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ガスの元栓の開け方や締め方・ガスの元栓がない時の対処法

更新日:2020年02月07日

ガスの元栓について調べました。危険な感じがあるガスの元栓は実はとっても安全です。またガス機器や電気製品、灯油製品との比較、コストと寿命についても調べています。解りづらく感じるガスの元栓もこれを読めばもう怖くありません。安心してガスをお使いください。

ガスの元栓の開け方や締め方・ガスの元栓がない時の対処法

ガスの元栓の開け方

ガスにもいろいろな種類がありますがガスの元栓にも種類があります。触ってはいけないものや自身で操作しなければいけないものがあります。ガス機器を安全に使うためにも憶えておかなければいけない事があります。

元栓の位置、種類

ガスの元栓の位置や形状についてです。屋外にメーターが設置されていますが、その下にある大元栓は基本ガス会社が操作するものなので、個人は触れません。寒冷地ではメーターは屋内に設置されている場合もありますが、同じくメーター下の大元栓は閉めたり開けたりしてはいけません。

それは構造的な問題もあり頻繁に開け閉めするために作られていないからです。中にはロックボルトが付いているものもあり、無理に回すと破損の恐れもありますので、非常時以外は操作しないでおきましょう。

次にガス機器に接続するための元栓です。一般的にはガスホースをつないで使いますが、確実に根元まで差し込み、先はホースバンドで締め付けます。接続したら元栓を開けますが基本押し回しです。閉める場合は押さずに捻るだけです。これも安全性を高めるための装置です。

元栓の向きについて

ガスの元栓には上部に方向線が付いていますので、押し捻り、接続方向に向けるとガスが出る状態です。直角だとガスは出ません。またコンセントタイプでは元栓のつまみが無いものもありますがそれはコンセントに専用の接続ソケットをカチッと音がするまでしっかりと差し込めば利用できます。

ガスの元栓の締め方

ガスの元栓を閉める場合は使用機器の先にある元栓を閉めます。メーター先にある元栓は閉めないでおきましょう。長期不在で心配な場合はガス会社に連絡して閉めてもらうか対処法を相談してください。

ガスの元栓は水道と違い安全装置が付いています。ガスは万が一漏れると命の危機や火災、爆発に繋がります。そのため必要以上のガスが出ていると元栓内部で止まる装置が付いていて安全対策がなされています。

またガス接続機器にも同様の安全装置が付いていてガステーブルなら立ち消え安全装置などガス漏れを防ぐ対策は万全です。ガスメーターにもマイコン内蔵型があり地震やガス漏れに対応してくれます。

安全装置が働いた場合の復帰方法

マイコンメーターが検知作動するとガスの供給が停止します。マイコンメーターにはリセットボタンがありそれを押すことで簡単に復旧します。またガス機器先の元栓で止まった場合は、一度ガスを止める方向に捻り離します。

もう一度押し捻り、出る方向に回すだけで復旧します。ガステーブルの立ち消え安全装置も、再度着火するだけで点火できますが吹きこぼれで濡れた場合は着火は難しくなるので清掃しましょう。

ガスの元栓が締まらない場合

ガスの元栓が締まらない場合は無理をしてはいけません。元栓は単純な構造ですが精密部品でできています。無理に回すと破損したり安全装置の故障に繋がりかねません。油汚れや内部のグリス固着が原因なので外観を綺麗に清掃し、お湯で温めたタオルでしばらく包んでおくと簡単に回ります。それでも回らない場合はガス会社に相談してください。内部清掃か交換か判断してくれます。

ガスの元栓は閉めなくても大丈夫なのか

ガスの元栓は普段は開け閉めの必要はありません。長期の外出、旅行なら機器の先の元栓を閉めるだけで十分です。ガスの安全は2重、3重になっていますから余程のことが無ければガス漏れの心配はありません。

しかし日々の点検は必要です。元栓の不具合よりもガスホースが一番劣化しやすいからです。ガスホースやホースバンドは2~4年で交換することになっています。また頻繁に着け外しをした場合はさらに使用期限は短くなります。見た目以上にデリケートな部分なので定期的な交換をおすすめします。

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初回公開日:2017年10月20日

記載されている内容は2017年10月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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