を掃除

次のページ:守備範囲が広いクエン酸を使った掃除

初回公開日:2017年09月25日

記載されている内容は2017年09月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Related