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ゴーダチーズの食べ方・作り方・レシピ・チェダーチーズとの違い

更新日:2020年08月28日

ゴーダチーズはオランダを主要な生産国とするセミハードタイプのチーズです。マイルドな味わいとクセが強くないために日本人にも大変食べられやすいです。そのまま召し上がる以外にも、溶けやすさ故に料理にも幅広く使用されている万能なチーズです。

ゴーダチーズの食べ方・作り方・レシピ・チェダーチーズとの違い

ゴーダチーズの特徴

ゴーダチーズの最大の特徴かつ魅力としては、そのクセの無いクリーミーでさっぱりとした味わいと豊かなコクです。ナチュラルチーズの初心者の方にはとても食べやすいチーズです。一方で、決してゴーダチーズの味わいは物足りないではなく、熟成が進むと旨みや香りが増してコクも深くなります。

日本人にとっては、やはり日本で製造されるゴーダチーズもです。オランダのものよりもさらに癖が少ないのが特徴です。また、輸送の必要もないので比較的熟成の若いゴーダチーズを楽しむこともできます。

ゴーダチーズの作り方

ゴーダチーズはオランダ発祥のチーズとして有名ですが、実は最初に13世紀にイタリアのゴーダ村という場所で作り始められた説があります。イタリアの田舎の農家において主婦の間で、母から娘へ伝統のの味が伝わってきました。

その何100年後の19世紀ころからオランダに作り方が伝わり、そこでも作られるようになりました。今ではオランダ全体で作られているチーズの60%がゴーダチーズで占められています。日本には江戸時代という、これも大昔に輸出されてきました。本日は日本人に最も好まれるチーズの1つになってきました。

以下では、ゴーダチーズの製造法の特徴を紹介いたします。

ゴーダチーズの作り方の基本

ゴーダチーズはオランダでは一般的に2-10キログラムの大きな塊で熟成させます。今では家庭や個人向けに数百グラム単位の小さな塊でも作られています。基本的な過程は以下になります。生乳を65度以下で殺菌し、その後32度程度まで冷やしてからレンネットを添加して、まるで豆腐のように固まらせます。

レンネットとはタンパク質を凝固させる物質です。固まった状態はカードと呼ばれますが、これを丸い型に移し、圧力をかけてホエーを抜きます。最後に塩水に浸し、この状態で2か月以上熟成させます。一番技術が必要なのは、ホエーを抜く際の圧力のかけ方であり、コツをつかむのが難しいです。また、製造の過程で雑菌が混入しやすいのも難点です。

熟成の期間の長さ

ゴーダチーズは一般的には熟成後2か月から食べられます。同じゴーダチーズでも、製造過程における熟成の期間の長さによって味が変わってくるのも面白いです。それは、熟成が進むにつれて食感が硬く締まっていき、どこか甘苦くてコクのある香ばしい風味が現れます。

この熟成の期間の長さにより、セミハードタイプのゴーダチーズとハードタイプのゴーダチーズに分かれます。前者は熟成期間が比較的短いために食感が柔らかめである上、味もあっさりしていてクセが最も少ない状態です。ゴーダチーズ初心者の方はこのセミハードタイプがです。

それに対してハードタイプは成が進んでいるものであり、味に深みと旨みが増し、独特の風味が詰まったチーズに変身しています。こちらはチーズ上級者向けです。

ゴーダチーズのカロリーと栄養素

ゴーダチーズ100gあたりのカロリーと基礎栄養素は以下となります。

カロリー380kcal、たんぱく質25.8g、炭水化物(糖質)1.4g、脂質29g、コレステロール83mg、食塩相当量2g、カルシウム680mg、ビタミンB20.33mg。ご覧のようにカルシウムに富んだ食べ物です。

ゴーダチーズの優れた栄養素

ゴーダチーズは実は、良質なタンパク質やビタミンやミネラルなどの普段の食事では不足になりがちな栄養をバランス良く豊富に含んでいます。ダイエットには糖質の代謝に効くビタミンB類が非常に重要な項目です。

まず、ゴーダチーズは、糖質の代謝を助けエネルギーをつくり出し、かつ疲労回復に役立つビタミンB1を含んでいます。細胞の新陳代謝を促進し、皮ふや粘膜の機能維持や成長に役立つビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6も摂取できます。

また、貧血を予防し、細胞の生まれ変わりや、新しい赤血球をつくり出すために欠かせないビタミンである葉酸やビタミンB12も含みます。さらに、乳製品ですので、骨や歯を構成するのに必要なカルシウムやリン、マグネシウムなども補充できます。カリウムも多く含まれますので疲労回復や利尿作用、むくみ防止、高血圧の予防に役立ちます。 

ゴーダチーズとチェダーチーズの違い

ゴーダチーズとチェダーチーズはどちらも日本で広く親しまれているチーズで色味も似ていることから分別することが難しい場合もあります。ここでは両者の違いを解説いたします。

ゴーダチーズ

ゴーダチーズとは、冒頭で紹介したように、主に原産国がオランダであり、セミハードタイプのチーズです。主成分が牛乳、乳酸菌、レンネット(凝乳酵素)です。伝統的なオランダ産のゴーダチーズの形状としては、直径35cm程度、高さ10cm程度、重量10kg前後で円盤型になっています。表皮は黄色や赤色のワックスでコーティングされており、中のチーズは黄色いです。

味わいはマイルドながらもしっかりとしたコクと旨味が含まれており、そのままでも美味しく召し上がれますし、幅広い料理に使用されています。加熱すると溶けやすく糸を引くので、モッツァレラチーズと合わせてピザのトッピングやチーズフォンデュの材料に特に使用されることが多いです。

チェダーチーズ

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初回公開日:2018年04月13日

記載されている内容は2018年04月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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