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汲み取り式の浄化槽の費用・撤去にかかる費用・保守点検の費用

更新日:2020年08月28日

浄化槽の撤去の費用や、その際にしなければいけない事について紹介しました。また浄化槽を設置する時にかかる費用と設置後のメンテナンスの費用についても説明しました。さらに知っておいた方がいい浄化槽法を書きました。浄化槽の仕組みについても解説しました。

汲み取り式の浄化槽の費用・撤去にかかる費用・保守点検の費用

毎月の支払いだけを考えると下水の場合は、上水道だけを使っていたのが下水道も使うようになるので水道料金は約1.5倍~2倍近く上がります。浄化槽の場合は、年に1~2度の清掃と3度の保守点検・1度の法定検査をする義務があります。合計で年間約4~6万円ほど費用がかかります。そして浄化槽が壊れて修理などがあるとさらに費用は高くなります。水道料金によって違いますので計算してみましょう。

浄化槽設置の費用は?

浄化槽の大きさや配管の長さによって費用が違いますが、一般的な5人槽で30万円~80万円ぐらいの費用です。ただし10人槽ぐらいの大きなものになると、200万円ぐらい費用がかかる場合もあります。補助金も出るので、詳しい事をお住まいの都道府県で確認しましょう。

浄化槽交換とは?

浄化槽は、トイレから出る排水のみをきれいにする単独処理浄化槽と、トイレ以外の生活排水も全てきれいにする合併処理浄化槽があります。平成13年に改正された浄化槽法によって合併処理浄化槽の設置が義務付けられるようになりました。

浄化槽交換の費用は?

浄化槽の大きさや配管の長さにより違いますが、標準的な工事で90万円~100万円ほどの費用がかかります。補助金制度がありますが、市町村により金額が異なりますので地域の担当課で確認しましょう。

浄化槽を設置したら届け出を

浄化槽を設置または交換した場合も廃止した場合と同じように都道府県に届け出る義務があります。新しく設置した場合と単独処理槽から合併処理槽に交換した場合とでは届け出る際に使用する用紙が違いますので注意しましょう。届け出書は各都道府県のホームページからダウンロードする事ができます。

浄化槽の保守点検とは?

浄化槽の保守点検は、浄化槽の使用直前から行わなくてはなりません。浄化槽法で定められています。家庭用の小型浄化槽では4ヶ月に1度以上行うよう決められています。ただし、処理方式や処理対象人員によって回数は違います。

保守点検を頼む際は、浄化槽保守点検業者に連絡しましょう。連絡先は各市町村の環境事務所や保健所の浄化槽担当課、または浄化槽協会で確認して下さい。登録制度のない都道府県では浄化槽管理士に委託します。

浄化槽の保守点検の費用は?

保守点検の際に、何も問題がなければ約5000円ぐらいです。修理が必要だったり、ブロアーの交換などをすれば金額も違ってきます。

浄化槽のメンテナンス

年に1~2回汚水をバキュームで汲み取り、清掃をします。清掃をせずにそのまま放置すると、汚水が流れ出したり臭気が発生して近隣の人に迷惑をかけてしまいます。

保守点検は、故障個所の修理や害虫の駆除、消毒薬の補充などを行います。登録を受けた保守点検業者と契約して行います。

そして法定検査は、浄化槽の清掃や保守点検がきちんと行われているかどうか、浄化槽の機能が発揮されているかどうかを検査します。使用開始後の3か月~5か月の間に1度、その後は年に1度受ける義務があります。

法定検査の費用は?

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初回公開日:2017年12月27日

記載されている内容は2017年12月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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