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浴衣のたたみ方|簡単/男/女・浴衣に付属しているもののたたみ方

更新日:2020年08月28日

なかなか覚えられない浴衣のたたみ方、子供の浴衣のたたみ方を基本から動画と合わせて丁寧に。そして自分で浴衣を手洗いする際の注意点。浴衣の干し方、アイロンがけの方法、この小物って洗うの?など片づける際のポイントをまとめました。

浴衣のたたみ方|簡単/男/女・浴衣に付属しているもののたたみ方

浴衣片づけましたか

夏に着た浴衣片づけましたか?たたみ方がわからないからとまだハンガーにかけたままになっている方もいるのではないでしょうか。たたみ方をしっかり覚えておけばお気に入りの浴衣もしわにならず来年もすぐ楽しめますよ。今回は浴衣のたたみ方と小物などの保存方法についてお教えします。あまり聞きなれない言葉が多く、難しく感じることもありますが頑張って習得してください。

浴衣のたたみ方

早速浴衣をたたんでみましょう。動画と合わせて文章を読んでいくと理解しやすいです。このたたみ方は正式名を本だたみといい、男女共通ですのでこれさえ覚えてしまえば彼の浴衣もささっとたたむことができますし、女子力アップ間違いなしです。

まず浴衣に汚れなどがつかないように衣装敷きをひきます。ない場合はたたみながら汚れやほこりなどがつかないようしっかり手で払うなどして確認しながら行っていきましょう。

浴衣の肩側を自分の左側、裾を右側に置ききれいに広げます。初めに脇線に沿って折ります。次におくみ線で手前に折り返します。この時に浴衣の後ろの衿も内側に倒しておきます。折り返したおくみ線に奥側にある同じ部分を重ねていきます。おくみ線、衿下をきっちり合わせます。

次に自分の一番手前にある脇線に奥側にあった脇線を引き寄せて揃えます。背中心がきっちり端で揃えば大丈夫です。衿先は角が浴衣より少し手前に出ている状態です。下の部分はこれで完成です。

そのまま衿を上まで重ねていき、そこまで揃えば手でしわを伸ばし整えます。上側にある袖を袖付けの位置で折り上げ身頃に重ねていきます。浴衣の裾を持ち衿先が折れないようそのすぐ下で折り上げ先ほど重ねた袖の上に乗せます。全体が崩れないようにしっかり持ち浴衣を裏替えし反対側の袖も身頃に重ねます。これで浴衣のたたみ方は完成です。

浴衣のコンパクトなたたみ方

浴衣を持ち運ぶ際やタンスなどにしまう際もう少し小さくしたいと思った時には先ほどのたたみ方の最後の部分を少し変えます。先ほどは浴衣の裾を持ち、衿先が折れない位置で肩のほうにほぼ半分に折り上げましたがさらに小さくしたい場合は最初に裾を織り上げる位置を袖の下までにし、再度肩まで折り上げます。

すると本だたみの中の三つだたみと呼ばれるたたみ方が出き上がります。このたたみ方は実にコンパクトになるので保存する場所やサイズによって変えてください。

簡単なたたみ方、袖だたみ

浴衣のたたみ方にはもう一つ簡単な種類があります。袖だたみと言ってよく着物屋さんなど、お店で使用されているたたみ方です。浴衣を大きく広げたりせずたたむ場所も取らないことと、慣れると短時間でたためるためこちらのたたみ方も覚えておくといいでしょう。

まず浴衣の内側から腕を袖の中に通し袖口を持ちます。そして左右両手を合わせて片手を抜き袖先の部分を抑え反対の手も抜き肩山の部分を抑えます。両袖を重ねて自分の外側の身頃のほうに折ります。左手で裾の部分を持ち肩の部分まで袖を中に入れ込むように半分に折りあげます。

最後に身頃と両袖をしっかり端で合わせて再度内側に折り上げれば完成です。

しかし、このたたみ方は一時的に保管する際に使うことが多いので完全にしまう時には本だたみにたたみ方を変えることをします。

子供浴衣のたたみ方

ここで説明する子供の浴衣とは肩と腰の部分にあげと呼ばれるタックがとってあり長さ調整されているタイプです。いわゆるジュニア用の浴衣はサイズが小さいだけで大人と同じつくりになっていてたたみ方も大人と同じです。

子供の浴衣をたたむ場合はあげがされている状態のままで構いませんが、来年までしまうという際には肩と腰の部分のあげを解いてアイロンをしっかりかけてから行いましょう。あげを取らずにしまってしまうとしわになる原因になります。たたみ方はこちらも男女同じです。まず大人浴衣の時と同じように肩を右側、裾を左側に置ききれいに広げます。

手前を脇線に沿って折り、反対側もその上の重ねるように脇線で折ります。今度は衿の上の部分まで一気に行っていきます。大人はおくみ線で折り返しましたが子供の場合はしません。衿の部分に付紐がついている場合は二本合わせてたたんでおきます。

手前にある袖を袖付けの位置で身頃側にたたみ、反対側の袖も同じように重ねます。裾をしっかり持ち全体を三つに折りたたんでいきます。まず身丈の三分の一まで折り上げ、次に衿が折山からでないように再度折り上げれば完成です。

このたたみ方は夜着だたみ、または夜具だたみと言って本だたみに比べ折り線が少ないので留袖など紋の入った着物をたたむ際に多く使われます。こちらも合わせて覚えてえおきましょう。

