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シルクの洗濯方法|洗剤/頻度/洗濯表示・混紡別での洗濯方法

初回公開日:2017年10月19日

更新日:2020年08月28日

記載されている内容は2017年10月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

シルク製品のお手入れはどうしていますか?毎回クリーニングに出しているけどお金がかかるのが悩みという人も多いのではないでしょうか。シルクは自宅で手洗い出来るの?どんな洗剤を使えばいいの?そんな疑問を持つ方のためにこの記事ではシルクの洗濯方法を紹介します。

シルクの洗濯方法|洗剤/頻度/洗濯表示・混紡別での洗濯方法

シルクのお手入れはどうすればいいの?

なめらかで光沢が美しいシルクは高級素材のひとつとして知られています。肌ざわりがよく、保湿・保温性にすぐれているため、下着や洋服からスカーフまでさまざまな衣類・小物に使用されます。

しかし非常にデリケートな生地なので洗濯するのが難しく、せっかくお気に入りのシルクの洋服があるのに洗濯が面倒で着用頻度が減っているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。この記事ではシルクの洗濯・お手入れ方法を紹介していきますので、参考にしてお気に入りのシルク衣類を活躍させていきましょう。

シルク素材の特徴

シルクは蚕(かいこ)が作った繭からできる天然の素材です。小学校で蚕を飼う実験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。

シルクの元となる繭は蚕を外敵や気温から守るために、湿度の変化に対応できるように作られています。その特徴を生かして加工されるため、吸湿性や保温性が高い生地となります。吸湿性に優れているので、暑い夏には汗をかいてもシルクが余分な水分を吸収し、冬は保温性に優れているので暖かく、一年中快適に着用できるのがシルクの大きなメリットです。

しかしとてもデリケートで、着用時や洗濯時の摩擦で毛羽立ったり擦れたりしやすく、汗や洗濯などで色落ちしやすいので注意が必要です。洗って干す時直射日光に当たると黄ばんでしまうこともあります。また、天然素材のためタンスの中で虫食い・カビが発生しやすいので防虫剤を入れるなどの対策が必要です。

シルクの洗濯方法

まずは洗濯表示をチェックしよう

まずは衣類タグの洗濯表示マークをチェックしましょう。シルクは水洗いが可能なものと、不可なもの(家庭での洗浄禁止、ドライクリーニングのみ)の2つに分かれます。家庭での洗浄禁止のマークがついている場合は水洗いができませんので、迷わずにクリーニングに出しましょう。水洗いが可能な場合は基本的に手洗いすることをします。洗濯表示は平成28年12月に記号が新しくなりましたので、消費者庁のホームページで一度確認してみることをします。

水洗いの注意点

シルクは水で色落ちしやすいため、手洗いする前にまず衣類の目立たない場所で色落ちしないかをチェックすることをします。白い布に中性洗剤を少しつけて、シルクの生地をトントンと軽くたたいてみて下さい。色移りしなければ手洗いできます。色落ちしてしまう場合は水洗いできませんのでクリーニングに出しましょう。

手洗いする方法

シルクを手洗いする場合、繊維を傷つけないように極力摩擦を避ける必要があります。そのため、漬け置き洗いが一番生地が傷みにくく長持ちします。

まず、20℃から30℃のぬるま湯に洗剤を溶かし、シルクの衣類をそっとつけて数分待ちます。数分後、洗剤の入っていない綺麗な水に替え、また数分置いてすすぎます。このすすぎの作業を洗剤の泡がなくなるまで繰り返します。

すすいだ後はすぐに手で軽くしぼって整えます。型崩れやシワにならないように、強く絞りすぎないのがポイントです。タオルで優しく挟みながら水分を吸いとると繊維が傷みにくくなるのでです。

シルクはしわになりやすいので干す時はハンガーなどを使わずに物干し竿にふんわりとかけ、直射日光には弱いので陰干ししましょう。

シルクは洗濯機で洗っても大丈夫?

基本的にシルクは手洗いがですが、いくつかの注意点を守れば洗濯機の使用も可能です。まず、衣服は必ず洗濯ネットにたたんで入れましょう。汚れが気になる箇所がある場合は汚れが表に出るようにたたみます。

洗濯機によっては洗濯コースが選べるようになっていますので、「ドライコース」「おしゃれ着洗いコース」「ソフトコース」などを選択しましょう。柔軟剤は入れずに、洗剤は「おしゃれ着洗い洗剤」など中性の物を使用しましょう。洗い終わったらすぐに取り出し、しわにならないように形を整えて陰干しして乾かしましょう。手洗い同様、直射日光はできるだけ避けましょう。

ただし洗濯機でシルクの衣類を洗濯するとどうしても摩擦で傷みますので、できる限り手洗いすることをします。

どんな洗剤を使えばいい?

シルクの衣類を洗う時は、手洗い、洗濯機どちらの時も中性洗剤を使います。シルク専用の洗剤や、おしゃれ着洗い用洗剤、あるいはウール用洗剤などがです。専用の洗剤が家になく、わざわざ買うのも面倒だと言う人は、髪の毛用のシャンプーでも代用が可能です。シルクと毛髪は同じタンパク質から構成されているためです。

なお、シルクは塩素系漂白剤の使用は不可能です。色落ちしたり、生地がまだらに白くなったり、生地が傷んでしまいます。シルクが黄ばんでしまって落ちないばあいはクリーニング店に相談しましょう。

シルクの洗濯頻度は?毎回洗う?

