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ウインドブレーカーの素材は?・洗濯方法・各メーカーの洗濯方法

更新日:2020年03月13日

寒い季節、スポーツをしたり外出をするときに着るウインドブレーカー。その正しい洗濯方法を知っていますか?素材やメーカーによる違いなど意外と知らないウインドブレーカーの洗濯方法をまとめました。正しい洗濯方法を知って、気持ちよく運動しましょう。

ウインドブレーカーの素材は?・洗濯方法・各メーカーの洗濯方法

ウインドブレーカーの素材

ナイロン

ナイロンは石油などを原料にして作られる合成繊維です。吸湿性が低く乾きやすい素材で、冬用のスポーツウエアによく利用されています。しわになったり、型崩れをする心配もないので気楽に普段使いできる素材です。

ポリエステル

ポリエステル生地は強度が高く、軽いのでウインドブレーカーに適した素材です。ポリエステル生地の単価は安い為、他の素材に比べて手ごろな価格で販売されています。耐久性、速乾性はともに申し分ないのですが、匂いや汚れが付くと取れにくいのでしっかりと洗濯することが必要です。

撥水

撥水生地とは水を弾く加工を施した生地のことを指します。布の表面に撥水剤を塗ることで、生地の表面に水がかかっても玉状になって流れ落ちていくため、繊維が濡れにくくなっています。撥水剤は布の表面を覆っているだけで、細かい隙間までカバーしているわけではないので、大粒の水滴は弾くことができても、細かい霧状の水滴は完全には弾けません。

しかし、生地の隙間が塞がれていないので、汗をかいた水分は外に逃がすことができます。風を通しにくいので暖かく、汗をかいても蒸れにくいため冬用のスポーツウエアに最適です。

防水

防水生地は撥水生地と似ていますが、用途が全く違います。撥水生地は水を弾く加工を施した生地ですが、防水生地は完全に水を防ぐことができます。生地の素材自体が合成ゴムや塩化ビニルといった水を通さないものでできているものと、布の表面に防水材を塗ったものがあります。

防水生地は水を完全に遮断しすることができますが、布の隙間もすべて塞いでしまっているため中に湿気がこもりやすい性質があるので、ウォータースポーツのウエアに適した素材です。

ウインドブレーカーの洗濯方法とは?

ウインドブレーカーは風を通さず暖かいので冬のランニングなどで着ている人が多いですが、通気性の低さから汗をかくと匂いがこもりやすくなります。汗をかいたまま放置してしまうと匂いが取れなくなってしまうので、できるだけ早く洗濯するようにしましょう。ここではウインドブレーカーの洗濯方法をご紹介します。

洗濯機で洗っても大丈夫?

つるつるとしたウインドブレーカーは洗濯機で洗っても良いものなのか、気になっている人も多いでしょう。まずは自分の持っているウインドブレーカーの洗濯表示を確認しましょう。洗濯機の使用や手洗いの可否が表示されていますので、その指示通り洗濯してください。防水加工されたものなど、生地の素材によっては洗濯機の故障の原因になることもありますので、必ず洗濯表示に従ってください。

洗濯機で洗ったらしわしわにならない?

ウインドブレーカーはナイロンやポリエステルなどのしわになりにくい素材のものが多いので、洗濯機で洗ってもしわができることは少ないでしょう。脱水後、干す前にパンパンとウインドブレーカーをはたいて、細かいしわを伸ばしておけば、乾いてからしわが残ることはほとんどありません。

どうしてもしわが気になるようならアイロンを当てても良いですが、ウインドブレーカーの生地は高温に弱いものが多いです。洗濯表示でアイロンをかけても良いか確認しましょう。アイロンをかける場合は低温で手早く行いましょう。

洗濯機の故障を防ぐため必ずネットを使用する

ウインドブレーカーはその特性から、水を弾いたり完全に防水する加工を施しているものがあります。これらのものを洗濯機で洗濯することは大変危険です。ウインドブレーカーが水を吸わないことで洗濯機自体が激しく振動し、故障したりほかの衣類を傷つける原因になります。ウインドブレーカーを洗濯機で洗うときは、必ず洗濯ネットに入れるようにしてください。

柔軟剤は使っても良いの?

ウインドブレーカーの洗濯をするときは柔軟剤や漂白剤を使うことは避けましょう。柔軟剤の成分で生地に加工された撥水や防水の機能が低下するおそれがあります。匂いが気になる場合は、洗剤を溶かしたぬるま湯にウインドブレーカーを入れ、1時間程度つけ置きすると良いでしょう。

ウインドブレーカーの汚れは落ちる?

