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くさやについて味や臭いの特徴6つ|くさやの作り方

更新日:2022年04月11日

日本で最も臭いと言われる食材のくさやですが、その味はどんなものなのでしょうか。この記事では、くさやの発祥や臭いの秘密、作られ方、そしてその味について解説します。またくさやは健康食品としても注目されており、その理由にも迫っていきます。

くさやについて味や臭いの特徴6つ|くさやの作り方

5:どんな味なのか

その強烈な臭いばかりが取り上げられるくさやですが、その味はどんなものでしょうか。

食べた人の感想としては、確かにものすごく臭いのですが、それを跳ね返すほどのインパクトで美味しいといいます。普通に売られている干物よりも意外にしょっぱくないので、噛むほどに魚の味がしみ出てきます。そこにくさや液独特の甘みや旨味が加わり、特に日本酒にぴったりだと言う方が多いです。

例えるなら、干物を濃厚にした味に似ています。

6:くさやは健康食品

くさやは臭くて美味しいだけでなく、栄養価が高い健康食品でもあります。

発酵食は栄養価が高い傾向にありますが、特にくさやは良質のたんぱく質やカルシウム、アミノ酸などが一般的な干物に比べて豊富です。

DHAやEPAが豊富、カルシウムがあじの開きの20倍以上、何種類もアミノ酸が豊富、コエンザイムQ10が含まれているなど、多くの栄養が摂取できます。健康に興味があるなら、一度試してはいかがでしょうか。

くさや初心者はこちらでトライ!

くさやを試してみたい初心者向けのくさやの瓶詰めです。くさやは焼いた時に強烈な臭いがするといいますが、この瓶には焼いて骨を抜いた、くさやの身の良い(背の)部分が入っているため、焼く際の臭いや手間が省けます。すぐに食べられるメリットもあり、瓶なので食べない時は蓋を閉めれば臭いもしません。

干物の方が美味しいという意見もあり、瓶詰めが苦手だったら、ぜひ干物も買ってその臭いと味を確かめてみましょう。

くさやの作り方

そんなくさやの作り方についてご紹介します。作り方は意外とシンプルで、実際に個人で作ってみたという人も存在し、ネットではその過程が紹介されたりもしています。

ちなみにくさやの作り方は「ウォッシュチーズ」という外国の食べ物に非常に似ています。塩水やマール、ワインやブランデーなどの液体を定期的に吹き付けて熟成させ、独特な臭気もくさやに近いといいます。

1:魚をひらく

新鮮な魚を用意します。魚は赤身以外なら何でも良いです。最初にこれを開きます。

まず、えらぶたを持ち上げながら魚を押さえ、包丁の刃を尾のほうに向けて引き、腹を割きます。次に包丁の先で、腹わたを丁寧にかき出します。中骨に沿うように包丁を引き、尾の付け根まで完全に開きます。この時背の皮まで切らないようにします。最後に頭を手前にして包丁の刃元の部分で頭をバリッと割きます。

これを水洗いし血を洗い流します。

2:くさや液に漬ける

くさや液は、魚を塩漬けし一年ほど放置して作った魚醤をろ過し、塩分濃度が4%~13%になるために水を加えたものをくさや液として使います。

このくさや液に先ほどの魚を、余分な水分をキッチンペーパーで拭き取ってから漬けます。これにラップを落し蓋の代わりにピタッと付けます。このまま常温で置いておきます。

半日後、魚を裏返してまたラップをピタッと付けます。さらに一日後、ラップを剥がします。

3:干す

水洗いし、キッチンペーパーで余分な水分を拭き取ってから、ネットに入れてベランダに干します。

臭いに釣られて虫がネットからすり抜けてくさやに付いたら困るので、対策として蚊取り線香を4つほど置くと良いです。

4:くさやの調理方法

次のページ:くさやは1度食べると癖になる!

初回公開日:2018年12月19日

記載されている内容は2018年12月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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