シルクは洗うのが面倒で、臭いや汚れも付きにくいので、汗などが気にならなければ数回は洗わずに着ていると言う人もいるのではないでしょうか。しかし、臭いや汚れが目立たないからと洗わずに放っておくと、シミや黄ばみの原因になってしまいます。シルクは漂白剤が使えないものが多いため、一度シミになるとクリーニングに出すか、あるいはクリーニングに出しても取れない場合もあります。シミや黄ばみができてしまう前に、冬は2~3回着用したら手洗い、夏は毎回手洗いすることをします。

不安な場合はクリーニングへ

シルク素材の衣類は家庭で洗うことが可能ですが、高級な衣服の場合は自分で洗うのが不安という人も多いのではないでしょうか。不安な場合は迷わずクリーニング屋にまかせましょう。とくにシミのある場合や汚れのひどい場合は素人が洗おうとすると失敗してしまう場合もあるため、プロの技できれいにしてもらいましょう。パリッと綺麗になって返ってくるので気持ちが良いです。

シルクと他の素材の混紡生地を洗濯するには?

シルク100パーセントの素材の洗濯方法についてお伝えしてきましたが、シルク生地の製品には他の素材と混紡してつくられたものもあります。コットン、レーヨン、ウール、カシミアなどの素材と混紡されている場合が多いですが、シルク100パーセントの生地と洗濯の仕方は変わってくるのでしょうか。素材別に紹介していきます。

コットン(綿)とシルクの混紡

コットン(綿)とシルクの混紡生地は、コットン70パーセント・シルク30パーセントや、コットン60パーセント・シルク40パーセントなど、素材の割合が衣類によって異なります。

コットンとの混紡の場合も、まずは洗濯表示をチェックしましょう。コットンは洗濯に強いので洗濯機で洗っても大丈夫ではないかと想像する人もいますが、洗濯機に入れて縮んでしまったという例もありますので、デリケートなシルクに合わせた洗濯方法にしましょう。

ブラウスやワンピースなど大切なものはクリーニングに出すか手洗いにして、日常的に身に着ける下着や靴下などは洗濯機のおしゃれ着洗いコースでネットに入れて洗うなど、アイテムの重要さや使用頻度によって洗い方を変えるのもひとつの手です。

レーヨンとシルクの混紡

レーヨンはシルクに似せて作られた人工繊維です。シルクと同じように吸湿性に優れてますが、吸水すると繊維が膨張して縮みやすく、レーヨンは水洗い禁止のマークがついている場合が多いです。このため、できるだけクリーニングにだすことをします。

どうしても家庭で洗濯したい場合は色落ちしないかをテストした上で手洗いにし、できるだけ素早く洗いすすぎをして脱水することをします。レーヨンが縮まないよう、スピードが勝負となります。

ウールとシルクの混紡

ウールとシルクが混紡の素材のセーターやストール、スカーフなどは暖かくて着心地や触り心地がいいのですが、とてもデリケートなのでクリーニングに出すのがです。洗濯表示に手洗い可能のマークがついている場合は自宅で洗えますが、かならず中性洗剤を使って手洗いにし、洗濯機の使用は避けましょう。

カシミアとシルクの混紡

カシミアとシルクが混紡のセーターやマフラーは非常に防寒性に優れ、触り心地もふわふわです。しかしカシミアも非常にデリケートなので取り扱いには注意が必要です。失敗したくないセーターや、ブランド物のストール、マフラーはクリーニングに出すことをします。安めの量産ブランドでクリーニング代がもったいない場合は洗濯表示に従った上で手洗いすることも可能ですが、カシミアは水に弱いため、スピード重視でさっと速く洗うようにしましょう。

シルクの洗濯に失敗したらどうする?

シルクは自宅で洗うことも可能であることを紹介してきましたが、洗濯方法を少しでも間違えると失敗してしまうこともあります。シルクの洗濯を失敗するとどうなるのか、また失敗した場合どうすれば良いのかを紹介しますので、自分でシルクを洗濯する時に失敗しないよう参考にしてみてください。

縮んでしまう

シルクは縮みやすい素材のため、「ウォッシャブルシルク」という防縮加工を施した素材以外は水洗いすると縮んでしまう可能性があります。ウォッシャブルシルクでないシルク素材の衣類はクリーニングに出すしか方法がありません。また、シルクが縮んでしまった場合はアイロンでは伸ばすことができず、クリーニング店に相談しても効果はほとんどないと言われています。洗濯に失敗したくない大切な服は洗濯表示に従ってクリーニングに出しましょう。

しわになる

シルク生地の服を手洗いした後しっかりとしわを伸ばして干さなかった場合、生地がしわになってしまいます。また、クローゼットの中で他の衣類に押されてシワになる場合もあります。シルク生地にはアイロン不可のものもあり、その場合はクリーニングに出すことになります。

シルクのしわを伸ばすのにアイロンがけをする場合は低音で蒸気の量を少なくし、必ず上に綿などのあて布を1枚挟むようにしましょう。手洗いして半渇きのうちに蒸気なしのアイロンをかけるという方法もあります。

色落ちしてしまう

シルクは大変色落ちしやすい素材です。手洗いする前に色落ちしないか、必ず丹念に調べるようにすることをします。色落ちしてしまうとクリーニング屋に持っていっても対処するのが不可能ですので、色落ちに対応してくれるリペア専門の業者に相談しましょう。

シルクの衣類を美しく長持ちさせよう

シルクの洗濯方法|洗剤/頻度/洗濯表示・混紡別での洗濯方法
※画像はイメージです

シルク製品の洗濯方法について紹介しましたが、いかがでしたか。自宅でシルク製品を洗うには注意点がたくさんあります。自信のない方や絶対に失敗したくない方はクリーニング店に依頼することをします。デリケートなシルク素材の衣類を手洗いするのは手間がかかりますが、丁寧でこまめなケアでお気に入りのシルク製品を美しく長持ちさせていきましょう。

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