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焼酎の保存方法・焼酎を利用した保存方法|温度/冷蔵庫など

更新日:2020年08月28日

焼酎はどのように保存したら良いのだろう、そんなふうに悩まれたことはありませんか。そもそも焼酎に賞味期限はあるのか、気になりますよね。今回は、焼酎の最適な保存場所とその温度について詳しく説明していきます。また、焼酎を使った食品の保存方法も併せてご紹介します。

焼酎の保存方法・焼酎を利用した保存方法|温度/冷蔵庫など

焼酎に賞味期限はあるの?

賞味期限とは?

まず賞味期限とは、その食品や飲料の安全性・風味・味が変わらず美味しく消費できる期限のことを言います。未開封の状態で表示の方法通りで保存した場合、いつまでなら美味しく食べることができる、もしくは美味しく飲むことができるかについて表示したものです。製造者によって保証された期間のことであり、これを過ぎると腐ってしまうというわけではありません。

焼酎の賞味期限

現在、日本国内で販売されている焼酎には賞味期限の記載がありません。ブランデーやウイスキーなどと同じ蒸留酒である焼酎は、その製法の過程で様々な不純物が取り除かれるため、細菌が好む栄養が含まれていないのです。また25度から45度とアルコール度数が非常に高いこともあり、有害な雑菌が繁殖しにくいため腐らないのです。品質が著しく変わらないということで焼酎には、賞味期限を表示する義務が法律的に課せられていません。

焼酎の保存方法は?

未開封の場合

いくら賞味期限が無いとは言っても、いつまでも味が全く変わらないわけではありません。焼酎は、ボトル入りの物で2年、紙パックやペットボトル入りの物で1年半以上が経過するとどうしても風味が落ちてしまいます。また、焼酎は直射日光などの光や熱、湿度、そして大きな温度変化に弱い飲み物です。それらに晒されると風味や味に少なからず変化が起こってしまいます。

未開封であっても光が当たらず、1年を通じて温度変化の大きくない場所で保存するのが望ましいでしょう。箱に入れて保存するとさらに効果的です。横に倒した状態は、空気に触れる部分が大きくなるので必ず立てた状態にして置きましょう。押し入れや床下収納での保存がです。

開栓した場合

焼酎は、1度栓を開け空気に触れてしまうとどうしても劣化を防ぐことができません。少しでも劣化を遅らせるために未開封の場合と同様、直射日光や蛍光灯の明かりも当たらない、熱くなりにくい場所で保存しましょう。開封後は3ヵ月から半年くらいを目安になるべく早く飲み切ることをします。

しかし、保存の際にしっかりと栓をしないとアルコールが揮発してしまいます。四合瓶などネジ式のキャップであれば固く締めてから冷暗所で保存しましょう。それ以外の栓ならば、食品用ラップでキャップをすっぽりと覆うように巻いて輪ゴムで止めましょう。保存場所は同じく冷暗所です。自宅にパントリーがある場合は、そちらでの保存がです。

保存に適した温度とは?

焼酎の美味しさをできるだけ長持ちさせるためには、保存する場所の温度が高すぎても低すぎてもいけません。電化製品の横やガスコンロの傍に置くことはもちろんですが、温度が低すぎる冷凍庫や冬の室外で保存することもNGです。保存に最適な温度は10度前後、なおかつ焼酎は温度変化を嫌うため、温度が一定に保たれる場所での保存が望ましいでしょう。

焼酎は冷蔵庫で保存しても良い?

未開封でも開栓した後であっても、焼酎の保存には10度前後の温度が常に保たれる場所が適しています。光による品質劣化も起きないことから冷蔵庫の中が最適です。特に野菜室に立てて置くとよいでしょう。飲みたい時にだけ常温に戻せば風味が損なわれることもありません。

また瓶の中に白い浮遊物が現れることがありますが、それは焼酎の旨味成分が結晶化したものです。愛好家の間では「焼酎の華」と呼ばれています。瓶を軽く振ると溶けてしまい、品質に問題はありません。これを見つけたら「焼酎の華が現れた、素晴らしい焼酎に出会った」と喜びましょう。

焼酎は食品の保存に利用できる

生姜

料理の風味を増したり、臭みを消したりといろいろな使い道のある生姜ですが、そのまま冷蔵庫に入れておくとすぐに傷んでしまいます。ところが、瓶に入れて焼酎で漬けておくと半年間ほど美味しく保存することができるのです。常備しておけばいつでも料理に使えてとても便利です。

保存の方法はとても簡単です。生姜を綺麗に水洗いします、傷んだ部分・汚れた部分を包丁で取り除きます。皮が付いたままガラスの瓶に入れて、生姜が浸かる程度に焼酎を注ぎ蓋をするだけです。アルコールは飛んでしまいますので、生姜の味や香りが変わることはありません。そのまますぐに料理に使うことができます。常温でも保存できますが、冷蔵庫に入れて保存した方がより安心でしょう。

次のページ:焼酎をもっと美味しく楽しく活用しよう!

初回公開日:2017年10月16日

記載されている内容は2017年10月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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