Search

検索したいワードを入力してください

にんにくの臭いの原因と匂い消しに方法まとめ

更新日:2020年08月28日

にんにくたっぷりの餃子やラーメンにパスタ。どれもおいしいです。しかしにんにくの入った料理を食べるとついて回るのが「匂い」問題です。なぜにんにくはあのような匂いなのでしょう?においの原因や成分、にんにくの匂いの消し方についてお話しします。

にんにくの臭いの原因と匂い消しに方法まとめ

にんにくの臭いの原因

最近疲れがとれないなと感じたり、明日は気合を入れないと、と思うとき、積極的にとりいれたくなるのが「にんにく」です。女性にのイタリアンや、男性の中華料理など、のメニューにはにんにくが入った料理が多くあります。そこで気になるのがやはりにんにくを食べた後の「臭い」です。

にんにく大好き、にんにくを使った料理も大好き、なのに、食べた後の臭いのことを考えるとついつい避けてしまうお気持ちもよく分かります。あのにんにくの強力な臭いの原因は一体何なのでしょう?

にんにくの臭いの原因

にんにくの臭いという言葉を見ただけでも思い出せる、あの特有の臭いの原因は、にんにくに含まれている「アリイン」という成分なのです。しかし、調理前のにんにくの臭いを嗅いでみても、とくに悪臭を初ようなことはありませんよね。それもそのはず、この「アリシン」という成分は、何もしていなければ臭いは全くないのです。

アリシンとはどんな栄養素?

にんにくの臭いの原因となる「アリシン」は、にんにくだけではなく、ネギなどの香りの強い野菜に含まれる「香気成分」です。もともとは、生の野菜に含まれている「アリイン」が分解されることによって「アリシン」へと変化します。「アリシン」には、疲労回復を助ける働きがあり、さまざまな病気から体を守ってくれる働きももっているのです。

生活習慣病を抑制したり、血糖値の上昇を抑えてくれたり、血流の改善・感染症の予防などの、健康効果にかなり期待ができる食材です。食欲を増進させる効果もありますので、疲労回復にはもってこいといえるでしょう。

にんにくの臭いの成分

アリシンは「イオウ化合物」の一種であることから、強い臭いをはなちます。しかし、先ほどお話しした通り、何も手を加えていない状態だとアリシンは全く臭いがないのです。実はアリシンは、にんにくなどのアリシンを含む食材を切ったり潰したりして、組織を壊すことで臭いを発生させる栄養素なのです。臭いを発生させる条件は、加熱調理も同様です。

なので、にんにくを細かくすればするほど、原型となる「アリイン」と「アリナーゼ」という酵素が結合し、大量の「アリシン」が発生してしまいます。これがあのにんにく特有の強い臭いを作り出している原因なのです。

にんにくの臭いの対策法

にんにくの臭いの特徴は2種類存在しています。どちらの状況にあてはまるかで、にんにくの臭い対策は変わってきます。以下にご紹介する2種類を参考に、当てはまる方法で臭いの対策をおこってみましょう。

にんにくを食べた直後の場合

にんにくを食べた直後に発生するのが「アリルメルカプタン」という物質です。この「アリルメルカプタン」が食べた直後の臭いの一番の原因となるのですが、不思議なことに「アリルメルカプタン」は微量であれば人によっては「良い香り」と認識されることもあるようです。しかし、基本的には「アリルメルカプタン」は悪臭となりますので、あまり期待はしないほうがいいでしょう。

にんにくを食べた直後の臭いは、この「アリルメルカプタン」が主な原因となりますので、胃の中からの臭いではなく、基本は「口臭」として臭いが発生しています。そこで食べた直後の場合は講習に直接的に働きかける「ガム」を食べる行為や、歯磨きや口内洗浄が効果的です。ちなみに、この「アリルメルカプタン」が発生させた臭いに関しては、何もしなくても1~2時間も経過すれば臭いが無くなると言われています。

にんにくを食べた後1時間以上経過している場合

実は、食後のにんにくの臭いより、時間が経過した臭いのほうが威力を発揮してしまうので、なかなか厄介なのです。にんにく食後1時間以上が経過すると「アリルメチルスルフィド」という物質が臭いを発生させます。この「アリルメチルスルフィド」腸から体内へと吸収されます。その後血管を通して体中に広がっていくのです。

するとこの「アリルメチルスルフィド」は、肺のガス交換が行われたのち、息の一部として、口臭に代わり体外へ放出されます。血管を通じて体内に広がっているので、毛細血管を通じ、体内のあちこちの毛穴からもその臭いを放出します。この時、毛穴に溜まっている老廃物や汚れなどとまじることで、さらに悪臭を放ってしまうのです。

時間が経過すればするほど対処法は大変になり、放たれる悪臭も強くなっていきます。この状態でできる対策法は、とにかく体内から「アリルメチルスルフィド」を追い出すことです。「アリルメチルスルフィド」を体内から追い出すには「汗」や「尿」として体外へ排出するしかありません。できるだけたくさんの水分を摂取したり、運動や入浴をするなどして、利尿・発汗を促すのが一番です。

にんにくの臭いはいつまでつづくのか

次のページ:にんにくのにおい消しにもの

初回公開日:2017年08月08日

記載されている内容は2017年08月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Related