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日本・世界のセミの種類と種類別の鳴き声・分布・見分け方

更新日:2020年08月28日

セミは、夏の風物詩として、私たちにもなじみのある昆虫です。子どもの頃に、抜け殻を集めたりしたことがある方もいるのではないでしょうか。今回は、セミの種類や鳴き方、抜け殻の見分け方、世界のセミなどをご紹介します。セミに興味のある方は、ぜひ、ご覧ください。

日本・世界のセミの種類と種類別の鳴き声・分布・見分け方

日本のセミの種類

セミは、カメムシ目に属しているカメムシやアブラムシの仲間で、世界では約1,500~2,000種類いるといわれています。その中でも、日本にいるセミは約30種類で、夏の訪れを告げる昆虫として昔から親しまれてきました。ここでは、代表的なセミの種類6つを紹介します。

ニイニイゼミ

北海道から沖縄の北部まで分布しているセミです。体長は、20~24ミリほどの小さめの種類です。他のセミよりも早く鳴き始め、サクラの木を好むといわれています。平地の雑木林などに生息し、都市部でも見られます。

ヒグラシ

北海道から九州まで分布しているセミです。オスは体長28~38ミリ、メスは21~25ミリほどの種類です。夕方など、少し気温が下がったときに鳴くことが多く、「ヒグラシ」という名前もそれに由来しています。

ツクツクボウシ

北海道からトカラ列島まで分布しているセミです。体長30ミリほどの小型の種類です。平地から山地の森林に生息しています。

ミンミンゼミ

北海道の南部から九州まで分布しているセミです。体長は、33~36ミリほどです。他のセミよりも暑さに弱い種類ともいわれ、東日本では、森林や都市部など、平地でも見ることができますが、西日本では、平地ではほとんど見られず、比較的標高の高い山地に生息しています。

アブラゼミ

北海道から九州まで分布しているセミで、体長55~60ミリほどの大型の種類です。沖縄には、リュウキュウアブラゼミという近縁の種類が生息しています。都市部でも見られる種類ですが、最近はその数が減少してきている、といわれています。

クマゼミ

西日本以南の温暖な地域に分布しているセミです。日本産のセミでは、ヤエヤマクマゼミに次いで大きく、体長は60~70ミリほどの大型の種類です。最近は、温暖化の影響で生息地が北上しているともいわれています。

セミの抜け殻の種類

セミは、その種類によって抜け殻にも違いがあります。

ニイニイゼミの抜け殻

小型の種類で、抜け殻も小さく、また全身に泥をかぶっているのが特徴です。

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初回公開日:2017年11月25日

記載されている内容は2017年11月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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