浴衣を自分で洗うには

浴衣をクリーニングに出すと結構お金かかってしまいます。実際出してみて会計の際に驚いた方も多いのではないでしょうか。

浴衣は今でこそポリエステル素材などもありますが多くは綿100パーセントです。なので自宅で自分で洗うことも可能です。自分で洗ってみたいという方、自己責任にはなりますがチャレンジしてみてください。ただし、絞りの浴衣はしぼがとれてしまうことがありますので気を付けて下さい。

洗う際は数枚一緒にではなく必ず一枚づづ行ってください。色落ちや色移りの原因になります。品質表示をよく確認してから行ってください。麻が入っている生地は洗えますが縮むことがあります。心配であれば一度専門店に相談しましょう。まず洗いたい浴衣を広げ汚れを確認します。たたみ方は本だたみにします。浴槽に水を張り浴衣に水を浸透させます。

お湯で行ってしまうと色落ちや生地が縮む原因になってしまうので水で行ってください。浴衣がひたひたになるくらい水を入れたら中性洗剤を入れます。水で泡立ててさらに汚れを落としやすくします。

浴衣はこすり洗いすると生地が傷んでしまうので生地を押して洗う押し洗いで行ってください。汚れの気になる部分はもみ洗いして下さい。裾、袖など気づかないうちに汚れてしまっていることが多いのであらかじめしっかり確認してください。

洗えたら今度はすすぎです。湯船の泡を一度きれいに流し、泡が出なくなるまで何回かに分けしっかり流していきます。たたみ方は浴槽のサイズに合わせて二つ折りか三つ折りにしてください。

洗った浴衣を干す

浴衣が洗えたら今度は干す作業です。そのまま干しても構いませんが乾くのに時間がかかります。早く乾かすために、畳んだままネットに入れて水滴がしたたり落ちてこないくらいを目安に洗濯機で脱水をかけます。30秒から1分様子を見ながら脱水を行ってください。脱水のかけすぎはしわの原因になりますのでかけすぎないよう注意してください。

干す際は陰干しが基本です。日を当てて乾かすほうがもちろん早いのですが日光で生地が焼けて色が変わってしまう恐れがあるので注意してください。着物ハンガーという袖を両手ピンと伸ばせる長さのあるハンガーが便利ですが持っていない場合はつっぱり棒や室内干しの物干し竿がある方はそれを両腕に通して干してください。手で触って少し湿ってるなというところで取り込み最後にアイロンがけをします。

浴衣のアイロンがけ

浴衣を洗った際は半乾きの状態でアイロン仕上げをしていきます。からからに乾いてしまってからではしわが取れにくくなってしまうからです。

浴衣は素材に応じた強さでアイロンをかけていきましょう。表側から直接かけるのではなく裏側からかけていくと安心です。特に黒や紺などの濃い地色の浴衣は温度が高すぎると表面がてかってしまったり焼けて色が薄くなってしまうことがあるので注意しましょう。

また表面にラメなどの装飾がある場合なども当て布をして温度から行っていきましょう。絞りの浴衣の場合はしぼがなくなってしまうのでアイロンはかけません。

小物のたたみ方、保存の仕方

浴衣を着る際に使った小物は基本的にしっかり乾かしてからしまっていきます。自宅でハンガーなどに浴衣や帯、使用した小物などをかけ一晩陰干しするといいでしょう。

腰紐

腰紐のたたみ方は半分の長さに折り、さらに半分にし結んでおきましょう。洗いたい方は素材を確認の上絹以外であることを確認し行ってください。アイロンをしっかりかけておけば次に使う際も気持ちよく使えます。

伊達締め

伊達締めもしっかり陰干しをし四等分に折りたたむなどしてしまいます。洗濯の必要はありませんが洗いたい方は絹素材のものが多いので注意が必要です。

帯板

帯板もしっかり陰干しをし湿気が取れてからしまいます。洗濯の必要はありません。

帯はほどいた際に手でしっかりしわを広げ、そのままハンガーなどで一晩影干しをします。

たたみ方は端を合わせ保存しやすいサイズまで折りたたんでいきます。そのあとに上に布をかぶせおもしなどを乗せておくとほとんどのしわは気にならなくなります。頑固なしわが気になる時は素材に応じて当て布をし軽くアイロンをかけましょう。

汚れが見つかった際は自分で落とそうとすると素材にもよりますが汚れを広げてしまうことにもなりかねるので専門店に一度相談しましょう。

子供の兵児帯もしわを伸ばしてしっかり乾かしましょう。たたみ方は素材にもよりますがもともと弾力がありふわっとしているものが多いのである程度小さく折りたたんだ後は軽く巻いて保存しておくのもです。

下駄

下駄は風通しのいい場所に立てかけ一晩干します。すると底にたまっていた湿気が抜けます。アスファルトや小石などが裏側にめり込んでいる場合もあるので裏もよく確認し取り除きましょう。表の台は乾いた布で汚れをふき取り購入時の箱などがあればその中で保存しましょう。

浴衣を綺麗にたたもう!

今回は浴衣のたたみ方、本だたみ、三つだたみ、袖だたみ、夜着だたみ。浴衣の洗い方、そして小物の保存方法をシェアしました。しっかりたたみ方などを理解しておけば次に着ようと思った時にしわが。なんんてことはもうなくなります。少し難しい部分もありますが動画など何度も見てたたみ方を覚えてしまいましょう。

今回のたたみ方は全て着物にも共通です。浴衣で使った半幅帯は素材にもよりますが普段着の着物にも結ぶことができます。夏が終わったら今度は着物デビューも素敵です。

初回公開日:2017年10月31日

記載されている内容は2017年10月31日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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