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一人暮らしの収納術|収納に役立つ家具・収納アイデア・服の収納

更新日:2020年08月28日

一人暮らしの皆さん、部屋は片付いていますか?収納を工夫して部屋を整理することには、様々な利点があります。散らかった部屋では、しょっちゅう何かを探すことにもなり、何かと効率が悪いもの。家具や収納法を利用して、スッキリと片付いた一人暮らし生活を送ってみませんか?

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一人暮らし生活に収納をすすめる5つの理由

実家にいた時には部屋が片付いていたけれど、今は散らかり放題で、なかなか整頓する時間が取れない…こういう悩みをお持ちの一人暮らしの方は、少なくありません。中には、生来の整理整頓好きで、いつでもきちんと片付けの行き届いた空間でないと落ち着かない、という人もいるでしょうが、一人暮らしの大多数は片付けに悩まされているということは容易に推察されます。確かに、一人暮らしのよさは、自分の好きに散らかしていても誰にも迷惑をかけない気ままさにあります。人を呼ぶ予定がなければ、片付ける必要は特にありません。

しかし、それでも一人暮らし生活に収納をしたい理由があります。それは、次の5つの理由です。

一人暮らしでもモノは沢山ある

試しに、自分の部屋にあるモノの数を数えてみてください。きっと、数えきれないほどのモノに囲まれているという事実に気づかれるのではないでしょうか。 スマートフォンひとつ取っても、充電するためのコードがあり、接続するプラグがあり、延長コードがあり、と様々な付属品がついています。イヤホンを使う人も多いでしょうし、取扱説明書も大多数の人が取ってあるでしょう。どれも、スマートフォンという機器を使いこなすためには必要不可欠なものであり、「散らかるから」という理由で処分してよいものではありません。ことほど左様に、我々現代人の便利な生活は、無数の「モノ」たちに囲まれて成り立っているのです。

「食」に関わる道具、「衣」に関わる道具など、数えればキリがないほどのモノがあり、そのすべてが一人暮らしの居住空間に存在します。収納によって整理整頓をしないと、一人暮らしの生活がそれらのモノに侵食されてしまうのは、いわば当然の結果と言えるのです。

「収納」が職業になる時代

「人生がときめく片づけの魔法」という書籍がベストセラーになり、ドラマ化もされたのをご記憶の方もあるでしょう。著者の近藤麻理恵さんは、整理整頓の専門家として一躍有名になりました。特筆すべきは、彼女の活躍が日本だけにとどまらず、アメリカで翻訳出版された本もベストセラーになったことです。2015年、米TIME誌の「世界で最も影響力のある100人」にも選ばれ、その地位を確立しました。この事実は、「モノを片付ける」「収納する」ことは世界共通の問題であり、多くの人が「片付けられない」「収納できない」ことの悩まされているということを物語っています。

他にも、整理整頓術に仏教思想を取り入れ、「断捨離」という言葉を世に広めたやましたひでこさん、『「捨てる!」技術』の著書がある辰巳渚さんなど、整理・収納を専門とするアドバイザーの有名人は数多くいます。今は、「収納」が職業になる時代なのです。

一人暮らしには「断捨離」より「収納」

上で紹介した「断捨離」は、「不要なものを見直し、なくても困らないものは思い切って捨てる」ことを推奨する考え方です。もちろん、無駄なものを処分することはある程度必要ですが、一人暮らしの場合、「何かあったとき」のことも考えておかなければなりません。防災備蓄など、緊急時にとりあえずしのがなければならないことを考慮に入れると、普段は使わないものでも、万一に備えて取っておくのも有効です。一人暮らしの人は、断捨離より、モノを収納によって整理する技術を覚える方が先決でしょう。

整理した上でやはり不要と思われるものが出てきたら、そのときに断捨離するかどうかを決めればよいと思います。

「ミニマリスト」は収納してから考えよう

近年、「ミニマリスト」という言葉がちょっとしたブームになりました。ミニマリストとは、「モノを持たない暮らし」をよしとする考えを持つ人々を差します。モノに溢れた便利な生活を送る時代には、得てしてこういう考えが起こり、人々の共感を呼んでブームになったりするものです。

