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ハエトリグモの種類|家にいる/日本/かわいい/飼育できる

更新日:2020年07月20日

「クモ」と聞くと毛嫌いする方が多い中、「かわいい」と言われているクモの種類をご存知ですか。「ハエトリグモ」です。この記事では「ハエトリグモ」の種類や飼育方法などを紹介します。彼らのかわいくも特異な容姿を魅力に感じる方も多いでしょう。ぜひ読んでみてください。

ハエトリグモの種類|家にいる/日本/かわいい/飼育できる

家にいるハエトリグモの種類

「クモ」と聞くと、毛嫌いする方も多いのではないでしょうか。あのピンと張った巣の上をうごめく姿、ピョンと飛んだりする姿を考えるだけで、背筋がぞくぞくするという方もいらっしゃるでしょう。

そのように毛嫌いされたり、邪険にされることが多い「クモ」ですが、「益虫」としての「クモ」の種類を紹介します。

益虫クモの1種類「ハエトリグモ」はご存知でしょうか。

ハエトリグモとは

比較的小型で、足も短めのクモです。その体の小ささや足の短さに反して、よく走り回ったり、ジャンプしたりするのも特異なクモの種類です。ジャンプに特徴を持つようで、英語名は「ジャンピングスパイダー」となっています。

特徴は何と言っても大きく発達している目です。4つある目が正面を向いて配置されています。その名のとおり、ハエなどを含めて小型の虫を食べる益虫クモです。ハエトリグモは多くの種類がいますが、一部の種類は都市部や人家に適応していて、日常、私たちでもよく出会うことがあります。

それでは、私たちでも出会うことがあるハエトリグモの種類を紹介します。

アダンソンハエトリ

日本中部以南では、人家などでごく普通に見られるハエトリグモの1種類で、体長はメスで6~9mm、オスで5~7mmくらいです。性別によって個体の形質が異なっていて、オスとメスでは大きさや斑紋に明らかな差があります。

オスは触肢がやや長めで、白い毛も多く、目立ちます。また、背中にもいくつかの白い斑紋を持っています。メスはくすんだような体の色をしています。

巣は作らないで、家屋内などをうろついて、コバエやゴキブリの子供などの自分よりも体が小さい虫を捕らえて食べます。

ミスジハエトリ

ミスジハエトリとは、5月~8月頃に本州や四国、九州、南西諸島で人家などの家屋内や外壁、海岸の堤防などに見られるハエトリグモの1種類です。体長はメスで7~8mm、オスで6~7mmくらいあり、性別によって個体の形質が違います。

ミスジハエトリのオスは、頭部にオレンジ色の毛の帯があるのが特徴で、胸部から腹部にかけて縦筋が入り、明暗がはっきりとして目立つ姿をしています。メスはオスよりも目立たず、体の色は均一で斑紋もはっきりとはしていない姿をしています。

アダンソンハエトリと同じように、コバエや蛾、ゴキブリの子供などの自分よりも体が小さい虫を好みます。

シラヒゲハエトリ

シラヒゲハエトリは、本州から南西諸島にかけて、人家でよく見られますが屋内で見ることは少なく、屋外の壁や塀などでよく見かけるハエトリグモの1種類です。体長はメスで8~10mm、オスで6~9mmくらいあり、白く短い毛の体に、特に白い毛の触肢が特徴的な姿をしています。

シラヒゲハエトリも、コバエやゴキブリの子供などの自分より体が小さい虫を好みます。

日本のハエトリグモの種類

世界で生息しているハエトリグモの種類は約4,000種類と言われています。その中で、日本に生息しているハエトリグモの種類は約180種類と言われています。まだ発見されていない新種が発見される可能性がありますので、これからもっと種類が増える可能性があります。

かわいい

クモを毛嫌いしたり、見るだけでゾクゾクするという方も多い中、それに反してハエトリグモは人気があるクモです。中には「かわいい」と思える方もいらっしゃるのではないでしょうか。

人気の理由は、そのシルエットにあります。他の多くのクモよりも短い足、10mm前後という小さく綺麗な色の体、大きな愛らしい4つの目、このような他のクモにはない変わった特徴が私たちのハートをがっちりとキャッチしてしまうのではないでしょうか。

ハエトリグモの求愛行動

ハエトリグモのオスとメスを一緒に飼っていると、たまにオスが前足などを上げてバンザイをしているような態勢をとります。このポーズ、実はハエトリグモの求愛行動(プロポーズ)です。

気に入ったメスがいると、オスは両足を上げてメスにアピールします。両足を上げるアピール以外にも何種類かのアピールがあります。

小さい体ながら、大きく両足を上げるアピールの健気さが、とてもかわいいと評判です。

飼育できる

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初回公開日:2017年12月27日

記載されている内容は2017年12月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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