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屋根の種類・種類と建物別の構造・屋根に使う材料の種類

更新日:2020年08月20日

住宅の寿命に関わるものとは何でしょうか?春夏秋冬の変化が激しい日本の風土に適した住宅選びはもちろんですが、そのなかでも重要なポイントなのが屋根と地盤です。建てたあと数年後から影響が出てわかるものなので注意が必要です。屋根の何が重要なんでしょう?

屋根の種類・種類と建物別の構造・屋根に使う材料の種類

屋根の種類ってどれくらいあるの?

屋根の種類は日本古来の建築様式だけでも茅葺き、板張り、瓦に加えトタン張り、形状でもオーソドックスな合掌造り、東屋造り、それをアレンジし複雑な形状を可能にした寄棟造り入母屋造り、蔵などに多い越屋根など日本建築様式だけでもざっとこれだけの種類があります。

瓦に関しても南国では、強い昼間の日差しから建物の室温上昇を防ぐ工夫がされた形状をしていたり、反対に雪国では大雪で建物が潰されないよう急勾配で雪が滑り落ちやすい種類を使う工夫がされています。

近年は日本にも輸入住宅が増え、世界中のいろいろな国の異文化が感じられる家が建てられています。素材もさる事ながら、細長い六角形の欧風の屋根や、片流れ屋根、陸屋根、ドイツの流れの袴屋根、ロフトスペースには招き屋根、中国古来の角木が反った形状の反り屋根は日本ではお寺や神社、お城や高級住宅でしか見らない種類です。

こんなはずじゃなかった?屋根にまつわるトラブル

屋根にまつわるトラブルで最も多いのが「雨漏り」です。しかも部屋の天井や壁に異変を発見し、実際に家主が気付く頃には、壁や天井裏にはかなりの雨水が流れこんでいます。年数によっては部材にカビが生えたり、腐らせたりします。

お年寄りや子供などは、カビにより健康被害が出る事例などもあり被害は深刻です。壁や天井に石膏ボードが使われていれば、濡れた箇所を全部張り替えなくてはいけませんし、電線がショートすれば重大な事故につながります。

このように雨漏りのトラブルにも、さまざまな種類がありますが、定期的なメンテナンスで最小限に被害を抑える事ができますし、建物の寿命も延ばすことにつながります。

屋根の素材って何が使われているの?

「スレート瓦」は大きく分けると二種類があります。ひとつは、「天然スレート」で天然鉱物の粘板岩(玄昌石)を使用しています。もう一つのは「化粧スレート瓦」で科学繊維材料でできています。「日本瓦」は粘土を高温で焼いたもので、表面加工したものです。焼いた風合いを活かし、加工しない種類のものや、明り取りにガラス製などの種類があります。重量があり風に強いので海沿いは瓦が多く使われます。

安く施工が早いので、工場や農場を中心に爆発的に普及したのが「トタン屋根」です。鉄板を亜鉛メッキで覆ったものですが、潮風には弱く錆びやすいです。その他にもアルミニウムやステンレスや銅やチタンなどの高級な素材の種類もあり、それぞれ特性が違います。

戦後に価格が安く普及してたのがセメント瓦ですが、デメリットが多く、現在では生産されていません。最近では石粒付きガルバリウム剛板瓦が注目されています。これだけ屋根の素材には種類がありますが、耐久性、遮音性、耐震性、断熱性も種類により違います。

屋根の形って意味があるの?

屋根の一番の目的である雨や風雪、太陽熱、という自然環境から住む人を守るためには、その地域に適した形、種類があります。地盤にもよりますが、地震を考えて重い瓦を避ける傾向もあります。

種類によって建物の母屋構造から全く違うので、施工費も変わります。当然簡単な切り妻屋根や片流れ屋根は安く、複雑な寄棟屋根や入母屋屋根は高くなります。

形が複雑な種類になればなるほど、施工レベルが高くなり、板金職人や瓦職人の経験豊富な施工技術が問われます。選ぶ業者を間違えると雨漏りしやすい形だった、しにくい形だったという残念な結果で形が影響してしまう場合もあります。

屋根タイプのデメリットを知る

招き屋根は、部屋空間を広く明るくし、ロフトスペースにもでき、通気性にも優れるなど現代的な利点が多くありの種類です。二段階の屋根が特徴ですが、低い屋根と壁の結合部分の雨仕舞いをしっかりしないと雨漏りの原因になりやすいデメリットがあります。

片流れ屋根はデザイン性の高さもあり多くの住宅メーカーが取り入れるデザインですが、雪国では片方だけに雪が集中して落ちるので、お隣さんとの兼ね合いも考慮しなくてはいけません。

