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布ナプキンの洗い方・洗剤|重曹/炭酸セスキソーダ

更新日:2020年08月28日

布ナプキンには、生理痛の緩和や、冷え性緩和効果があるといわれが集まっています。しかし洗い方がめんどくさそうと思っている方も多いと思います。実は、布ナプキンの洗い方はとても簡単です。布ナプキンの基本の洗い方についてご紹介します。

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布ナプキンとは?

体に良いと、最近の布ナプキンですが、気になるけれど、実際に使うのは不安があったり、手入れ方法や、洗い方が難しいイメージがあり、挑戦できない方も多いですが、まずは、布ナプキンの効果についてご紹介します。

効果

通常の紙ナプキンは、石油素材のものが多く、肌のでデリケートな部分に直接あたるナプキンですので、この石油素材が体にさまざまな悪影響を与えると言われています。この紙ナプキンを、天然素材の布ナプキンに変えるとで、体への負担を軽減すると期待されています。

期待される具体的な効果の1つは、排卵痛・生理痛の緩和です。期待される2つ目の効果は、冷え性の改善です。体の冷えは、不妊症の原因の1つと言われています、布ナプキンは、洋服を重ね着するのと同じ効果になりますので、子宮が温まって基礎代謝があがる効果が期待されます。

3つ目の効果は、ムレ・かゆみ・かぶれの緩和です。布ナプキンは、コットン素材でできていますので、漏れを防ぎながら、湿気を逃がしてくれ、生理中も快適に生活できます。さらに、天然素材と通気性の良さで、ニオイの軽減効果も期待できます。

種類

プレーンタイプ

プレーンタイプの布ナプキンは、1枚の四角い布で、細長く折りたたんで使う布ナプキンです。畳み方で、厚み・幅・長さなどを自分好みに調節できるのがメリットです。サイズもさまざまで、重ねて使うタイプのミニサイズから、夜用の大きめサイズまであり使いやすいです。価格が安く、四角いので洗い方が簡単なのもポイントです。

しかし、ショーツに固定されていないのでずれやすく、厚みが出やすいので服を選ぶのがデメリットです。肌の弱い方、まず布ナプキンを試してみたい方はぜひ、プレーンタイプの布ナプキンから挑戦してみるのがです。

クリップオンタイプ

クリップオンタイプの布ナプキンは、羽つきナプキンと同じような形をした布ナプキンです。布ナプキンの羽部分で、ショーツのクロッチを包み、留めて使います。

プレーンタイプと違い、ショーツに固定できるため、ずれにくく安心して使えます。また、プレーンタイプのように重ねて使うわけではないので、服のシルエットに響きにくくパンツスタイルのときにです。防水布内蔵のものも多いので、長時間取替えれない時にもです。

プレーンタイプよりも、価格が高いので経血量が多く、漏れるのが心配なときや、ずれが心配なときに使い、プレーンタイプと併用して使い分けると良いです。

布ライナー

生理の終わりかけの時期や、おりもの用のライナーとして使う布ナプキンです。まずお試しで布ナプキンを使ってみたい方にもです。布ナプキンの使用感を体感できます。吸収体や防水布が入っていないものは、経血がもれる恐れがあるので、経血が極少ない日用として利用しましょう。

布ナプキンの洗い方

布ナプキンの洗い方は、実はとても簡単です。ポイントをおさえながら洗い方をご紹介します。

まず始めに、40℃以下のぬるま湯を洗面器などに溜め、布ナプキンを浸けます。布ナプキンから経血が出なくなるまで、しっかり押し出すような洗い方をしましょう。高温のお湯を使うと、経血が固まって取れなくなるので、お湯の温度には気をつけましょう。強く洗うと、生地が傷むので優しく押すような洗い方をします。

