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【メーカー別】羽毛布団の平均寿命・リフォームの仕方|打ち直し

更新日:2020年08月28日

羽毛布団は他の寝具と比べると寿命が長いといわれていることもあり、気付かないうちに寿命を迎えている羽毛布団を使用している方もいるのではないでしょうか。そこで、羽毛布団の寿命のサインなどについてご紹介しますのでぜひ参考にしてください。

【メーカー別】羽毛布団の平均寿命・リフォームの仕方|打ち直し

羽毛の種類について

羽毛布団といっても種類があり、実際に購入する際に迷ってしまうことがありますが、羽毛を採取する水鳥はガチョウ(グース)もしくはアヒル(ダック)の2種類で、グースの方が保温性が高く上質な羽毛が採取できることからダックよりも高品質といわれています。

さらにマザーグースと呼ばれる親鳥の羽毛は、成熟しているため耐久性が高くダウンボールが大きくなるためさらに高品質で、羽毛布団の寿命も長いといわれています。

ダウンとフェザーについて

水鳥の胸の部分に生えている、軸がなく綿毛のようにふわふわとした部分がダウンで、吸湿と放湿性に優れ、空気をたっぷり含む特徴を持つため保温性が高いですが、1羽からとれる量が少ないこともあり、ダウン率が高い羽毛布団ほど価格が高くなります。

ファザーは一般的にイメージされる、湾曲した硬い軸がある羽根を指します。羽毛布団に使用されるのはスモールフェザーと呼ばれる腹の部分に生えている6.5cm未満の小さな羽根が使用されています。ダウンと比べると通気性が良い特徴があります。

羽毛布団と勘違いしやすい羽根布団

羽毛布団と間違いやすい布団に「羽根布団」があります。羽根布団と羽毛布団の違いはダウンの使用率で、ダウンが50%以上使用されている布団でなければ羽毛布団と呼びません。さらに、これから羽毛布団を購入しようと考えているなら、最低でもダウン率90%以上の羽毛布団を選ぶことをします。

羽毛布団の臭いは寿命なのか

羽毛布団を洗濯したり、保管しておいた羽毛布団から独特の臭いが発生することがあります。これは、羽毛が水分を含んだ結果起こる現象で寿命のせいではありません。ですが、羽毛布団にこのような臭いが発生した場合は、クリーニングに出しても臭いが取れることはほぼありません。

そもそも羽毛布団に使用されている羽毛そのものの洗浄が不足している製品もあり、特に輸入された羽毛布団の中にはそういった製品があるため、水分を含んだとたん臭いを発生する羽毛布団があります。残念ですがそういった羽毛布団は処分するしかありません。

メーカー別羽毛布団の平均寿命

西川

品質の高い羽毛布団であることはよく知られていますが、平均で8~10年が寿命といわれています。実は羽毛そのものの寿命は30年以上といわれていますが、ほぼ1年中使用する羽毛布団は年を重ねるに従いかさが減ったり、生地が破れてしまったり、中の羽毛が飛び出てしまったりし始めます。そのような状態の羽毛布団に関しては、買い替えが必要と考えられます。

ですが、西川ではおふとん診断やリフォームなどの相談にも対応して貰えますので、買い替えの前に一度相談をしてみましょう。また、買い替えの際は不要になったふとんを引き取ってくれるサービスも行っています。

西川について

西川は寝具メーカーとしてよく知られていますが、実は西川は「東京・京都・大阪・昭和」の寝具メーカーと「日本橋・心斎橋」の寝具販売店に分けられます。さらにメーカーに関してはそれぞれ傾向や考え方が違い、得意なジャンルが変わります。

羽毛布団を西川から購入することを考えたなら、羽毛を得意とする東京西川の羽毛布団を選ぶことが一番と考えられます。

ニトリ

お手頃な価格でおしゃれで使いやすいインテリアが購入できることでのニトリですが、羽毛の種類やあたたかさレベルなどから羽毛布団を選ぶことができます。

ニトリの羽毛布団の寿命に関しては特に表記されていませんが、2万円以下の羽毛布団に関してはダウン率も低く、2~3年が寿命の目安と考えられます。ですが、ダウン率90%以上の羽毛布団に関しては、使用する方の体形や体質、使用状況にもよりますが10年以上の寿命と考えられます。

ダウンパワーについて

羽毛布団は以前「かさ高」で品質を表示していましたが、2012年より評価基準が「ダウンパワー(dp)」に変更されました。

日本国内の羽毛製品メーカーが加盟している「日本羽毛製品協同組合」ではダウンパワーの数値により4つのランク別にラベルが発行されています。

次のページ:寿命を延ばす羽毛布団のリフォームとお手入れ方法

初回公開日:2018年01月10日

記載されている内容は2018年01月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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