あとは伝い水の侵入による、不名誉な雨漏りの事例が多いのも片流れ屋根や、招き屋根の上部です。屋根が上向きに外に突き出ているのが最大の欠点です。さらに片流れ屋根は耐熱性や通気性にも弱点があり対策が必要な種類です。

雨水の流れに沿った屋根選び

いくら格好が良くても、あとあと雨漏りやトラブルが絶えない屋根では、まったく意味がありません。その一つが雨水の流れを十分に計算しているか、という当たり前の事です。意外とそんなトラブルが多いのも実情です。

例えば屋根が大きく、上から見てL字型をしていると、L字の内角に谷ができますが雨漏りの原因になりやすいデザインです。というのは谷溝には一枚の金属板を流し、その板端は水を返す折り曲げもしますがそれを雨水が超えてしまう場合があります。

どういう事かというと、谷へ向かって二面の屋根から一点に集中するポイントができてしまい屋根下に向かって雨水は勢いが増し、雨返しを超えて内側まで入りこんでしまう例です。似たような悪い例がよくあります。

屋根の名称と特性って?

屋根の種類には名称があり、それぞれ特性があります。日本で昔から代表的な「切り妻屋根」は二つの傾斜のみのシンプルな構造なので工期も早く安価。将来のメンテもリフォームも安く済みロフトも造れます。

「寄棟屋根」や「方形屋根」は角に向かって山がある形です。太陽熱を分散し天井裏が広いので断熱性に優れています。傾斜屋根共通に言えるのは建物をL字にした場合、谷ができますが最も雨漏りの原因になりやすいので注意が必要です。

真っ平らな「陸屋根」は、屋上スペースができたり、雪を落とさず溶かす事によって落雪事故を防いだり雪下ろしの手間が省けたりします。その一方で、ほとんど屋根で軒が短いので、壁の劣化が早まったり、雨漏りが始まると原因が特定しずらいなど、デメリットがあります。

建物別の種類と構造を知りたい!

専門業者の説明だけではよくわからないし、一生の買い物なのに理想と違う建物ができてしまったり、こうすればよかったと後悔したり。万が一騙されても気がつかないなど、マイホーム購入に関するトラブルは意外と多いです。

建物の構造や種類を知る事で、屋根に対する理解や自分の理想をより具体的に想像できます。マイホームはデザインで選びがちですが、ちゃんとデメリットも把握する事が大事です。メンテナンスの問題も必ずあります。

何十年というローンを組み購入しても、それで終わりではありません。建物は新築した時から雨風にさらされて、月日とともに劣化していきます。それを事前に目安として計算できるのが耐久性です。

木造の特性と耐久性って?

木造にしろ、鉄筋コンクリートにしろ、重要なのはその風土に適しているかです。高温多湿で通気性が大事なのが日本です。埋め立て造成地域の場合は、地震で地盤の良し悪しが数年後現れる事もあります。家を建てる地域がどれに当てはまるか、土地の特色種類を把握してから家選びを検討するのが理想です。

木造建築と一言でいっても日本古来の在来工法、輸入住宅の2×4の大きく二種類あります。しかし、屋根と構造の関係性考えた場合でも、震災後の建築基準法は大幅に厳しく改善され、耐震性は大幅に向上しています。

耐久性の差は建物にはほとんど無く、信頼できる経験豊かな職人か、工場製産を信じるかの違いです。木造のメンテナンス基準は10年が目安で、建物の寿命を短くするのは防水性能の低下。その他にも屋根材それぞれの耐久性や、軒が無い陸屋根などデザインも重要に関わってきます。

陸屋根住宅は維持費用がかかる?

最近は木造住宅でも建築デザインがおしゃれで、屋上スペースが有効に使える陸屋根が見られますが、定期的なメンテナンスが絶対に必要不可欠な屋根種類である事を理解した上で、購入すべきです。

いくら引き渡しの時に完璧な状態でも、日光や地震やいろんな自然条件を毎日受ける屋根であり、床であるのが陸屋根という屋根種類の特徴です。当然予期せぬひび割れなどが起きやすいリスクがあります。

実際に雨漏りしてからでは、ただの塗り替え以上の費用がかさんでしまいます。そうなる前に、適度なメンテナンスが必要ですが、陸屋根の防水工事は、屋根工事とは材料も施工法も全く別の工事種類であり高額です。あとで知って後悔しないように維持費を計算した上での購入をします。

初回公開日:2017年10月26日

記載されている内容は2017年10月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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