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フローリングのワックスの塗り方|剥離/ワックスシート/重ね塗り

更新日:2020年08月20日

フローリングは毎日掃除していても、埃や小さなゴミが溜まります。また、フローリングは年季と共に、艶などがなくなってきます。その艶を出すにはワックスが必要になります。フローリングの掃除の手順や、ワックスを選ぶポイント、ワックスに対する知識などの情報をお届けします。

フローリングのワックスの塗り方|剥離/ワックスシート/重ね塗り

バーチ

バーチ材は主に寒冷地に育つカバノキ科の樹木です。柔らかな木目と部分的にキラリと光りを放つのが特徴です。英語ではバーチと表現しますが、サクラを連想させる淡い色彩の見た目と性質が似ていることから日本ではカバザクラと呼ばれています。

黄金色の材面はウレタン塗装なら木材に輝きがでて、またワックスなら質感が増します。さらに、オイル塗装にすればしっとりとした風合いになります。材質もフローリングとして使える充分な硬さがあります。

針葉樹の木材

杉やヒノキ、パイン材(松の木)といった針葉樹は日本古来の木材です。針葉樹は「ソフトウッド」の呼び名通りに、柔らかく温かみを感じるのがこの針葉樹の特徴です。また針葉樹は一般に明るく淡色の樹種が多いことから木目を強調した明るく仕上げる製品に多く採用されます。

では杉やヒノキ、パイン材(松の木)のそれぞれについて見てきます。

パイン材(松の木)

パイン材と一口に言っても、パイン材にはたくさんの種類があるのです。日本語では「松」になります。松には黒松・赤松・障子松・肥え松などたくさんの種類があります。また松は北米・南米・北欧・オセアニア・東南アジアといろんな場所で生息しています。

パイン材は温かみ・素朴さ・木目・節・柔らかさ・色変わりなどの特徴があります。また、パイン材には熱や湿気などをよく吸収するといった特徴がありますので、パイン材を使用したお部屋なら湿気の多い梅雨時期でも快適に過ごせます。

さらに、針葉樹であるパイン材は独特の木の香りをもっています。この香りは体をリフレッシュさせるという効果を持っていますのでパイン材を使用したフローリングのお部屋は森林浴のようなフレッシュな空気に包まれます。

ヒノキ

長い歴史を持つヒノキは香りと共に油分を含んでいるため、耐水性に優れています。その優れて耐水性により浴室にもよく使用されています。カンナやオノなどで、加工のしやすいヒノキは、建築材・仏像・家具・桶など様々な用途に使われています。

また、木の香り成分「フィトンチッド」を多く含んだヒノキはストレス解消・疲労回復・消臭・防ダニなどの働きをしてくれます。その働きによりフローリングに適した木材と言えます。

さらに、ヒノキの芯材は、淡いピンク色で辺材は、黄味を含んだ白色ですが、その芯材と辺材の色の差が目立たないのが特徴になっています。身近なところではお寿司屋さんのカウンターにヒノキが使われています。

カリン材

カリン材は東南アジアを産地とするマメ科の広葉樹です。強度、硬度ともに高く、加工もしやすい木材としてフローリングや、家具材、楽器など様々な用途に使われています。薄い色と 濃い色が混ざった独特の赤褐色にあたたかみと高級なイメージを感じます。

高級材で高価なため、書斎などの小さなスペースのフローリングの木材としてです。

ケンパス材

ケンパス材と聞いてもあまり馴染みがない人が多くいると思いますが、東南アジアなどを主な産地とする マメ科の広葉樹です。仲間としてカリンやローズウッドといった種類と同じになります。ケンパス材は非常に頑丈であることに加えて、美しい木材として部屋の内装材としてです。

粘土のような赤褐色をしているので、あたたかみを強く 感じられる色合いが特徴です。また、ケンパス材は経年変化によって徐々に色が濃くなるカリンの色合いに似ているとも言われています。

傷に強いフローリング

最近ではイスから立つ時、座る時などにつきやすい傷に強く、また、お子様などによる落書きも簡単に消せる木材組織にプラスチックを注入したフローリングがあります。このフローリングは天然木の持つ自然な美しさに加えて、耐摩耗性・耐傷性・耐汚染性に優れています。

気をつけているつもりでも、ついイスを引きずるなどした時にできる傷のことを考える必要がなく、長く使えるフローリングとしてです。さらに足腰が弱いペットやお子様などによる滑りやすさも解決してくれます。

ワックスの種類

今まではフローリングの種類と使われている木材についてお話してきましたが、ここではフローリングワックスの種類について説明します。フローリングのワックスには水性ワックス、樹脂系ワックス、油性ワックスなどがあります。

まず、水性ワックスですが、天然または合成のロウが主成分になっています。水性ワックスはフローリングに塗布がしやすいといったメリットがあります。また、フローリングに塗った後に、空拭きすると輝かしい光沢を出すことができます。

また、水性ワックスは比較的安くて、導入のしやすいといったメリットがあります。

一方で、主成分がロウのため、フローリングの表面はきれいにはなりますが、その反面、フローリングが滑りやすくなります。また、強度と耐久性が低くなるなどのデメリットがあります。さらに、ペットや小さいお子さんのいる家庭には適さないワックスと言えます。

樹脂系ワックスの特徴

次に樹脂系ワックスの特徴についてお話します。樹脂系ワックスには耐久性と柔軟性に優れている「ウレタン樹脂」や、密着性と浸透性に優れているので美しい塗膜が作れる「アクリル樹脂」の2タイプがあります。

また、柔軟性があり透明性も高いフローリングワックスとしてのあるウレタン樹脂とアクリル樹脂の特性を合わせた「混合樹脂」もあります。さらに、樹脂系ワックスはワックスの中でも一番多く使われています。

樹脂系ワックスは合成樹脂が主成分であるため、塗膜硬く、光沢や保護性能が他のワックスよりも優れています。

次に油性ワックスについて簡単にお話します。

油性ワックスの特徴

次のページ:ワックスの選び方

初回公開日:2017年09月27日

記載されている内容は2017年09月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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