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正月花・羽子板など正月飾りはいつまで飾る?

更新日:2020年08月28日

今回のテーマは「正月飾りはいつまで飾るか?」です。毎年何気なく飾っている正月飾りですが、その由来や歴史には面白いエピソードも隠れていました。正月飾りをいくつかピックアップして由来を紐解きながら、各地域の正月飾りの飾る期間についてご紹介します。

正月花・羽子板など正月飾りはいつまで飾る?

鏡餅をどうやってカットしたらいいのか?

みなさんは鏡餅を切ったことがありますか。実は、鏡餅をカットするためには結構力が必要で大変です。最近売っている鏡餅はほとんどが真空パックに入っている商品ばかりです。その際には、プラスチックの上からカットしていくと安全にカットすることができます。

もし、カットすることが面倒な方は、鏡餅の形をした真空パックの中に丸餅や角餅が入っている商品がです。

鏡餅のカロリーってどれくらい?

餅に関わることわざ「餅腹三日」という言葉があります。餅を食べた時に腹持ちがよいことを言い表すことわざですが、具体的にはご飯とどのくらいカロリーが違うのでしょうか。ご飯が1杯(140g)が235カロリーほどに対して、メーカーによって差分はありますが、お餅は50gあたり110カロリーほどになります。約2分の1となりますので、1食は2個あたりが適量となります。

破魔矢と羽子板はいつまで飾るのか?

破魔矢と羽子板を翌年のいつまで飾っておいた方がよいのかというと、松の内の7日か、もしくは、小正月の終わり15日辺りまでと言われています。ただ、破魔矢と羽子板については、いつまで飾るということはなく一年中でも問題がないとも言われています。

破魔矢と羽子板の違いとは?

最近よく見かけませんが、正月飾りに「破魔矢」と「羽子板」があります。どちらも子供の無病息災を祈る意味合いがあるものですが、破魔矢と羽子板の違いは何なのでしょうか。実は破魔矢は男の子、羽子板は女の子のいる家庭と違いがあります。

破魔矢と羽子板は他の正月飾りと異なる点は、いつまで飾るのかという点です。いつまで飾るのかというと、12月中旬くらいから12月28日の間に飾ります。29日は「二重の苦」、31日は一夜飾りということで避けられています。

破魔矢の由来とは?

破魔矢は、射礼(じゃらい)と言われる、奈良・平安慈愛より祭典などで行われる弓道の射法で使われた弓が由来と言われています。破魔(魔(善を害する悪神)を破る)という語呂合わせが縁起物となりました。

破魔矢についている鈴の意味は?

鈴には邪気を追い払う意味が込められています。鈴自体はいつから発明されたのかは不明ですが、縄文時代に土鈴(土でできた鈴)、弥生時代には銅鐸(銅でできた鐘)があり、昔から鈴のようなものがありました。土鈴は祭祀遺跡から発見されていますので、音を鳴らすことで邪気を追い払う意味があり、現代もなお、お守りなどにも鈴をつけています。

羽子板の由来とは?

羽子板は、銅に羽根をつけて蹴る遊びが中国から伝わり、日本では板で羽根をつく羽子板遊びに変化したと言われています。中国ではジェンズ(毽子)を蹴る踢毽(ティージェン)という正式スポーツがあります。

平安時代にあった手毬を板で打つ「毬杖(ぎっちょう)」遊びが日本では起源とされています。その後、鎌倉時代には羽根つき遊びが始まり、羽子板は室町時代から羽根つき用と正月飾りに分かれていきました。

正月花はいつまで飾るのか?

正月飾りの1つ「正月花」はいつまで飾るのでしょうか。いつまで飾るのかというと、全国の松の内に合わせるのが一般的です。北海道、東北、関東は松の内1月7日夕方の日没まで、関西は松の内1月15日までです。松の内が地域によってばらつきがある四国の場合はいつまで飾るかというと、1月7日、8日、10日、15日のいずれかの日までとなります。

沖縄はいつまで飾るのかについては、松の内1月7日が増えてきていますが、一部旧正月の期間である新暦2月中旬〜下旬という地域もあります。

正月花の「松」について

せっかく正月に活けた花が枯れないかと思うと、正月花はいつまで持つのかというところが気になります。ここで正月花にお花をご紹介します。

よく正月花によく使われるのか「松、竹、梅」です。この三種類の花材は、長い間枯れずに持ちこたえるために縁起がよいと言われてきました。松は一年中青いため「長寿」を意味し、いつまでも長生きできる思いが込められています。

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初回公開日:2017年12月26日

記載されている内容は2017年12月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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