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小籠包の食べ方・マナー・冷凍の小籠包の食べ方|台湾/本場

更新日:2020年03月13日

今日台湾グルメとして有名な「小籠包」。熱々なので、やけどをした経験があるという方も多いのではないでしょうか。この記事では、小籠包の起源から、自宅での美味しい食べ方についてまで紹介します。小籠包をスープまで美味しく食べたい方は、ぜひ読んでみてください。

小籠包の食べ方・マナー・冷凍の小籠包の食べ方|台湾/本場

小籠包の正しい食べ方とは?

小籠包は、今日の日本の中華料理屋さんのメニューとしておいているお店も多く、1度は目にしたことがあるのではないでしょうか。ひとくちかじると、中から熱々のスープが溢れ出す小籠包は、お好きな方も多いでしょう。

しかし、熱々のスープで口の中をやけどしてしまったり、皮の中にたっぷり入ったスープをこぼしてしまうなど、上手な食べ方がわからず、苦労したことはありませんか。今回は、美味しくキレイな小籠包の食べ方をご紹介します。

小籠包って?発祥の地や起源

小籠包は、日本では中華料理屋さんや台湾料理屋さんで食べることができます。テレビでも、芸能人が海外ロケで小籠包を食べている姿を観ることがありますが、それもほとんどは台湾の海外ロケの番組です。そのため、小籠包は台湾が発祥の地だと思っている方も多くいるでしょう。

確かに、台湾で小籠包はよく食べられています。そして、台湾旅行に行ったときに食べたい物として、小籠包は代表的な食べ物の1つといえるでしょう。そのため、小籠包について「台湾は小籠包が有名だから、台湾料理じゃないの」と思う方も多いでしょうが、実は違います。

小籠包は台湾で生まれた?

小籠包は、中国、香港、台湾、マカオと言った中国圏で食べられている中華料理です。日本では、「ショーロンポー」と呼ばれていますが、これは上海語での呼び方です。公用語として定められている中国語では、「シャオロンパオ」と呼ばれています。

台湾は中国圏に含まれていて、現在台湾グルメとして小籠包の人気が高いことから、小籠包は台湾が発祥の地かと勘違いしてしまいそうです。

小籠包の起源

小籠包の起源は、2つの説があります。1つは、中国の北宋時代に、河南王楼という現在の河南省開封で人気となった「山洞梅花包子」が小籠包の原型だという説があります。靖康事変の後、広東省、海南省、広西チワン族地区といった中国南部の地域に広がったといわれています。

また、1871年、中国の嘉定県南翔鎮という現在の上海地区の西北にある町で、「古猗園」という菓子屋の店主が売り出した「南翔大肉饅頭」を改良して、「古猗園南翔小籠包」を売り出し、現在の小籠包という名前になったという説もあります。

このように、現在台湾グルメとして有名になっている小籠包は、実は中国由来です。

点心とは?

小籠包は、上海、常州、無錫、蘇州、杭州、南京、江西などの江南地域で有名な点心の一種で、世界各地の中華料理店で食べられているそうです。

中華料理では、軽食のことを「点心」といいます。点心にはたくさんの種類がありますが、小籠包はそのうちの1つです。ちなみに、点心という言葉とともに聞くことの多い「飲茶」という言葉は、中国茶を飲みながら点心を食べることを意味します。飲茶は、中国広東省、香港、マカオを中心に行われている習慣です。

点心には、甜点心と鹹点心の2種類があります。甜点心は甘い点心で、日本でいうデザートにあたる物を指します。餡まんや桃まんじゅう、ごま団子、杏仁豆腐、マンゴープリンなどがあります。一方、鹹点心は甘くない点心で、俗にいう食事系の物を指します。小籠包や餃子、焼売、春巻きなどがあります。

中華料理の食べ方のマナーとは?

日本では日本のマナーがあるように、世界のさまざまな国や地域にもそれぞれ独自の食事マナーがあります。中華料理もその限りではなく、日本と同じように箸を使って食べますが、独自の食べ方が存在します。中華料理には、どのような食べ方があるのかみていきましょう。

取り皿を使う

中華料理は、基本的には大皿料理です。回転台に大皿に盛られた料理が出されるので、取り皿に自分の分を取り分けて食べるのが、中華料理の食べ方です。取り皿は回転台の上にあり、料理1品につき1枚ずつ使います。

器は持たない

日本料理では、器の大きさに応じて、器を持ったり持たなかったりするという食事のマナーがあります。しかし中華料理の食べ方は、器の大きさ関係なく、基本的にはどのような器でも持たずに食べます。

麺類や汁物を食べるときには、左手を器に添えて食べます。例外として、チャーハンなどのご飯類(米)は小鉢で出てくるので、その小鉢を持って食べることができます。

レンゲを使う

前述したように、ご飯類以外の中華料理は、器を持たずに食べるルールがあります。そのため、小鉢で出されるラーメンやスープは、レンゲを上手に使って食べます。

ちなみに、中国では日本と違い、音を立てて麺類を食べるという食べ方は、ご法度とされています。麺類の食べ方としては、左手にレンゲを持ち、麺をすすり上げなくていいように、レンゲで麺を受けながら食べるのがマナーです。

正しい持ち方は、溝の中に人差し指を入れ、柄を親指と中指ではさむように持ちます。

出典: http://www.ko-cho.com/blog/contents/1609-04/ |
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初回公開日:2018年02月22日

記載されている内容は2018年02月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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