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【状態別】筋子のおいしい食べ方|醤油漬け/塩/冷凍/そのまま

更新日:2020年08月28日

魚卵好きにはたまらない筋子ですが、暖かい地域では馴染みのない所の方が多いといいます。そこで筋子のおいしい食べ方をいろいろ紹介します。スーパーで売っている筋子や、手作りする方法など、筋子のおいしい食べ方を詳しくお伝えします。

【状態別】筋子のおいしい食べ方|醤油漬け/塩/冷凍/そのまま

塩蔵加工していない、生の筋子が手に入った時は醤油漬けや塩漬けの筋子を作ってみましょう。手作りは難しいと感じている人が多いでしょうが、実は意外と簡単に作ることができます。

醤油漬け、塩漬けそれぞれの作り方を紹介します。

手作りの醤油漬け筋子

〈作り方〉(1腹分)
1.塩10%の飽和水で生筋子をきれいに洗い水切りします。(水1,000ℓに塩10gの割合)
2.醤油120ml、酒とみりん各40mlを鍋に入れひと煮立ちさせたら冷ましておきます。
3.2の漬け汁に1の筋子を入れて浸し、冷蔵庫で1晩ねかせます。

4.3の筋子をキッチンペーパーに包みタッパーなどに入れて、筋子が潰れない程度の軽い重石をして1日冷蔵庫で水分を少し抜きます。
5.一度冷凍庫で凍らせてアニサキス対策をしてから、自然解凍して完成です。

手作りすることで、調味料の量を工夫するなどすれば、自分好みの味に仕上げることができます。売っている筋子もおいしいですが、自分で作るのも食べ方です。

手作りの塩漬けの筋子

〈作り方〉(1腹分)
1.水2リットルに塩300gを溶かし飽和塩水を作り、生筋子を泳がせるようにしながら丁寧に洗い、全体に塩水がいきわたるようにします。この時竹串などを使って筋の血抜きもします。※筋の血抜きをすることで、生臭さをとることができます。
2.そのまま15分ほど漬けておきます。

3.2の筋子を水切りしてキッチンペーパーに包み、タッパーなどに入れて筋子が潰れない程度の重石をして冷蔵庫で4~5日ねかせます。
4.一度冷凍庫で凍らせてアニサキス対策をしてから、自然解凍して完成です。

手作りの醤油漬けの筋子と同じように、こちらも塩分を控えめにするなどして自分の好みの味にすることができ、手作りならではのおいしい食べ方ができるでしょう。

粒が大きければ手作りいくらに

生の筋子の粒が大きい場合は、手作りいくらに挑戦しましょう。こちらも下処理をすれば意外と簡単においしく作ることができます。

〈下処理のやり方〉
1.65度ぐらいのお湯を用意して、その中で生筋子を洗いながら手でしごくようにしてはずしていきます。はずしにくい時は、金網などを使ってその上で優しく転がすようにすれば卵も潰れずにはずすことができます。

2.薄皮などを取り除き、ざるなどにあげて水切りして下処理は完成です。

手作りの醤油漬けいくら

〈作り方〉(200g分)
1.酒大さじ1、醤油大さじ2、みりん小さじ1をタッパーなどに入れて漬け汁を作ります。
2.下処理したいくらを1に入れ、冷蔵庫で30分~1時間ねかせます。
3.一度冷凍庫で凍らせてアニサキス対策をしてから、自然解凍して完成です。

醤油漬けのいくらのおいしい食べ方は、いくら丼にしたり、炊き込みご飯の上にトッピングしてもおいしく食べることができます。宮城県には「鮭はらこ飯」という郷土料理があり、鮭の煮汁でご飯を炊き、ご飯の上に鮭といくらをのせるという食べ方があります。

手作りの塩漬けいくら

〈作り方〉(250g分)
1.塩10ℊ、だし汁50ml、酒150mlを鍋に入れてひと煮立ちさせてアルコールを飛ばしておきます。

2.冷ました1をタッパーなどに入れ、下処理したいくらを浸かるように入れて冷蔵庫でひと晩ねかせます。
3.一度冷凍庫で凍らせてアニサキス対策をしてから、自然解凍して完成です。

塩漬けのいくらのおいしい食べ方は、やはりいくら丼が一番したい食べ方です。塩分が気になる人は、塩分控えめにして作るなど工夫すれば、より安心しておいしく食べることができるでしょう。

筋子の消費量が多いのは?

筋子の消費量が多いところは青森県といわれています。青森では筋子のおいしい食べ方がいろいろありますが、中でも珍しいのは筋子の海苔巻きです。納豆巻きやかんぴょう巻きと同じように、真ん中にびっしりと筋子が巻かれています。

スーパーなどにも普通に売られていて、青森では筋子のおいしい食べ方のひとつにあげられます。青森県庁の近くにある「三九鮨」という寿司屋さんの「筋子巻き」は、おいしいとの評判があります。

青森の人は普通の食べ方の筋子巻きですが、筋子を食べ慣れていない人には、少ししょっぱく感じることでしょう。

ご飯以外の筋子の食べ方

ご飯と共に食べる方法が多い筋子の食べ方ですが、ご飯以外でもおいしい食べ方があります。筋子と相性のいいのはパスタです。食べ方としては、いろいろなパスタ料理のトッピングとして、ほぐした筋子をのせる食べ方です。ご飯と同じ炭水化物なのでとてもよく合います。

中でもクリームパスタと共に食べると、塩味もまろやかになります。筋子を使って、簡単に作れるレシピを1つ紹介します。

きのこと一緒にクリームパスタ

3人前の作り方で紹介します。しいたけ6個を薄切りにして、フライパンなどでオリーブオイル大さじ2を入れて炒めます。しいたけの香りがしたら水80ccとコンソメ1個を入れ、弱火にします。それに生クリーム150ccとプロセスチーズ2個分を手でちぎって入れ、黒コショウ少々を振ります。茹でたパスタとゆで汁少々、オリーブオイルを入れて軽く和えます。

ほぐした筋子をのせれば色合いのアクセントにもなり、おいしい食べ方のひとつになります。

次のページ:気になる筋子の塩分量

初回公開日:2018年02月12日

記載されている内容は2018年02月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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