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アイロンの代用品・アイロンがけで困ったときの代用品

更新日:2020年08月28日

アイロンが必要なのに無いというとき、アイロン周りのあのアイテムが無いという時に代用できるものや、その作り方についてご紹介します。また、アイロンがあることによってコレができちゃう、こんなもの作れるというアイデアも合わせてご紹介します。

アイロンの代用品・アイロンがけで困ったときの代用品

アイロンとアイロンがけに必要なアイテムの代用品

出張先などで、またはアイロンを買おうとした矢先にアイロンがけの必要が出てきてしまった、そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。そんなときのために、アイロンそのものの代用品とのりや霧吹きなどアイロンがけで必要なものの代用品を紹介します。

困ったときの代用品【アイロン本体】

やかん

お茶を沸かす時に使う「やかん」は、アイロンの代用品として使うことができます。

①やかんに水を入れ、コンロなどで水を沸騰させる。
②火から外し、やかんの底面をアイロンの代用とする。

たったこれだけアイロンの代用とすることができます。

やかんで代用する場合の注意点

あくまでも代用ですので、注意すべきポイントもいくつかあります。

一つ目に、水を入れすぎないことです。多く水を入れすぎると使うまでに時間がかかってしまうのはもちろんですが、重くなってしまうのでやかんを動かしにくくなります。水は適量にしましょう。

二つ目に、やかんの底面をきれいにすることです。普段は別の用途で使われていますので、やかんの底にすすや汚れがついていることがしばしばあります。やかんとして使うときには気にならなくても、アイロンの代用とした時に汚れがついてしまいます。汚れてしまってはせっかくのシャツやハンカチが台無しになってしまいます。そのため、アイロンの代用とする時は底面がきれいかどうかチェックをしましょう。

フライパン

フライパンも、アイロンの代用品として使うことができます。用意するものはフライパン、あて布です。手順は、

①フライパンを熱する
②あらかじめ湿らせておいたあて布をフライパンとシワの間にはさみ、シワを伸ばす

あて布がない場合は、フライパンに水を入れて沸騰させてからシワを伸ばすとよいでしょう。フライパンは深さが無いものが多いので、沸騰したお湯がこぼれてしまわないように注意しましょう。また、やかんと同様に底面に汚れが無いかどうかチェックしてから使うようにしましょう。

困ったときの代用品【アイロンがけで必要なアイテム】

洗濯のり

シャツをパリっとさせたい、という時に代用できるものは「ごはん」です。洗濯のりも天然のものは主成分はデンプンですので、ごはんで代用することができます。用意するものはごはん(残ったもので可)、水、洗面器などの容器、手ぬぐいです。手順は、

①ごはんを水につけ、柔らかくする
②柔らかくなったごはんを手ぬぐいやふきんで絞る

こうすると白いものが出てきます。それがのりと同じものですので、あとは洗濯のりと同じように使えばOKです。成分は同じといっても、もとは食品ですので、保存には向いていません。使い切れる量だけ作るようにしましょう。

霧吹き

アイロンをかける時、適度にシャツなどを湿らせることができる霧吹きですが、スプレーの空容器がなかったり、そのために買うのももったいないと考える方もいるでしょう。「アイロンのために衣類を湿らせる」目的であれば霧吹きの代用になるものをご紹介します。

用意するものは水、あて布(ハンカチなど)です。手順は、

①ハンカチを適度に水で濡らす
②アイロンをかけるものの上に置き、手のひらでトントンと押さえる

こうすることで適度に湿り、アイロンをうまくかけることができます。ただ、あまり広範囲や大量にアイロンをかける際には手間がかかるので、これもあくまでも困ったときの代用品と考えましょう。

スチーム機能

ウールやアクリル記事のものにアイロンをかける際に使用するスチーム機能ですが、この機能がないアイロンやそもそもアイロンがない際に代わりになるものがあります。それは「浴室」です。

お風呂を沸かす際にシャツなどをハンガーにかけて吊るしておいたり、シャツなどを吊るしてシャワーを浴びても構いません。シャワーをあびる際は、直接シャツなどに水がかからないよう注意しましょう。そうすると蒸気が繊維の中に入り込み、シワがとれます。アイロンのスチーム機能ほどきれいにならないまでも、全くシワシワでどうしようもないという状態は解消することができます。

キーピングやスムーサー

「キーピング」や「スムーザー」といった商品名でおなじみの、いわゆる「スプレータイプのアイロン用のり」ですが、こちらも中身は手作りすることができます。

用意するものはコーンスターチ(なければ片栗粉でも可)小さじ1、水200cc、(お好みで)アロマオイルです。手順は、

①鍋にコーンスターチと水を入れ、強火で混ぜながら煮る
②2〜3分火にかけて透明になったら弱火にして、たまに混ぜながら5分位熱する
③冷ましてからスプレー容器に入れ、お好みで好きな香りのアロマオイルを一緒に入れる