次に、浸け置き用の水を溜め、水1.5Lに対し大さじ1程度の洗濯用洗剤を入れ、溶かします。その中に布ナプキンを浸し、3時間~半日程度浸け置きます。浸け置きが終わったら、水ですすいで洗剤をしっかり落としましょう。水気を切ったあと、軽く形を整えて干します。カビやニオイ防止のため、しっかり乾かすのが洗い方のポイントです。

落ちない

経血汚れは、通常の汚れとくらべて落ちにくいです。布ナプキンを使っていて、汚れが落ちないと感じるときは、洗い方が合っているか確認しましょう。

まず大事な洗い方のポイントは、水の温度です、40℃以下のぬるま湯を使用しないと、経血はキレイに落ちませんので注意しましょう。

次に、布ナプキンを取替えてから、すぐに洗えず、放置した時間が長くなった場合、汚れが落ちにくくなります。すぐに洗えないときのために、外出時は、セスキ水スプレーを持ち歩くのがです。携帯用の布ナプキン洗剤が販売されていますので、汚れ部分にスプレーしておけば、経血汚れを分解してくれ、汚れ落ちが良くなります。

最後に、自宅で布ナプキンを洗濯するときの洗い方ですが、重曹・セスキ炭酸ソーダなどの、アルカリ性の洗剤をつかうと頑固な汚れもよく落ちです。

おりもの

基本的には、布ナプキンのおりもの汚れの洗い方も、通常の経血の洗い方と一緒でかまいませんが、おりもの用の布ライナーは、着けている期間が長く、手洗いで毎回洗う洗い方ではめんどうという方は、通常の衣類洗濯と同じように、洗濯機で洗う洗い方でも大丈夫です。

経血と違い、おりものは汚れ落ちが良いので、もみ洗いをしなくてもしっかり汚れが落ちます。しかし、使う洗剤が通常の洗濯物と違うので、おりもの用の布ナプキンだけ別に洗う洗い方をします。また、汚れが落ちにくいと感じた方は、ネットに入れず、そのまま洗濯機で回す洗い方だと、しっかり汚れが落ちます。

布ナプキンの洗い方で洗剤

使う洗剤は、浸け置き用の浸け置き液に使うのになのが、セスキ炭酸ソーダや、炭酸ソーダです。汚れがとてもよく落ちます。また、タンパク質の分解酵素や脂質分解酵素などを配合した布ナプキン専用洗剤を使う洗い方だと簡単に洗濯できてです。

また、すすぎ後、汚れが落ちきっていない場合には、石鹸を使ってつまみ洗いをすると洗い残しがなくないます。石鹸は普通に体を洗う石鹸で大丈夫です。

布ナプキンを洗うときの洗剤は、無臭な物が多いので、臭いが気になる方は、浸け置き洗いのさいに、セスキ炭酸ソーダ・炭酸ソーダと一緒にラベンダー・ミント・ユーカリなどの、殺菌効果のあるエッセンシャルオイルを一緒に数滴垂らすと臭いも気にならないので気になる方はお試し下さい。

セスキ水スプレー

外出時に、布ナプキンを洗濯するまでに時間がかかるときには、セスキ水スプレーを作って持ち歩くのがです。

経血が付いたまま、乾燥すると汚れが落ちにくくなってしまいますので、汚れ落ちを良くするために、外出の時には、汚れ部分にセスキ水スプレーを吹きかけて、布ナプキン専用の防水加工ポーチや、ジップロックのビニール袋に入れて持ち帰りましょう。洗濯時の汚れ落ちがグンとよくなります。

セスキ水スプレーの作り方はとても簡単です。水500mlに、セスキ炭酸ソーダ小さじ1程度を溶かしたものを、スプレー容器に入れるだけです。中に、殺菌効果のあるエッセンシャルオイルを数滴入れておくと、臭いも気にならずです。

布ナプキンの重曹での洗い方

布ナプキンの重曹を使った洗い方をご紹介します。重曹は、アルカリ剤です。油脂や血液汚れに強い洗剤で、食品としても使われますので、とても肌に優しく洗えるのが特徴です。

