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豆腐を食べ過ぎた場合に起こること・日常的に食べる場合の注意点

更新日:2020年08月28日

豆腐は健康食品、美容効果があるなどとと言われています。毎日豆腐を食べることに問題はないのでしょうか?豆腐の食べ過ぎは健康に逆効果にならないのか?体に及ぼす影響はないのか?豆腐の食べ過ぎについて様々な注意点をまとめてみました。

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豆腐を食べ過ぎた場合に起こることは?

豆腐・納豆・味噌などの大豆製品には「大豆イソフラボン」が含まれています。この大豆イソフラボンという成分は美肌効果や更年期障害の緩和、乳がんなどの予防効果があることがわかっています。美容や健康意識が高い女性は日頃から大豆製品をとり入れようと心がける人が多くなっています。

また、高タンパク低カロリーの食品としてダイエットにも効果があると言われています。大豆イソフラボンは美容や健康をサポートする成分ですが、逆に摂りすぎは健康を害する恐れもあります。ここでは、豆腐の食べ過ぎによる注意点をご紹介します。

豆腐の食べ過ぎは太ってしまう?

豆腐の栄養価が高いことはよく知られています。カロリーだって絹ごし豆腐でも100gあたり56kcalなので、それほど気にする数値ではありません。

しかし、豆腐に含まれる脂質の量はご存知でしょうか。豆腐は、大豆イソフラボンや良質な植物性たんぱく質が豊富で、さらにビタミン・ミネラルも豊富なので、健康にいいイメージがありますが、脂質がたっぷりと含まれています。実は、絹ごし豆腐100gあたり脂質は3g含まれています。

それでも、豆腐のタンパク質は植物性タンパク質であり、脂肪になりにくいので大丈夫と思われるかもたもいるでしょう。しかし、豆腐ダイエットなどで、毎食ごはんの代わりに豆腐を食べ続けた場合、小茶碗1杯分のごはんが約168kclに対して絹ごし豆腐1丁も168kcal、木綿豆腐では1丁あたり213kcalもあります。これは、明らかに脂質とタンパク質の摂りすぎになります。

また、豆腐を使った料理もたくさんあります。調理方法によっては、カロリーが高くなるものもあります。調理方法にも注意し、豆腐を食べすぎないことが大切です。

豆腐の食べ過ぎはおならが匂う?

大豆や豆腐などの大豆製品を食べておならが臭いという方がいます。その多くは過剰なタンパク質の摂取が原因です。タンパク質は通常は消化されるアミノ酸によって分解されますが、タンパク質の過剰摂取によって腸内まで分解されずに到達すると、悪玉菌によって窒素を含む有機化合物が産生されてしまいます。

この窒素という成分はタンパク質に含まれる中の臭い匂いの原因です。特に、納豆は大豆を発酵させていますので、そのタンパク質を含む栄養価は大豆より豊富に含まれています。納豆の食べすぎでおならが臭いということがありますので、ご注意ください。豆腐や納豆を食べ過ぎた場合には、乳酸菌を食事に取入れて善玉菌を増加させて腸内環境を整えてください。

豆腐の食べ過ぎはお腹がゆるくなる?

豆腐は食べ過ぎてしまうと下痢を引き起こしてしまいます。豆腐を固める時に使用される「ニガリ」が下痢の原因だと言われています。ニガリには、酸化マグネシウムという成分が含まれています。この酸化マグネシウムは病院で処方される下剤にも多く使われている成分です。

豆腐を食べ過ぎてしまうと、結果的に酸化マグネシウムを多く摂取することになり、お腹が緩くなってしまいます。もともと野菜をしっかり摂ってミネラルが充分にあると、豆腐を1/8程度食べただけでも下痢してしまう方がいます。豆腐の食べ過ぎには注意しましょう。

豆腐の食べ過ぎは生理が遅れる?

豆腐は大豆由来なので、本来は安全性が高い成分です。しかし、大豆イソフラボンは女性ホルモンに類似した成分で、摂りすぎるとホルモンのバランスが乱れると言われています。確かに、大豆イソフラボンの成分は女性ホルモン「エストルゲン」と似た働きをします。そのため、更年期症状の予防や改善、乳がんの予防、骨粗しょう症の予防に効果的だと言われています。

大豆イソフラボンを摂りすぎて月経周期が長くなったという報告もありますが、その相関はまだ明らかになっていないのが現状です。しかし、豆腐ばかり食べ過ぎて栄養が偏ってしまうのはよくありません。健康が害され、結果的に生理が遅れてしまうこともあります。食べ過ぎに注意し、バランス良く摂取しましょう。

1日の豆腐適正量は?

乳児(離乳食初期~離乳食後期)

豆腐は離乳食の初期から使用できる食材です。ただし、離乳食開始の1日目から使用できるわけではありません。離乳食を開始して1週間以上経過していること、10倍がゆや野菜や果物が食べられるようになってから使用してください。1回の豆腐の目安量は20gです。

ただし、最初は小さじ1杯から開始してください。また、必ず熱を通してください。小さじ1杯に慣れてきたら、徐々に増やしていきます。摂取量には個人差がありますので、お子さんの様子を見ながら量を調整してください。

離乳食中期(生後7ヶ月~8ヶ月)になると、食べる量を見ながら量を次第に増やしていきます。1回あたりの摂取量の目安は30~40gくらいです。この時期も加熱した豆腐がです。

離乳食後期(生後9ヶ月~11ヶ月)の時期も加熱した豆腐がよいでしょう。この時期になると、食欲が増し食べ方も豪快になってきます。1回の目安は50gくらいになりますが、体が大きな子や小柄で小食な子には量を調整してあげてください。豆腐は好きな子が多いため、食べ過ぎには注意しましょう。

1歳~1歳半(離乳食完了期)

この時期から、腸の働きや消化器官もしっかりしてくるため、生の豆腐にも挑戦してもよいでしょう。ただし、下痢をしたり、本人が嫌がる場合は中止して様子を見ましょう。1回の目安量は50~60gくらいですが、生の豆腐を開始するときは少しずつ与えるようにしましょう。そして、豆腐の調理方法によっては食べ過ぎる場合もありますので注意しましょう。

幼児

この時期の1日に必要なエネルギーは1200kcal~1400kcalです。幼児は体が小さいわりに多くのカロリーが必要になってきます。1日に必要な栄養源で主要なのは、身体を作るタンパク質、エネルギー源となる炭水化物、その他にもビタミン・ミネラルなどたくさんあります。

だからと言って、食べ過ぎて栄養が偏ってしまってはバランスが崩れてしまいます。幼児期の豆腐の1回の目安量は80gくらいです。お子さんの食べる量や様子を見ながら、バランスよく与えましょう。欲しがるからと言って与えていると摂りすぎてしまうので、食べ過ぎには注意しましょう。

次のページ:日常的に豆腐を摂取する場合の注意点は?

初回公開日:2017年10月17日

記載されている内容は2017年10月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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