ウインドブレーカーは生地によって汚れの落ち方に差があります。撥水や防水の加工がされたものは汚れが付きにくく、落としやすいです。汚れが付いたらきれいな布でふき取りましょう。汚れを放置しておくと、撥水や防水の効果が薄れてしまいます。

ナイロンやポリエステルは汚れが落ちにくい素材です。汚れに気づいたらすぐにふき取り、取れなかった部分はつけ置きをしてください。揉み洗いするのも効果的です。ウインドブレーカーは合成繊維でできていることがほとんどなので、ウール生地のように揉み洗いで毛玉ができる心配は少なくなります。

洗濯前に裏返そう

普段衣類を洗うときは脱いでそのまま洗濯機に入れることが多いのではないでしょうか。ウインドブレーカーの場合は内側に汗や皮脂汚れが付きやすいので、洗濯前に裏返しておきましょう。この時にファスナーやボタンを閉めておくと、型崩れを防ぎウインドブレーカーやほかの洗濯物を傷つけることもありません。ポケットの中にほこりがたまりやすいので、ポケットも裏返しておくと良いでしょう。

脱いだら洗濯が基本

ウインドブレーカーはその素材の性質から、汚れや匂いが付くと取れにくくなります。そのため、着るたびに洗濯するのが好ましいです。洗濯機の使用が可能なウインドブレーカーであれば、ネットに入れてほかの洗濯物と一緒に洗うことができますので、面倒でも毎回洗うようにしてください。

洗剤は何を使う?

ウインドブレーカーを洗濯するときは中性洗剤を使いましょう。通常の洗剤は弱アルカリ性のものが多いです。これは洗浄力が強くて普段着を洗濯するには良いのですが、ウインドブレーカーを洗ってしまうと表面の加工が落ちてしまったり色落ちの原因になります。おしゃれ着洗剤として市販されているものは中性ですので、そちらを使うようにしましょう。

各メーカー別ウインドブレーカーの洗濯方法

コロンビア

コロンビアは有名なスポーツウエアのメーカーです。豊富なデザインで機能性、耐久性にすぐれているため人気のメーカーです。

コロンビアのウインドブレーカーには撥水加工が施されています。洗濯の仕方を誤ると撥水効果が落ちてしまうので注意事項をよく確認しましょう。まずは洗濯表示を確認しましょう。洗濯機で洗う場合はすすぎを入念にして洗剤を残さないようにするのがポイントです。すすいだ後、乾燥機の使用が可能であれば、乾燥機にかけることをオススメします。熱によって撥水効果を損なわず乾燥させることができます。

ノースフェイス

ノースフェイスはアメリカで創業された老舗スポーツメーカーです。飽きの来ないシンプルなデザインで機能性に優れていて、着心地が良くオールシーズン着まわせるものも取り揃えています。

ノースフェイスのウインドブレーカーは手洗いでの洗濯が推奨されています。ぬるま湯に洗剤を溶かし、手洗いしましょう。乾燥機の使用は控え、陰干しで乾燥させます。しわが気になる場合は低温でアイロンをかけても良いでしょう。

ミズノ

ミズノは日本のスポーツメーカーです。大阪に本社を置き、様々なスポーツ事業を展開しているので、スポーツに興味がない人でも名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。比較的安価で機能も優れている人気のメーカーです。

洗濯の際は洗濯表示を確認し、洗濯機の使用が可能であれば洗濯機で洗いましょう。通常のコースで洗濯し、脱水の後は陰干ししましょう。ポリエステルなど、しわになりにくい素材を使っているのでメンテナンスも簡単にできます。

モンベル

モンベルは日本のスポーツメーカーです。創設者が登山を趣味としているため、登山やアウトドアの用品に力を入れています。専門性の高いアイテムが人気のメーカーです。

モンベルのウインドブレーカーは非常に軽くコンパクトなものから、耐久性の高いものまで様々な種類があります。世界最高レベルの撥水性能を持つポルカテックス加工を施していて、洗濯をしても撥水機能の低下が少なくなっています。高い撥水性がある為、洗濯機に入れるときは必ずネットを使用してください。

ユニクロ

ユニクロは山口に本社を置く日本の衣料メーカーです。手ごろな価格とシンプルなデザインが人気で、子供からお年寄りまで幅広く知られています。

ユニクロのウインドブレーカーはナイロンやポリエステル素材のものが多く、洗濯のしやすい作りになっています。洗濯表示を確認し、表示に従って洗濯してください。ナイロンやポリエステルは色落ちしやすい性質があります。洗濯の前には色落ちテストをして、色移りなどがないか確認すると良いでしょう。

ウインドブレーカーはいつも清潔に

寒い季節、ジョギングなどでウインドブレーカーを着ることも多いでしょう。ジョギングの後シャワーで汗を流すのと同じように、ウインドブレーカーも洗濯し汚れを落としてあげてください。スポーツの大事なパートナーであるウインドブレーカーを長く使うために、正しい方法で洗濯し、いつも清潔に保つことを心がけましょう。

初回公開日:2017年09月15日

記載されている内容は2017年09月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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