40℃以下のぬるま湯で、布ナプキンも汚れをある程度落としてから重曹水に浸け置きします。浸け置き用の重曹水は、溜めたぬるま湯500mlに小さじ1(5g)程度を目安に重曹を入れ作ります。重曹は水に溶けにくいので良く溶けているのを確認しましょう。

重曹水の中に布ナプキンを入れて3時間から半日浸け置きします。浸け置き後は、しっかりすすいでから干しましょう。汚れが落ちにくい場合は、浸け置き前に汚れに直接重曹をかけて手洗いすると、汚れ落ちが良くなります。

布ナプキンの炭酸セスキソーダでの洗い方

炭酸セスキソーダを使った布ナプキンの洗い方をご紹介します。炭酸セスキソーダは、重曹よりもアルカリ度が高く、油分や経血汚れへの洗浄効果が高いのが特徴です。

40℃以下のぬるま湯で、布ナプキンの汚れをある程度押し洗いしたら、炭酸セスキソーダ水の中で浸け置きします。炭酸セスキソーダ水の作り方は、ぬるま湯を溜めた容器に、炭酸セスキソーダをいれ溶かして作ります。水が少しヌルヌルするくらいの量が目安です。

3時間から、半日浸け置いたら、洗剤を落とすため、しっかりすすぎながらもみ洗いしましょう。しっかり水気を切って、風通しの良いところで乾燥させると、洗い方の完了です。汚れ落ちが気になる方は、浸け置き後、洗濯機でもう一度洗っても大丈夫です。この時も、洗剤の代わりに、炭酸セスキソーダを使いましょう。

シルクの布ナプキンの洗い方

シルクの布ナプキンの洗い方ですが、シルクはアルカリに弱いのでその点だけ気をつければ洗い方は簡単です。通常の布ナプキンの洗い方と同じで、40℃以下のぬるま湯で経血をある程度落としたら、浸け置きします。

浸け置きに使う洗剤に注意が必要です、炭酸セスキソーダはアルカリが強いので、重曹や石鹸を使った浸け置きが、シルクを痛めずです。3時間から半日浸け置いたら、しっかりすすいで、直射日光が当たらない、風通しの良い場所で干しましょう。

汚れ落ちが悪く、どうしても気になるときは、少量であれば、炭酸セスキソーダを使って洗っても大丈夫です。炭酸セスキソーダの量に気をつけた洗い方をしましょう。

洗濯機での布ナプキンの洗い方

洗濯機で布ナプキンを洗うときの洗い方をご紹介します。経血汚れが付いたまま洗濯機に入れるのはNGです。ある程度、40℃以下のぬるま湯で経血汚れを押し洗いして落とし、洗剤を溶かした浸け置き液に3時間から半日浸け置いて、汚れを浮かせます。

浸け置きがおわったら、軽くすすいで、洗濯機に入れましょう。洗濯ネットに入れて洗うと、布ナプキンの痛みを防げます。経血汚れが落ちていれば、他の洗濯物と一緒に洗っても大丈夫ですが、柔軟剤を使うと布ナプキンの吸水力が薄くなって、経血を吸収しにくくなってしむので、柔軟剤は使わないで下さい。

脱水まで終わったら、風通しの良い場所で、しっかり乾燥させれば、洗濯は完了です。乾燥機は、布ナプキンの縮みや型崩れ、傷みの原因になるので使わないように注意しましょう。

布ナプキンで自分の体の状態を知ろう!

布ナプキンの洗い方についてご紹介しました。洗い方が面倒な印象を持たれがちな布ナプキンですが、やってみると以外と簡単に洗うことができます。

手順が多く感じますが、実際は浸け置きして、置いておくだけなので手間は以外とかかりません。手洗いすることで、自分の体の状態を知ることもできます。体にも良く、経済的にもお得な布ナプキン、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

初回公開日:2018年02月17日

記載されている内容は2018年02月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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