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【メーカー別】液晶テレビの平均寿命年数・症状|シャープ/東芝

更新日:2020年02月15日

クッキリと鮮やかな美しい映像が観られることで人気の液晶テレビにも寿命があります。「VA」と「IPS」のキーワードで話題のシャープのAQUOSや東芝・ソニー・パナソニックなどが販売している液晶テレビの特徴や寿命について説明します。

【メーカー別】液晶テレビの平均寿命年数・症状|シャープ/東芝

液晶テレビの構造や原理など

シャープ・東芝・ソニー・パナソニックなど液晶テレビを販売しているメーカー別で見た液晶テレビの平均寿命年数や寿命がきたことがわかる症状などについて説明していきます。

まずは液晶について説明します。また液晶テレビの構造や原理など液晶テレビに関する情報をお届けします。

液晶とは

液晶は液体と結晶の中間物質です。その液晶にはスメクティック・ネマティック・コレステリック・ディスコティックなどの種類があります。スメクティック液晶は細長い棒状分子の層状構造が一定方向に並んでいます。

スメクティック液晶は、層の間の結合力が弱い、層の間どうしが滑りやすいといった特徴を持っています。また、平行配列した分子列の規則性が高く、固体結晶に近い性質を持っています。

さらに分子が垂直なものをスメクティックA、少し傾いているものをスメクティックCと呼ばれています。

次にネマティック液晶について説明します。ネマティック液晶は、棒状分子が平行配列していて個々の分子が長軸方向に自由に移動できる層状構造のため粘性が小さい、流動性が高いなどの特徴を持っています。

次項ではコレステリック液晶・ディスコティック液晶について説明します。

コレステリック液晶・ディスコティック液晶とは

ここでは、コレステリック液晶・ディスコティック液晶について説明します。まずディスコティック液晶について説明します。このディスコティック液晶は、スメクティック液晶やネマティック液晶に見られる層状構造ではなく、円盤状の分子が積み重なった柱状構造です。

次にコレステリック液晶について説明します。コレステリック液晶はネマティック液晶の分子配列に似ています。しかし、隣接層問の分子軸の配列方位が少しずれているのでらせん構造です。

また、コレステリック液晶は不純物・有機ガス・機械的な力・電界などによって大きく反応するのでさまざまなものに応用されています。

液晶の分類

ここでは、液晶を型から見た分類について簡単に説明します。

液晶には、電流効果型・電界効果型・熱効果型に分類されます。また、電流効果型には動的散乱(DS)型があります。さらに電界効果型には誘電異方性型と強誘電性型に分類されます。

また、誘電異方性型にはねじれネマティックTN型・ゲストホストGH型・複屈折ECB型・相転移
PC型・高分子分散PD型などに分類されます。強誘電性型には単安定性型(非メモリ)・双安定性型(メモリ)に分類されます。

さらに熱効果型にはスメクテッィック型・コレスレリック型に分類されます。次項では、多くの液晶テレビに使用されているTN型の液晶パネルの仕組みについて説明します。

液晶テレビのTN型の液晶パネルの仕組み

ここでは、液晶テレビのパネルの駆動方式は、TN(Twisted Nematic)方式の液晶パネルの仕組みについて説明します。液晶テレビのTN型の液晶パネルは、電圧をオフにすることで画面を白色を表示し、電圧をオンにすることで黒色を表示する方式です。

詳しく見ていきます。構造ですが偏光フィルターと2枚のガラス基板で構成されています。この2枚のガラス基板上の液晶分子は90度ねじれています。

このねじれている状態でTNセルに電圧をかけると、基板上の液晶分子とねじれていた液晶分子がガラス基板面から立ち上がりねじれが取れます。

そのねじれがとれたことにより上から入った光は、フィルターを通らなくなり光が遮断されるので画面は白色を表示します。このように液晶テレビに使用している液晶ディスプレイの白・黒の表示は、電圧のオン、オフによって液晶分子の角度を変えてバックライトの光を調整する仕組みになっています。

液晶テレビとは

液晶テレビとは、背面からのバックライトの光によって液晶を点灯することで画像を表示する方式の画像表示装置(ディスプレー)に用いたテレビジョン受像機のことをいいます。液晶ディスプレーのすべての画素の上にアモルファス・ポリシリコンの薄膜トランジスタなどのスイッチ素子を設けることで液晶パネルの開閉を調整して色を作っています。

VA方式・IPS方式・TN方式の液晶テレビの違いとは

次のページ:VA方式・IPS方式・TN方式の特徴

初回公開日:2018年02月20日

記載されている内容は2018年02月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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