既製品は多くの人にとって最適な「ぱりっと感」を出すような濃度にされていますが、人それぞれ好きな感じがあるため、コーンスターチの濃度を調整することで自分好みのアイロン用のりを作ることができます。

また、好きな香りをつけることで集中力アップやリラックス効果も期待できます。こちらの注意点としては、洗濯のりをご紹介した時と同様にもとは食品であるため、長期保存はできません。長くても数日で使い切る量を作るようにしてください。

下敷き(アイロン台)

アイロン台を捨ててしまって無いけどアイロンをかけなければいけないときなどに代用できるのが、雑誌や電話帳などです。たくさんあれば、新聞紙でも構いません。それらを積み上げ、その上に大きい布やバスタオルなどを敷くとアイロン台の代用となります。

欠点は、積み上げた雑誌や上に敷いたタオルが固定されていないために動き、なかなかシワが伸びない、あるいは別のところがしわになってしまった、ということもあります。慎重にアイロンをかけないといけなくなってしまうことから、アイロン台の代用はあくまでも緊急時に使える知恵です。

アイロンを使って代用できるもの

ここまでは「アイロンあるいはアイロン周りの代用となるもの」をご紹介してきましたが、ここからは「アイロンが◯◯の代用となる」といった情報をご紹介します。衣類のシワを伸ばすため以外に使いみちがないように思えるアイロンですが、意外といろんなものの代用品として使えます。

スノーボードのホットワックス、スキー板のシーラースキーワックスかけ

ここでご紹介するのは、スキー板やスノーボードのメンテナンスのためのワックスかけです。ホットワックスやシーラースキーワックスかけ専用のアイロンも存在し買うこともできますが、家庭用アイロンで代用する方法をご紹介します。

用意するものはアイロン、ワックス、ワクシングペーパーです。

①ワックスをアイロンで溶かしながらボード、スキー板に塗っていく
②同様にワックスを溶かし、ワクシングペーパーに垂らしておく
③アイロンを90〜120度になるよう設定(家庭用では中が約160度)、ワクシングペーパーをボードやスキー板とアイロンの間に挟んで水平にワックスを塗る

注意点として、家庭用のアイロンは専用のものと違い細かい温度設定ができないため、慎重にワックスかけをおこなうことが必要です。白煙が出るようであれば温度設定が高すぎる証拠であるため、温度を下げましょう。また、ワックスを溶かす際にアイロンにワックスを直接つけることになるため、衣類などに使う通常のものと兼用はできません。

エンボスヒーター

エンボスとは、メッセージカードなどで文字や柄が浮き立っている加工のことをいいます。その加工の方法には「ドライ」と「ヒート」の2つがあるのですが、そのうち「ヒートエンボス」のヒーターの代用としてアイロンを使うことができます。

エンボスヒーターの代わりとして使う部分のみご紹介しますので、それまでの手順は省略します。スタンプなどを押し、余分なエンボスパウダーを落としたら、アイロンの登場です。

①アイロンを加熱し、立てて置きます。
②スタンプを押した紙をピンセットなどで持ち、紙の裏面をアイロンの鉄部分に直接押し付けます

ここでの注意点は、スチーム機能はあらかじめOFFにしておくことと、高温に設定しすぎないことです。エンボス加工をしてみたいけど、そんなに頻度は高くない、という方はヒーターをアイロンで代用するのがです。

ラミネーター

オリジナルのしおりやタグをつくる時のラミネート加工、「パウチ」と呼ぶこともありますが、それらを作るラミネーターはアイロンで代用することができます。

用意するものは、市販のラミネートフィルム、写真などのラミネートしたいもの、アイロン、アイロン台、カッターなど、あて布です。

①ラミネートフィルムの中に写真などをはさむ
②あて布をし、低音でアイロンをかける
③確認し、再度圧着の必要があれば裏返して圧着
④余計な部分をはさみやカッターで切り取り完成

アイロンをかけるときはスチーム機能を使用しないこと、低温でゆっくりとアイロンをかけることに注意しましょう。

アイロンがなくても大丈夫

今回はアイロンがない時に代用となるものや、アイロン周りの代用品についてご紹介しました。意外と身の回りのものが代用できて、出先でどうにもならない、ということは少なくなるのではないでしょうか。

また、アイロンが家にあることでシワを伸ばすことはもちろん、熱を使ういろいろな器具の代用とできるので生活や趣味の幅を広げてみるのもよいでしょう。

初回公開日:2017年09月22日

記載されている内容は2017年09月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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