しかしミニマリズムは、まだ誕生して間もないこともあるのでしょうが、人によって主義主張がまちまちで、中には「自分の部屋すらも持たず、仮の宿(ホテル)を点々とする」などという主張もあります。平和が約束された都会生活なら、そうした暮らしも成り立つでしょうが、この考え方には、「もし再び大震災のような緊急事態が起こったら」という視点が致命的に欠けています。オシャレな片仮名で流行りだからと言って飛びつくのは早計でしょう。
地に足のついた暮らしを目指すのであれば、やはり、一人暮らしにはある程度の備えが必要です。それには、モノを収納するのが手っ取り早いです。

その上で、緊急時のこともよく考え、自分には不要と思われるものは処分すればいいのです。

収納は一人暮らしを圧倒的に便利にする

あなたは、スマートフォン(もしくは携帯)を、「あれ、どこにやったっけ」と探す時間が1日のうちどれくらいありますか? スマートフォンに限らず、色んなものを「あれ、どこにやったっけ」と探していませんか?

人が1日のうち探しものに費やす時間は、実は馬鹿にならないのです。ある調査によると、日本人は平均して1か月に76分間もの間探しものをしているそうです。また別のデータでは、ビジネスマンが探しものに費やす時間は、年間約150時間にもなるという報告もあります。これは一人暮らしかそうでないかという分け方はされていませんが、一人暮らしに限って調査したとしても、探しものをする時間は相当なものだと考えられます。

収納によってモノが片付くと、この「モノを探す時間」がかなり短縮できます。どこに何があるか分かっていて、必要なときに直ちに取り出すことが出来る状態というのは、実現してみると想像以上に便利なものです。すっきりと整頓された部屋は、動線をモノが邪魔することもないので、余計な動作も不要になります。片付かないモノによってかなりのストレスを感じながら生活していたことに、今更ながら気づくことになるでしょう。

今一度、あなたの普段の生活を振り返ってみてください。何かをしようとして、「そう言えば、あれどこにあったかな?」と探しものをすることによって中断される事態がしばしば起こっていませんか?大事なことをメモした紙をどこかにやってしまって、書類の提出日をうっかり忘れてしまったり、書類そのものを紛失して再発行の手続きを余儀なくされたり、そういう無駄を生み出してしまっていませんか?

モノを収納によって整理することで、そうした無駄をかなり省くことが出来るのです。働く一人暮らしの社会人生活は、ただでさえ忙しいもの。無駄は極力省きたいですよね。私たちの生活を便利にしてくれる多くのモノたちを整理整頓して制御し、さらに快適に過ごすためには、「収納」というスキルが不可欠であることは、以上でご理解いただけたと思います。

一人暮らしの収納のポイント4つ

では、一人暮らしの部屋を、徐々に収納によって整理していきましょう。手順は、以下を参考にしてください。

30個ルール

一人暮らしの居住空間のあちこちにモノが散らかり、場所によっては地層を形成しているような状態であれば、やはり最初にざっくりと片付かなければなりません。いきなりまとまった時間を取るのが難しければ、動くたびに少しずつ片付けていくという方法もあります。

「30個ルール」とは、お茶を飲むためにとかトイレに行くために移動する機会があると、その度に必ず周りのものを30個片付けなければならない、というルールです。

これは人によって、15個でも20個でも、好きな数を選んでもらえばいいのですが、このルールを制定することにより、身の回りのものが目に見えて片付いていきます。適用して3日も経つ頃には、部屋の中がかなり変わってきているはずです。このやり方だと、一人暮らしでも整理整頓を続けることが出来ますし、成果が目に見えれば、さらに片付けようというモチベーションアップにも繋がりますので、方法です。

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初回公開日:2017年04月05日

記載されている内容は2017年04月05日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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