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皮も食べれるピオーネ・皮のむき方・食べ方・栄養

更新日:2020年12月22日

ピオーネはぶどうの王様である巨峰とマスカットから生まれた交配種でそれぞれの良いところを存分に受け継いでいます。ピオーネの皮は少し固いですが、栄養価も高いので捨てずに食べるのがです。今回は皮を使ったジャムの作り方やピオーネの気になる疑問を解説します。

皮も食べれるピオーネ・皮のむき方・食べ方・栄養

ピオーネの皮に含まれているアントシアニンは強い抗酸化作用を持っています。抗酸化作用というのは簡単に言うと「病気の原因となる活性酸素を除去する働き」のことを指します。私たちは生きる上で酸素が不可欠ですが、酸素を取り入れてエネルギーへと変化させる過程で活性酸素が生まれてしまいます。活性酸素が増えてしまうと動脈硬化や生活習慣病になりかねません。それを抑えてくれるのが抗酸化作用という訳です。

だからこそ、健康で美しくいるためには加齢により衰えていく体にアントシアニンを取り入れることが不可欠だと言えるでしょう。

ピオーネの皮で若返り効果!?

上記でもご紹介している「活性酸素」というのは肌の老化を促進させてしまいます。そのため、抗酸化作用があるアントシアニンを取り入れることで老化防止にもつなげる事ができるでしょう。

ピオーネの皮は眼精疲労・視力回復にも効く!?

パソコンやスマホの使い過ぎで目が疲れてしまうことを眼精疲労と言います。眼精疲労はひどくなると頭痛や吐き気、肩こりなどの症状を起こしてしまい目以外の場所に疲労がどんどん蓄積されていきます。目で見た視覚情報を脳に伝えるために働く物質を「ロドプシン」というのですが、ピオーネの皮に含まれるアントシアニンは、ロドプシンの物質の合成を促す働きをしてくれるのです。

こういった理由から、視力回復や眼精疲労の回復にアントシアニンは効果的だとされているので現代社会において最も積極的に取り入れたい栄養素だと言えるでしょう。

ピオーネの皮でジャムを作る方法

ピオーネを食べる際に剥いてしまう皮ですが、そのまま捨てるのは勿体ないということが分かりました。たっぷり含まれたアントシアニンを余すことなく味わうためにも食べやすいジャムへと作り変えてしまうのはいかがでしょうか。

ジャムですと甘みも増し、皮に含まれた栄養素も果実と合わせて丸ごといただくことができます。ここではジャムの作り方と合わせて、ジャム作りの気になる疑問を解消していきましょう。

農薬使用は問題ない?

巨峰に限らず市販されているフルーツはほとんどの場合で農薬は使用されています。ピオーネの皮を使用するとなるとどうしても気になってしまうのが農薬なのではないでしょうか。結論から言いますと、ピオーネの農薬は結実する前に散布が行われておりますので問題はありません。

さらに言うと、結実したあとはピオーネ自体に袋が被せられ、農薬や害虫から守られた状態になりますので害がないと言えるでしょう。たまに皮についている白っぽい粉が気になる場合がありますが、それはピオーネ自体が水分の蒸発を防ぐために自発的に出す「ブルーム」という物質なので口にしても害もなく安心して食べる事ができます。

皮の渋みは大丈夫?皮の色を出す?

皮は色出しに使うだけなので渋みが残ることはありません。ティーパックなどに皮を入れて一緒に煮込み鮮やかな色味を存分に出してあげましょう。

◆ジャム作りの材料◆

・ぶどう⇒種なしピオーネ400g
・グラニュー糖⇒80g
・レモン⇒大さじ1

※ピオーネは糖度が高いため、砂糖の量が控えめになります。

◆ジャム作りの手順◆

・ピオーネの皮を剥いて鍋に果実をいれていきます。
・グラニュー糖とレモン汁をぶどうにふりかけて約20分放置します。
・ピオーネの皮は紙パックやティーパックに入れて鍋に一緒に入れます。
・木べらでかき混ぜながら25分ほど煮詰めます。
・ぶどうの粒々感が残った美味しいジャムの完成です。

※ティーバックは最後に取り出してしまいましょう。
※粒々感を失くしたい場合はブレンダーなどで混ぜましょう。

ピオーネは食べやすさも美味しさも王様級

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初回公開日:2017年12月22日

記載されている内容は2017年12月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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